満足度★★★★
遅れ馳せながら、
楽日に観劇。
私は、男同士の友情が好きなのですけれど、
そうだよなぁー、女ばっかりだと、こうなるよなぁ・・・。
女って怖いなぁー。。。とか思いながらも、
それでも、やっぱり女である自分との親近感。
自分の中にもあるであろう部分に共感し、
感動しました。w
http://ameblo.jp/tc-tama/entry-10979238157.html (Ameblo日記)
満足度★★★
アンダースタディ版鑑賞
実際に福岡であった連続保険金殺人事件をベースにした生演奏付きの作品で、九州弁でのサスペンス的な雰囲気に展開の中に女たちの閉鎖的で歪んだな服従関係が描かれていました。
仲良しだった看護婦4人組が保険金目当てで家族を殺していく実話に創作の設定を付加していて、女たちの関係性を浮かび上がらせ、後半にはサスペンスな雰囲気の中にスラップスティックなおかしみもあって、物語に奥行きが出ていました。全体としては感情移入しにくい性格の登場人物が多いのもあって、いまいち盛り上がりに欠ける印象を持ちました。
格子状のパネルの位置を変えるだけで、看護婦のマンションの1室、新たに買ったマンションの屋上テラス、病院の中を描き分けていたのがスマートで、さらにドアを抜けてパネルの向う側に行くと動きをスローモーションにして空間の奥行きを感じさせる演出が面白かったです。
所々で役者たちが中島みゆきさんの曲をソロで歌うのですが、物語の内容と直接リンクしているわけでもないのにフルコーラスを歌うのは長すぎると思いました。ギターとベースのデュオbig☆bowは歌の伴奏だけでなく、至る所で即興的なパッセージを奏で、緊張感を高めていました。せっかく生演奏だったので、録音のBGMは使わない方が良いと思いました。
奇妙な支配力をもって殺人を主導する人物を演じた福島妃香里さんは見た目が若すぎて設定の中年女性には見えなかったのが残念でしたが、安定した演技と出演者の中で飛び抜けてレベルの高い歌唱力が魅力的でした。アンダースタディ版の1回しか出演しないのがもったいなく思いました。
満足度★★★
歌が長くない?
女優のみによる舞台。
但し、音楽劇の形で、伴奏者として“男性”のギターとベースのユニット”big☆bow“がサポートしている。
物語は桐野夏生の「OUT」を思い出す。
但し、殺した男死体を切り刻んでゴミ袋に入れて処分するというような血生臭さはない。
登場人物たちは、九州弁を話す。
笑いが時々あるのだけれど、それ程でもない。 サスペンス色もない。
どうも、舞台の方向性がはっきりしない。
場面転換時に中島みゆきの歌を歌う。
ほとんどは登場人物の一人がマイクを持って歌う。
“big☆bow”のオールドジャズ風演奏が心地よいが、いかんせん演奏が長い。
出演者の方々、決して下手ではないが、心に訴えるほどの歌唱力はない。
ミュージカルでもこれほど長々とは歌わない。
次の展開が気になるような舞台ではないので、歌がテムポを崩してはいないけれども、聴いていて飽きがきた。
この劇団。 音楽劇を好んで造って来た。 山元清多さんが亡くなり、坂口瑞穂さんが後を継いだ。 坂口さんは才能がある。 山元さんのテムポを今一度見倣って欲しい。