実演鑑賞
満足度★★★
老舗クラブ『アカシア』を彩る人々をキャストの皆さんは魅力的に演じていたし、一つの世界が出来上がっていたと思う。反面、脚本は少々空回りしていた印象をぬぐえない。
全体的に見ると、短いエピソードをいくつもつなぎ合わせて一つの物語にしたようで流れがスムーズでない。メインキャストの「いちか」及び「華子」と亡くなった祖母との生前の交流が描かれていないため、クライマックスの再会(?)のシーンで感情移入できない。祖母の化身である新人ホステス(月下ひまり)の登場が唐突だし、彼女がいくらか大人びた物言いはするものの祖母を感じさせる何か(言葉遣いとか立ち居振る舞いとか)が表現されていたのかわからない。(観ている方はそもそも祖母がどんな人だったのか知らない)「香水の匂い」や「娘に対する呼び方」で孫たちに祖母と気付かせるのはいかにも即物的で興を削がれる。
以上、思いつくまま気付いたことを書いた。ハートウォーミング的な作品に仕上げたかったのかも知れないがそこまでたどり着いていなかったように思えてならない。もっと情緒が欲しかった。
実演鑑賞
満足度★★★★★
とても良かったです!
内容も面白いし、個性的な登場人物を役者さん達は好演していて、どんどん惹き込まれました。
笑いあり涙ありの盛り沢山の舞台でした。
自分の祖母、そして亡くなった人達の顔が浮かび、会いたくなってしまいました。
心が温かくなる良い舞台でした!
実演鑑賞
満足度★★★★
鑑賞日2024/03/27 (水)
出演陣とくに女優陣の個性にちりばめられた楽しい舞台でした。思わず、飛び込みたくなるような空気が漂う芝居には滅多に出会うことがないと思います。ホステス=役者なのか、銀座赤坂で確かめていきたいと思います(笑)