堕落美人 公演情報 堕落美人」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    感想
    久しぶりの弾丸でしたが、以前と変わらぬ、しっかりと根を張ったお芝居に心動かされました。
    緩急ついた大人の演劇。

  • 満足度★★★

    終着駅
    端生駅。端まで逃げてきた女。15年逃げてきた強かさ、男を翻弄してきた悪女として描いてほしかった。

    ネタバレBOX

    節子の幼少時代の虐待、夫の暴力などで節子に対する同情心を植え込まれた時点で面白みが半減。充分情状酌量の余地がありそうだし、保岡親子もいるし。なんで顔を変えてまで逃げるのか解らなくなった。店の客と深い仲になるのもあさみの男と関係を持ったと思わせる複線にしかならず、密告した後の後悔のシーンも今一盛り上がらなかった。ただ後日談として懸賞金を持ち逃げされたのは面白い。
  • 満足度★★★★★

    良作
    縁あって観に行きました。

    ネタバレBOX

    夫を殺し、逃げまどった女は、広島のとある終着駅にたどり着いた。
    スナックへ駆け込み、住み込みで働き始め、環境とともに心情も変化していく。
    幾多の葛藤、人々の優しさ、混迷。

    なぜ、女は捕まったのだろうか―?



    まず、作り込まれた舞台美術に興味をひかれました。

    動きのある冒頭から、静かな語り、振り返る女性と赤い傘。

    効果的な音の入り方など、惹きつけられる場面も多く、印象的なシーンが連続。

    ラストはもう少しさらっとしていたほうが個人的には好みですが、それでも。
    達者な役者たちがつくりあげる濃厚な作品に始終惹きつけられました。

    見ごたえのある一作。
  • 満足度★★★★

    罪深き女の業
    チラシデザインに惹かれて鑑賞。「福田和子」の逃走・逮捕の事件は、それほど詳しくなく、調べもせず観劇した。

    芳本美代子扮する「速水節子」とそれを匿う「バーのママ」役である奥山美代子の二人が主軸のストーリー。特に、芳本の演技が魅力的でグッと話に引き込まれる。観劇後調べてみたら、元アイドル歌手とのことで納得。

    あらすじにある「罪深き女の業」をまざまざと見せつけられた。話としては、もう少し絞れるところは絞ってもよさそうだが、十分に楽しかった。

    ネタバレBOX

    不倫をした夫を殺して逃走。全国を転々とした速水節子は、広島の山奥の町のとある寂れたバーに身を寄せ、ホステスとして生活するが…。

    家庭のある客の一人と寝た節子をあさみ(バーのママ)は優しさで叱責し、節子はあさみに信頼を寄せる。あさみもまた、ワケありと思われる節子をギリギリまで信頼する。節子が殺人・逃走のことを自白しても匿いつづけ、荒れる節子をなだめる。
    誤解が疑惑・不信を生み、その信頼関係が崩れ、あさみは通報してしまう。誤解とわかった後も、節子に通報のことを告げられず、泣き崩れるあさみのセリフ「(節子の)美しさが妬ましかった」が怖ろしく悲しく響いた。
    逮捕の際の節子は、とり乱すこともなく、化粧をし、あさみに「結婚おめでとう」と告げ、逃走生活が終わる。

    二人の「女」がみせる感情が舞台を支配し、物語を美しく飾る。良い舞台だったと思う。

    守(不倫した夫の前の内縁の夫?)と守との間にできた娘・梨子が訪ねてくるシーンでは、節子の自然な喜び、母としての喜びが溢れ、非常に温かな空気が流れた。ここも、芳本の好演が光っていた。魅力的な女優さんと思った。
  • 満足度★★★★★

    みっちょんスリムでした
    芝居見始めて10本くらいですが1番感動しました。(経済的理由等により見る芝居の選択がよかったか疑問は残りますが。)

    疎外感をもつ犯人のスナックのママへの信頼と、嫉妬による裏切り、そして諦観のようなものが感じられ、私のツボにはまりました。観客の数名の方がすすり泣いていたように思います。

    ところどころ笑いもちりばめられ退屈しない感じでしたが、終盤ややテンポが悪いように感じてしまいました。(実際に2時間半くらいの上演時間だったと記憶してます。)マイナス星半分。

    気になって帰ってからぐぐってみましたが実際の事件とはかなり違う(殺人の対象が違う等)ようです。犯人自分で本出してました。でも絶版のうようです。


    ・・・うまく書けませんでした。(・ω・)

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