実演鑑賞
満足度★★★★★
『小さいエヨルフ』
洞窟のような場所で、洞窟らしくない場所に住んでそうな人たちのやり取りを聞いているような感じがしていたけれど、視野というか、そういうところにとらわれてるんだろうかと、最後に少しひらけた感じがして、振り返って思う。鼠の目になる気分。
洞窟の中で小さな劇団がお芝居をしている、というていでもあるのかな。冒頭や場面転換の時の役者さんたちの姿勢や目配せ、動きが奇妙でかわいらしく、それも世界観に取り込まれるようで面白かった。
『少年はニワトリと夢を見る』観了。サリngさんの本はシチュエーションは結構劇的な感じがするけど、その中のふとした台詞や演者さんの出し方で「ああ人間には、私にも、こういうところがある」と刺さりつつも、寄り添い染み入るように「人間」を感じられるのが好き。自分の他人への拘りや思い出の重さは相手にはそうじゃなくて、逆もまた然りで。だからひとりでいるより、たまに誰かに自分の鏡になってもらって、傷ついたり励まされたりするのがいいのかもしれないな。
実演鑑賞
満足度★★★★★
『小さいエヨルフ』
中入って衝撃。懐かしのかつてのアトリエに帰ってきたかのよう。こんな空間が創れるだなんて驚きです。この上なく密な空間、息を吐く音すら聞こえる、もう観てるんじゃない、私達もあの世界に存在している。
人の心とは人生において出会う全てにより変化してゆく。この密で空気すら命を得そうな空間の長いで目の前に存在する生身の人間がその変わりゆく様を生々しくも色濃く観せてくれる。なんという体験なのだろうか。たまらなく非日常な時間と空間。あそこにいる間は現実から完全に連れ去られる。
なにが恐ろしいってキャストの組み合わせも何通りもあるというところ。同じ人物でも演じる人が変わればそりゃ全く別人になるのは必然。キャスト表見ながらこの人が演じるあの人物はどんなだろうと妄想せざるを得ない。でも一番恐ろしい点はその全てに山田くんは出ているというところかしら
『少年はニワトリと夢を見る』
久しぶりかつアトリエ外で観るのは初めて。この作品はアトリエで観るのが最大限に引き出される…と思ってました。だのにアトリエがなくなってしまった今、こんなにあの雰囲気を損なうことなくまた観られるなんて思いもしなかった。感動。
二人の関係性がえぐいのです。閉じた変化のない環境で時間を止められてる者と、目まぐるしく変わる環境の中で変化してゆくせざるを得ない者、二人の対比。競争意識、対抗心、マウント争い。そんなものさえなければ、素直に好意を向け合えれば、幸せなのに。
そんなことは本人達が一番分かってて、でも生きてるから、生きているからには捨て去れないから。蠢く感情が目の前の空間に渦巻く、あの空間を占める。最高の芝居でした。このロングランの二作品にはラインがある。全く別々の作品でありながら、二部作の如し。同日に通せて楽しめちゃいました
実演鑑賞
満足度★★★
小さいエヨルフの10/11(水)19:30を観劇
会場は独特な空気感、そこは洞窟の中
ある意味では前の突劇金魚さんのアトリエって感じがする空間がそこに広がっている
そして対面舞台って感じもさらにそんな気にさせるのかもしれないんですよね
そんな会場で紡がれるのはサリngrockさんらしいって思う世界観
かなり人間の欲望と言うか根底の部分を描き出した感じの作品やなって印象ではあるんですよ
ランタイムは100分って感じですかね
時間を忘れて引き込まれるそんな世界
目の前で繰り広げられる人間模様に釘付けって感じ
山本香織さんかなり個性的な空気感
これは目が離せなくなるそんな立ち振る舞いなんですよね
成瀬遥さんもかなり独特な雰囲気
松葉杖はわざと逆?とも少し思いながら
しかしこの2人先週末まで本番やったはず…
田口翼さんの明るさが逆に怪しく見えてくるのは作品のテイストかな
やはり山田蟲男さんの存在感は流石
ほんとセリフも動きも見事なんですよね
米山真理さんのこんな感じのキャラはあまり見たことが無いかもって思ったかな
こんな感じもいいですね
そして田中良子さんが印象的やったかもしれない
美しさと狂気、そして弱さの微妙なバランスかな
実演鑑賞
満足度★★★★★
木下菜穂子さん,佐々木ヤス子さん,村山裕希さん,大路絢かさん,北野勇作さんの回を観劇。
初扇町ミュージアムCUBE🎊
リタの愚かさ儚さ、アルフレッドの自己中、アスタの心の変化等、皆さん渾身の演技!
愛憎·嫉妬·後悔·様々な想いがブレンドされた公演。
ムッチャ良かった😖
満足度★★★★★
初の扇町キューブ 三階には映画館🎥も有り、賃料高そ〰️
土禁👟🈲20席満席の中でサリさんの緊張感がつたわる前説で始まる
演者が皆上手すぎて圧倒 桟敷席最前で拝見したが、足や背中のしんどさも忘れ、集中して最後まで
実に良かった‼️