新春浅草歌舞伎 公演情報 新春浅草歌舞伎」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 満足度★★★★

    第2部千秋楽は亀治郎さん卒業式
    いってきました!新春浅草歌舞伎千穐楽、亀治郎さんの最後の浅草の公演に。
    第2部敵討天下茶屋聚(かたきうちてんかちゃやむら 通称天下茶屋)のほうです

    お年玉といわれるご挨拶、亀治郎さんは決してくだけずまじめに固めに。
    笑顔も少な目の珍しいお姿。

    亀)「10年間(14年間?)浅草で公演して、浅草に育てていただいた。
    初期は2階席なんか数えるほどしかお客さんがいなくて、どうすれば歌舞伎が根付くのか試行錯誤してきた
    今日のように満員で、浅草では平成中村座も公演している、2座公演できていることはすごいと思う
    400年の歴史のある歌舞伎を、今後もお見捨てなきよう」

    ネタバレBOX

    メインの天下茶屋ですが、亀さん演じる元右衛門は小悪党の典型のような男。恩ある主を裏切って敵に寝返りながら、自分が殺されそうになると逃げ回る。これ、シリアスなお芝居じゃないんです。人は何人か死ぬんですが、小悪党が逃げ回るところを楽しむドタバタ喜劇なんだと思います、ドリフのコントが長いような芝居。難しいこと考えなくて単純に笑い転げて楽しむんです。
    筋も簡単、難しいこと考えなくても良い、たまにはそういう観劇があってもいいですよね。

    普通の歌舞伎では、最後大団円でお辞儀して幕。おしまいのはずが、なぜか再び幕が開き、片岡造酒頭姿の亀治郎さんご登場、その後ひとりひとりの役者が登場しては礼って、えーーカーテンコールするの?歌舞伎で?って思ったのですが、違う趣向でした。いつのまにか亀さんは舞台にいなくて・・・

    最後に登場したのは地獄に行った三角の布を付けた元右衛門(小悪党)姿の亀治郎さん。
    それで、地獄の責めにあい、閻魔の口上が「14年間、この浅草を騒がせた咎により」・・・
    ここで横断幕が広げられるんです
    「亀治郎さん
    14年間お疲れ様でした
    猿之助襲名おめでとうございます」の大きく書かれた文字。
    布にはファンからの多数の寄せ書きがありました。

    千秋楽を観にいけて亀治郎さんの感慨も受け取った感じです
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    ただ、こののお芝居の筋書きは決して面白いものではありません。歌舞伎に良くある、実は、実は、の入り組んだ展開は全くなく、どちらかといえばこのくらい筋が簡単なら心情描写するとか小悪党の元右衛門の社会的地位によるゆがみだとか、そういうむしろ「近代的何か」で脚色した上演も考えられないかと思った次第です。もちろん亀さんの「ドタバタ喜劇」もこれかこれで大いにありで、何も考えずに大いに笑えたというのは喜びではあります。



  • 満足度★★★★★

    第2部観劇
    新春浅草歌舞伎としては初観劇ではあったが,さすがに本物は違う。素晴らしい出来と思った。とにかく亀治郎が良い。表情,しぐさ,見得,どれをとっても見ごたえある。もちろん,亀治郎以外の愛之助,春猿,巳之助,どれを見ても一級品,とにかく満足できる。小劇場ももちろん良いが,今年もできるだけ歌舞伎鑑賞に行きたいものである。

  • 満足度★★★★

    新春歌舞伎(昼の部)
    毎年年初は、若手中心の浅草歌舞伎を見に行きます。
    亀治郎さんは今回を持って、卒業とのこと。
    最後を飾る演目は『南総里見八犬伝』。この話は昔NHKの人形劇で観ていたと思うが、さっぱり覚えていない。
    でも、八犬士が勢ぞろいする場面などは見応え十分でした。
    『廓文章』は上方和事の代表的な作品の一つとのこと。愛之助さんが伊左衛門役。これは初役だそうだが、大店のぼんぼんが、落ちぶれて、廓に恋人を訪ねる話しで、ユーモラスたっぷりの面白い話でした。

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