満足度★★★★
凄く洗練された舞台で
とても面白かった。
でも、フランスというとああいった分析的な?小説の印象が強い気がする。
フランス語の文法見てもそれはうなずける。
語順なんか正確には文法では決まってない、でも、たぶんセンスの上でという意味でのみはっきり語順が決まっているポーランドなんかが、ロマンチックな血潮が煮えたぎる文学が強いのもコトバゆえ・・?
自分がどちらを好きか、というなら、勿論ポーランド(シェンキエビッチとか、コトバの響き、文章の味わいといい・・でもだいぶ忘れた(笑
でも、フランスでしか生まれなさそうなロジェ・グルニエなんかも、恐ろしいほど魅力的な・・・まさに「文学」の存在する絢爛たるフランス(文学のない国は多数あるようだ・・)、これからどこに進んでいくんだろう・・?
いや、なんていうか、非常に勉強になりました!
自分も大好きな役者さんたちの演技も堪能させてもらいました(笑
満足度★★★★★
ファムファタール
少々地味だが実力派男優2人の会話が面白いが、それだけでは疲れる頃に、うまい具合に所々、内田淳子が華を添えに現れる。彼女の存在感の強さが、単なる「華」としてだけでは終わらせていないのがさすが。
今井演じる「男」にとっての女はまるで「引力」。 もう少し観ていたい気持ちになる。
この3人をキャスティングした企画サイドのセンスがよい。
満足度★
非常に難解な現代劇
まずいいたいのが、開演前にかかっていた大谷能生の曲が
最高に良いです。洗練された舞台美術と相まって、雰囲気
作りに相当部分で貢献していたと思います。あのBGM、また
聴きたい。
内容に関しては、役者・演出がかなり健闘していた代わりに
肝心要のホンの方があまり面白くなかった、かな。
満足度★★★★★
役者の演技と音楽と舞台美術と
演技が一定のレベルに達している3人の役者たち。
私は役者の良い演技が見たくて劇場に通っている人間なので、良い演技が見れて、とてもうれしい。
今井と太田の会話が多かった。
演技の質は太田の方が優れているが、演技の安定感では今井が1枚も2枚も上。
今井は身体能力も優れている。
大谷能生の音楽が良い。
舞台美術も良い。
その両方が重なって、とても良い感じ。
戯曲はあまり面白くない。