ミセスフィクションズのファッションウィーク 公演情報 ミセスフィクションズのファッションウィーク」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
1-20件 / 21件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/08/10 (土) 13:00

    初デートに臨むオンナのコの心情を「演劇的手法」で表現(現在公開中の某CGアニメーション映画も想起)したなかないで毒きのこちゃん、道徳観念がズレた世界を描いた日本のラジオ、某特撮ヒーローものオマージュ(なのか?(笑))のMrs.fictionsと、各団体の特質を前面に押し出した短編オムニバス。各編のタイトルと団体名を表示する「あれ」もテーマにちなんでナイスアイデア。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    なかないで、毒きのこちゃんとMrs.fictionsと日本のラジオを観るんだ、3団体一緒に観るんだという強い気持ちできました。何が何でも初日に、という気持ちで。
    「ファッション」をテーマに、タイプの異なる団体がやはりタイプの異なる作品を発表する、言うなれば、ファッションショーケース演劇!

    明日のデートに着ていくお洋服を巡って様々な心が脳内会議を繰り広げるかわいらしいコメディで劇場内のモードをグッと温めた、なかないで、毒きのこちゃん。

    ヒヤッとしたり、クスッとしたり、ホラーサスペンスともブラックコメディとも言える作風で舞台上に独特の湿度と磁場を生み出す魅惑の日本のラジオ。

    そして、特撮好きの恋人とそんな彼に影響を受ける女性の物語を通じて、今と昔、変わりゆく時代と変わらないもの、その狭間で起きる心の葛藤や信念の行方を炙り出したMrs.fictions。

    愛らしくて、かっこよくて、楽しくて素敵な作品群でした。
    タイプの違う演劇を一気に観られるの豊かだし、1作40分強という短尺なのに見応えが濃密で各々の劇作の力を堪能。
    (Tシャツを買ったので一人でお家ファッションウィークやるぞっ!)
    個性豊かな3団体を一挙堪能できる、この夏限りの演劇(とファッション)のお祭り。
    昨年恵比寿で観る予定だった方も、演劇が初めての方も気になったが吉日な企画だと思います。
    チケットがタグなのもニクい〜!
    余談ですが、幕間?に岡野さんと並ぶ俳優さんが舞監さんと知る。ランウェイまでモノにするなんて素敵!おしゃれして感想語る会ファミレスとかでやりたい。そんな作品でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    この劇団の長編作品は以前確か二作程観たが、やっぱりMrs.fictionsと言えば他団体とのオムニバス企画、劇団の「看板」である。15minutesにおいても必ず「最後がミセス」、トリを飾る。これが良い出来でなけりゃ様にならないし、他団体とのレベル差があり過ぎても良くなく、全体で一つのエンタメに仕上げる力にいつも感心しつつ不思議がっている。
    今回のテーマ「ファッション」は各劇団とも絶妙な距離感(縛られなさ)があって(日本のラジオはほぼ無しとも言えるが、他のグループも角度が異なるのでその事の違和感も特になく)、HARDOFFの古着コーナーのような衣裳がズラッと掛かった長めのクローゼットが下手、上手に据えられた装置で、劇を上演するので、言わば装置がミッションを代行してる案配。
    三作上演して二時間余。時間的には各劇団バラつきなく、アプローチは各様で絶妙にバラつきあり。充実感ありであった。

    ネタバレBOX

    泣かないで、はデートを前に何を着て行くか迷ってるJKの内面を代弁する様々な「自分の心」(乙女心、老婆心、探究心、羞恥心、等等7体)が喧しく「自分」を責め立てる。
    日本のラジオはどうやら宇宙人的な存在(男女二人)が、奇妙な具合に会話をする。部屋を案内されるのだが、自分が部屋の主だと主張する3人が順次登場して混乱し、混沌に陥るがある決着に辿り着く。不条理要素大。
    Mrs.fictionsはウルトラマン愛を大学時代の彼氏に植え付けられた彼女が一足先に社会人となり円谷プロに入り、「新時代のウルトラマン」を模索する企画プロジェクトに抜擢され、その過程においても彼氏の助言を得たり、プラダとの提携を取り付けた事で進み始めた(換骨奪胎した)ウルトラマンの脚本に彼氏を起用したりする。歴代ウルトラマンの放送内容のみならず製作の裏事情も知り尽くしたウンチクを彼女の方が雄弁に語る後半。留年続きの彼氏が自分の中の「理想のウルトラマン」が崩され忸怩としながらも実績を上げてる彼女を止める事はできない中、突如として訪れる結末。ほろ苦さが広がる。一つの恋愛模様が、ウルトラマンとプラダを大々的に経由してシンプルに提示されるオチが流石であった。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/08/12 (月) 12:00

    短編(とは思えない充足感)×3本という初めてのタイプ、まんまと3組とも好きになりました!こんな公演があっていいんでしょうか!!
    ファッションウィークということで、色んな意味で「オシャレ」だったな〜と。あぁ、自分もオシャレしたいな...
    こんな素敵な方達が、理不尽に負けず公演できていることがとても嬉しいことだなと思います。また見に行きますねー!

    ネタバレBOX

    以下は思考ダダ漏れ徒然感想文です。

    冒頭の岡野さん、齋藤さんのファッションからもうギュッと。マジでオシャでした。ずーっと。
    ーーー
    なかないで、毒きのこちゃん『ハオちゃんはデートです。』
    ・いきなりハオちゃんの可愛いすぎるダンスにきゅん。直後の叫喚のギャップでさらにきゅんでした。
    ・演劇版インサイド・へッドとみんなよぎると思いますが(未見)、それぞれの心が際立って暴れ回るんだけど、結局全部自分だから根底でリンクしてたり、滑稽さが面白かったです。立ち位置も心情と関係あったりするのかも。
    ・それぞれの心が独立したキャラだからこそハオちゃんのちょっとおかしな部分がよりコミカルに昇華されていたと感じました。瞬足履くマインドもあれば、下心もあれば、ゾゾの履歴調べちゃうハオちゃんもいたり。
    ・第四の壁超えて照明演出を組み込んだり、自分たちが細胞になれたの嬉しかったです。細胞の多数決とかも面白いかも。
    ・たっぷり時間使って描かれるのがデートの服選び、ほぼ確で両思いなのに存分に悩んじゃうのキュートで好きです。
    ・『ハオちゃん』ってファッションを纏って現れた時は、全部受け入れられたんだね、しかも超おしゃれじゃんって、泣いちゃいそうなくらいじーんとしました。
    ・ラストダンスも素敵!

    幸せで楽しくてめっちゃ好きです!また見たい。ハオちゃんシリーズも見てみたいです。
    ーーー
    場面転換の絡みもファッションウィークならではの演出が見られて好きです。
    ーーー
    日本のラジオ『浴室にて改』
    ・ガラッと変わった世界観に綻んだ顔を整えました。Siriみたいな会話で宇宙人?かと思ったら村の人で、純粋なインモラル、イリーガルをさっぱりと描かれていたな〜と。
    ・村の2人が洗練されてる感じがして。デザインが先端的な村だったのかな。剥ぎ取ったのか。
    ・棒!
    ・あんまり要領をえなくてふわふわしてるけどシャープというか、みんな人間味を少しずつ削がれた感じで見たことない会話劇でした。磯野さんも仰ってましたが言葉選びが絶妙ですよね。
    ・途中の「作者が〜」の部分はあまりわからなかったです。私3人の会話を確保するために浴室へ行かせたことの説明でしょうか?
    ・閉じ方もお風呂でおしゃれでした。

    お芝居、作風がおしゃれって感じました。忘れがたいコクを感じさせる、シェーブルチーズみたいだと思います。
    ーーー
    Mrs.fictions『およそ一兆度の恋人たちへ』
    ・思ったよりウルトラマンでした。ああやってオタクと周囲を演劇で描写されると刺さるものが、、
    ・ウルトラマン好きなのでそこも楽しめました。バルタン星人の影、笑いました。昭和のウルトラマンにも興味が湧きました。もっと小ネタ多くても楽しいかもです。
    ・事情が10年以上前なので、令和ウルトラマン絶賛人気の現在だと若干没入しにくかったですが、仮面ライダーと比べ苦汁を舐めていた時期をどことなく肌で感じました。
    ・ウルトラマンPRADA、色んな意味で厳しそうですが1話だけでも見てみたいです。
    ・ゼットンが好きなのでタイトルからして心小踊りでしたが、まさかあんな形で回収されるとは。。一番心がぎゅっとなりました。どっちの気持ちもよくわかりました。でもあそこまでウルトラマン好きを理解しながら「ゼットン」、一兆度の火球で例えるのはかなり酷だなって。でも最終的に応援して、思いを託してくれて少し救われました。
    ・2人の愛の形も嫌味がなくて微笑ましかったです。趣味を共有できるって素敵。
    ・岡野さんももちろん、紺谷さんがウルトラマンのヒロイン隊員すぎて圧倒されました。
    ・齋藤さん、うーちゃんもですがお母さんの時の方言がナチュラルすぎて感嘆しました。
    ・根本さんの怒涛のプレゼン、労いたいです👍
    ・一瞬でもウルトラマン見せてくれて嬉しかったです。屋代さん、ティガダークみたいで普通にカッコよかった。。!
    ・でかい声で挨拶するように心がけたい。

    パロディ発進なのに(?)構成もファッションもしていて、これまた素敵でまた違う満足感を得られました。というか、3組ともファッションウィークのために作ったんじゃないかというくらい親和性というか、食べ合わせがよかったと思います。
    ーーー
    アフタートーク
    ・なぜ磯野さん?と思っていたのですが興味深い繋がりも聞けて、おわりの会にぴったりのちょうどいい温かさの時間でした。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    同じセットで3団体オムニバス。どれもおもしろい ハズレなし。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/08/12 (月) 16:00

    3団体が中編をそれぞれ上演するショーケース。それぞれの味をしっかり感じる楽しい舞台だった。48分,42分,44分。
    なかないで毒きのこちゃん『ハオちゃんはデートです。』は、西くんと初めてのデートに行くのに洋服を選ぶハオちゃんだが、さまざまな心が沸き起こって、…という物語。同団体らしい味と愛のある舞台だった。
    日本のラジオ『浴室にて改』も、彼ららしいブラックなストーリー。旅する男女2人が、たまたま知り合った女性に家に誘われるが…、の物語。前半は男女2人の個性がブラックなのだけれど、後半は女性の存在感がブラックで、リアルにやったら気持悪くなるレベルなんだけど、無機質なセリフの言い回しが、それを回避してる。
    Mrs.fictions『およそ一兆度の恋人たちへ』も、愛にあふれた作品が多い同劇団らしいウルトラマン愛にあふれた作品。ウルトラマン・ヲタクの彼と半同棲する女子大生・U子が、ウルトラマンを復活させようとするが…、の物語。神は細部に宿る、と言うか、細かい差異にこだわる面白さがあって、脚本と演技者の双方の巧さを感じる。
    3劇団の組合せがサイコーで、こんなに作り方が違う劇団を一気に観られるというのも豪華。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鳥皮さん。次作は「西くんは、デートです。」でお願いします。
    日本のラジオは「ハーバート」を観て以来です。棒を見れば渡辺さんを思いだす。
    夏の振替上演で観た作品がパーワーアップして楽しめました。斎藤さん凄い!













    ネタバレBOX

    チケプレ招待ありがとうございました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    鑑賞日2024/08/11 (日) 18:00

    素晴らしいお芝居の内容と、集客数との剥離が100万光年・・・
    内容がいいだけに、出来るだけ沢山の方に観て頂きたい!!!!
    本物の作品が金銭的に報われないことほど、悔しいことは無い
    以上同じことを別表現で3回言わせて頂きました

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    とても楽しかったたです。

    ネタバレBOX

    中でもMrs.fictions の作品が作品中に使われる作品への愛情を感じて大好きでした。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    これはめっちゃ楽しいオムニバス作品集。インサイド・ヘッドのオマージュ?交通ルール無視のUEは自分も狩りたいと思う。ウルトラマンプラダはアリだなー(これが一番ツボにきた)。どれもが大いに楽しめました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    プロデュース力に感服しました。3つの団体の持ち味が素晴らしいハーモニーとなって飽きることがないです。特にMrs.fictionsのウルトラマンネタの郷愁っぷりは、世代の私達にとっては最高のものとなりました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    ファッションを基軸とした
    三つのオムニバス作品
    上演後に観劇の余韻を愉しみましょうと
    おわりの会を加えて
    なんと二時間半もの作品ですが
    込められた情熱が凄くて
    とても楽しめた時間になりました
    チケットも洒落て
    服飾の値札風にしてましたわ

    ネタバレBOX

    ラストのウルトラマン プラダ
    そのクオリティと
    ウルトラマン愛が
    大変自分的にツボで
    あまりにも的確な
    ウルトラシリーズの評価に脱帽です

    そ~だよね~
    おバカな怪獣相手の初代と
    根の暗い宇宙人相手のセブンとか
    アニメの80評価は
    ホント納得でした

    浴室の
    Uber Eatsをとる
    とかの言葉遊びも楽しかったし

    初デートに悩む
    脳内自分会議は
    タイムリーなインサイドヘッド
    または はめふらのカタリナさま
    古い漫画だとダークグリーンとかだと
    多重人格を夢の中に置き去りにして
    主人格だけ現実世界に帰還する話とか
    頭を過ぎりました
    お相手のニシ君の多重変化は良かった

    因みにウルトラマンプラダは
    カラータイマーのとこに
    ちゃんとプラダのマークが......
    good!
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    3団体によるオムニバス公演。
    それぞれタイプは違うのですが、どれも面白かった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    個性的な3団体による各40~50分の短編劇。それぞれの団体の特徴が出ていて面白く、転換もとても素敵でした。
    公演中なので、短評はネタバレで。

    ネタバレBOX

    「ハオちゃんは、デートです」初見の劇団さんでしたが、わちゃわちゃ感満載ながらもついつい応援したくなる舞台。唯一の男性キャスト岩原さんは流石。
    「浴室にて改」久しぶりの日本のラジオさんでしたが、相変わらずのシュールな会話劇で面白い。ついつい「棒」を持ちたくなる。
    「およそ一兆度の恋人たちへ」DVDで朗読作品は観たことがありましたが、その世界観通りの舞台でした。とても好きな作品です。
    個人的には、各演目に何か少しでも繋がりがあればとも思いました。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    同じ舞台美術でそれぞれの劇団さんが繰り広げるお話が面白かったです。終演時頭痛に見舞われたのは、水分を取ることさえ忘れていたからと思いますので、今後観劇される方はお気をつけください(追記予定)

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    若い、と言っても十年くらいのキャリアのある世相コメディ系、あるいはコント系の三劇団の45分前後の短編三作の合同公演である。ミセスフィクションズはその間に「花柄八景」という大当たりがあったので今回も発起人的存在だ。確かに花柄はよかった。(小劇場フリークにとっては突然でなかったのかもしれないが、めったにアゴラまでは足が伸びない)普通の芝居好きには突然現れたこの意味の分からない劇団名の舞台には、いままでのコメディ系に欠けていた空間を突く意外性があった。結構よくある古典的設定や展開を使っているのだが、そこに現代性を下品に陥らず(ここは大きい)織り込んで、百人以下の劇場の熱量を上げていく。初見では驚いたものだった。その後、「伯爵のおるすばん」も見たが、こちらはさしたることもなかった。もう少し見てみたいと思っていたが、コロナもあってこの劇団めったに公演をしない。作者もほかの活動の場に触れることがなかった。
    芝居者が引っ込み思案でどうする!と言いたいところだが、発表作品が少なすぎる。
    今回の「およそ一兆度の恋人たちへ」も、面白い設定だし、笑いも考えて織り込んでいて三作のなかでは完成度は一番だが、短かすぎる。花柄も後二十分は行けるし、この作品ももっと練りこめば、単独公演が打てたのに、と思う。プラダとウルトラマンの使い方など、これはビッグネームなのだからもっと若い主人公を絡めて膨らまして面白くなったのにと残念。とにかく、作者が濫作できる年齢はそれほど長く残されていない。どんどん思い切って書いてみることだ。清水邦夫は劇作でいいのは40歳まで、と言い、ケラはそのころは年に六作(長編)は書かなければ、という。井上ひさしはテレビの連続ドラマで腕を磨いた。あまり例のない才のある中嶋康太という作者とミセスフィクションズには作品で勝負に出てほしいものである。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    鑑賞日2024/08/09 (金) 14:00

    135分。かえりの会除く。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    猛暑日が続く中、日頃頑張った自分へのなんだか特別なご褒美的なお祭り公演でしたね。
    一言、この公演に関わるすべての方々へ精一杯の有難うの気持ちよ、届けっ!!としか言えない満たされた時間に感謝。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初日を拝見しました。どの団体さんも個性ある作品で面白かったです。年代的にもウルトラマンの辺りは知ってる知ってる的なところもあって。
    楽しい時間ありがとうございました。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★★

    初日を拝見。何を書いてもネタバレまがいになりそうだから内容には触れないけれど、3劇団それぞれ違った楽しさ。所用があって終演後の「おわりの会」に参加できなかったのが残念だった。

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