実演鑑賞
満足度★★★★★
木曜日拝見。とても面白かった。感情豊かな演技、あったことはないがまるで本人のような太郎さん他の人々、ステージのつくりもよかった。とても楽しい感動的な時間でした。
前作も素晴らしいと思いましたが、本作も本当によかったです。次回も気になりますね
実演鑑賞
満足度★★★★★
面白い、お薦め。
1970年日本万国博覧会の開催に係る出来事を、岡本太郎を中心に描いた群像劇。
タイトル「黒い太陽」が、岡本太郎の心にある深く強い思いであることに感動した。これは、芸術家 岡本太郎だけではなく、多くの人の普遍的な<思い>ではなかろうか。
なお、上演前には当時の実況中継等が流れ、その雰囲気を知ることが出来るので、早めの会場入りをお勧めする。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)
実演鑑賞
かなり昔目にした作演出の今の仕事を味わう事ができた。魅力的なタイトルにも惹かれて静かに心踊らせ会場へ駆け込んだところ(久々に息を上げて走った)、劇場スペースを半円状に取り囲むように(二列程度)置かれた座席の一角に案内され、有り難い程の見やすい席に収まり、開演から観る事ができた。
渡された配役表に岡本かの子、一平そして太郎とある。(末尾に瀬戸内晴美とあるのはお遊びの役名だったよう。)そして冒頭、丹下健三と事務方らしき若い男女との会話。万博か・・。奥の暗部(役者もはける)に向かう感じと言い、装置も悪くない。広い円形の盆のやや奥に塔が立ち、円の周りには更に白のライン(幅40cm程か)が少し波打った輪郭で引かれ、天井にもそれを写すような円形のラインがある。今話題の2025大阪万博で予算が問題視されている「屋根」(輪っかが和を表すとか言ってるアレ)を想起させ、のっけに警戒心がもたげる。半世紀前の万博へのオマージュを現在に引き込んで「批判も多いけど万博ありじゃね?」と折伏されちゃうんじゃないか・・と。が、この部分はカッコに括り、面白く始まった歴史劇を見始めた。
細部にはいつか触れてみたいが、「深いい話」「プロジェクトX」的な叙述には滅法厳しくなる自分にも首肯できる人間ドラマが、書き込まれていた。憎い台詞、思わずこみ上げる瞬間も。だが核心は岡本太郎の「精神」がどんな残像を観客の心に刻むか、だろう(それがこの題材を上演する意味だろうから)。通り一遍のメッセージに止まらない、体感を伴って染み込んで来る「太郎が見る世界」に、迫ろうとする作者の意志と、狙いは理解した気がした。役者も達者な人たちであったが、歴史に材をとった本作の場合脚本が評価の表に来るべきである。若干反響等のためか空間に「透き間」が空きそうな条件をふと感知したが、濃密な劇空間が作られていた。
・・いま少し感想を書き継ぎたいが、また改めて。
実演鑑賞
満足度★★★★★
板上は作品内容が岡本太郎の作品“太陽の塔”制作依頼過程そのものの経緯に在る為、彼の作品にふさわしく極めて斬新、而も岡本が追求した美しさとしての機能美を具えたものである。今作、脚本の良さは無論のこと、演技、演出、舞台美術から照明、音響、制作に至る迄、総てが作品の趣旨に沿って見事に収斂している。必見の舞台。華5つ☆。尺は約110分。追記6月3日0時58分
実演鑑賞
面白かった。
感動的だった。
「プロジェクトX 」みたいだった。
というか「プロ~」と朝ドラ的岡本かの子物語の2本のマッシュアップ的な。
朝ドラで岡本かの子が取り上げられることはないでしょうが。(50年後くらいならあるか?)