実演鑑賞
満足度★★★★★
控えめに言っても言わなくても最高!
フローをはじめ看護師団が戦地へ赴くシーンでの曲とダンスがめちゃくちゃ良い。強い決意が表現されていて自然と涙が。
そして、フローが真に絶望した時、その理由がグレイの存在であるというところ、涙腺崩壊。なんでこんな悲しい物語を見せるんだ!と…
しかし、ラストのフローとグレイの再会、美しすぎる。
もう涙が止まらない。
裏切られる人生だったグレイに信頼する心を取り戻させたフローは凄い。
本当に観ることができて良かった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
舞台美術と、細かいマジカルな演出がまずすばらしい。マジカルというのは、寝床の死んだ人が魂(俳優)がぬけたあとも、死体(別の俳優がせりあがる?)は残っているとか、ゴーストとライバルが煙の中に入っていった後、煙が薄れると、そこには誰もいないとか。ちょっとした工夫とこだわりだが、見ていて驚きがある。
ナイチンゲールがただものではないことがよく分かった。女性は邪魔だ、という男社会に切り込んだジャンヌ・ダルクである。(ゴーストも「また神の声か。神が語り掛けるのは女ばかりだ」とぼやく)。看護師たちを募って、支援物資も集める社会起業家であり、非衛生状況を放置・隠ぺいする軍医の責任者と闘う改革者であり、本国の有力者に手紙を出しまくって、政治を動かす政治家でもある。そして、現場を回って負傷者に希望をあたえる「ランプの貴婦人」。小学生向けの偉人伝の中の人と思っていたら、とんでもない。「世界を変えた100人」の一人に選ばれる傑物だ。
派手さはないが、音楽もダンスも楽しめた。