LUCK BANK 公演情報 LUCK BANK」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.8
1-13件 / 13件中
  • 満足度★★★

    話だけでなく、劇場の管理も
    ここの脚本家さん“管理”的なものがお好きなのでしょうか?
    前回も管理組織的なものでしたよね?その管理にひび割れが出来てそれを修復しつつ、またシステムも少々改善されていく。ベースはそんな感じ。作品としては前回より今回のほうが造りがいいかなとは思うのですが、造語が多いので一見では理解が付いていきづらいかも!?私は昼・夜2回観たのですがオープニングの演出、柱の後ろ側で動きがあるものなど、前の席では動きが見えず、二回目後ろの席に行ってようやく理解できたとか、どうも観る側を考えることが足りない演出、席の配置かなという気がしました。
    昼に比べ夜はかなり台詞の躓き・ズレがでてどうしちゃったの?って感じでした。ひとりが詰まってしまったとき、みんなが固まってしまったのはホントまずかった。とっさのフォローが出来ない、相手の台詞だけで動きを待たずに台詞が出てしまっていることかなり目に付いた。妙に芝居が急いでいるようなシーンも多くドタバタが見えてしまったような気がします。


  • 満足度

    最低最悪!キレル
    プロデュース方式をとっているユニット「四方八方」だが前作の舞台がワタクシの好みのど真ん中だったので、今回の舞台は個人的にとっても楽しみにしていた。ところがだ、開演が押して入場した観客3人(男2人女1人)が開演直後、暗転した暗がりの中でここぞとばかり、「プシュッ」と缶を開ける音がして、グビグビと喉を鳴らす音、そして「プハぁ~。」やがて酒の臭いが漂ってくる。ここで注意すれば良かったのだけれど、こちらも大人、ちょっと我慢する。そのうち・・・、

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    がさごそと音がしてつまみの封を切る音。ピーナツなどを齧る、かりこりという音。他のつまみの封を開ける音。流石にワタクシ、堪忍袋の尾が切れて、「ブチッ!」とキレタ。
    常日頃から日夜、4回も歯を磨き研いでるのはこういうときに敵をかみ殺す為だ。笑
    当然の如く注意したが、敵はおなざりに謝罪したものの、止める気配なし。こういった場合、特に女は図太い。ここのユーザーの男性諸君もご存知のように、女という人種はか弱いように見えてタフだし、根性は太いのだ。勿論、女性ユーザーもご存知だろうが・・。

    この女が延々と、飲みまくる食べまくる飲みまくる。こんな状況で芝居に集中できるはずもなく今回の観劇は観劇至上、最低最悪の結果となった。
    そこでこんな質の悪い観客を連れてきた、客演の高野アツシオ(俳優倶楽部サイアン)の人間性も疑う。演劇なんかどうでもいいわ、みたいな態度の観客を友人に持つ高野自身も同等なのだ。その人のレベルは友人やとりまく環境や属性が左右するといっても過言ではないのだ。

    ついでに言うなら、プロデュースユニットの場合、さまざまな役者を客演として迎える為に、役者自身に劇団を背負っているという意識が薄く責任もないところが弱点なのだ。また公演中、スタッフを客席管理に配置しなかったのも、上演中の飲食やマナーについての前説がなかったのも、このユニットの汚点だ。
    空調の管理、観客の配慮が出来ないユニットの公演に素晴らしい公演ができるはずがない。

    舞台とはワタクシにとって聖地だ。そんな場所に酒帯びて来場する観客は言語道断だし、ましてや、公演中に酒を飲む観客はクズだ。高野には次回から居酒屋で公演してもらいたい。
  • 満足度

    設定に共感できず
    事前情報から危惧した通り「死ぬ時には幸・不幸が±0になるよう幸せ過ぎる者に不幸を与える」という設定に全く共感できず体感時間が長く感じてしまった(ラストで改善されるももはや手遅れ)のは、開演が15分も押したことについて説明だけで謝罪がなかったことも無関係ではあるまい。
    本来の開演時刻を7分ほど過ぎてから始まった前説の途中で当然のように「まだ開演まで5分以上ありますので」と言われて耳(と担当者の神経)を疑っていたところに「収録機材の調整に手間取っておりますのでもうしばらくお待ち下さい」で締めくくられては「収録スタッフ側の責任であって自分は悪くないもんね」と思っているのではないか?と勘ぐってしまう。(当たっていたりして…(毒))

  • 満足度★★★★★

    夏の終わりは秋の始まり
    台風前の心地良い風を受けながら、久々の四方八方の舞台に向かうこの気持ちは、胸のポケットに入れた割引券を何度も確認しながら観にいった、夏休み子供映画大会を彷彿させます。

    オープニングはBUTOH、シネマを思わせるストップモーションはヌーヴェルヴァーグの白黒画面。掴みこまれます。

    物語が始まったらいつもの間合いが良い展開はサルサだね。石田麻織恵さんの脳に直接伝わる声は掛け声ようで引き込まれます。

    瀧澤千恵さんの薄倖の演技は衣装・表情・何てったて表情は参りました。板橋廉平さん肩車して助けて下さいよ。悲しすぎる。

    1時間45分はもう終わっちゃったのって感じは夏の終わりの夕暮れみたいで寂しかったです。

    幸せと不幸の相対する出来事・感情は、人がりんごを食べて知恵を授かった時からの絶対。あーあ漁介さん深みに誘い込んでくれたね。

    夏の終わりは秋の始まりかー。もう一度観たいと思うそんな舞台でした。

  • 満足度★★★

    LUCK BANK
    幸と不幸をコントロールする側の人達の物語でした。コントロールされちゃう側の人達の話の方が、単純で人生を左右されちゃう面白さとオソロシさを描けて楽しかったんじゃないかな って思うのは素人だからでしょうか・・・。、こだわりがあったんでしょうね。けど、懲りすぎていてついて行けませんでした。

  • 満足度★★

    なんか理屈っぽい・・・
    LUCK BANKのシステムがいまひとつ理解できず、理屈っぽい話に終始しているカンジで、楽しめませんでした。個々のエピソードの中には面白いものもありましたが。正直ちょっと残念。

  • 満足度★★

    開幕からしばらくはよかった
    久しぶりに若々しい感覚の芝居が見られるかなと、ちょっとワクワクしたんだけど・・・

    ネタバレBOX

    幸不幸はほんとに主観的なもの、そのプラスマイナスも主観的。Luck Bankに勝手に判断されたくない。経済理論でも説明できません。あの説明的なカップルって必要?柱の向こう側の芝居はとても見にくい。うんこの話のところが一番笑えたっていうのは、どう?
  • 満足度★★★★

    R18です
    これははじまりの物語ですね。初めに言葉があった、という聖書の御言葉を思い出します。経済書の存在もそうです。言葉が難しいから避けるってのはよくない。と、いう話です。到達点があまりに突拍子もなくて自分でもびっくりしてます。※お子様は絶対見ないでください

    ネタバレBOX

    幸せと不幸を自分の概念で決めるのも違う、という話です。今の若者の生み出す言葉、感情の表現が適当であることへの投石です。春謡にしては珍しい、喜怒哀楽の極端な芝居を混ぜて、死ぬなよ、街頭や人の言葉に振り回されるなよ、とも言ってる。つまり、幸せはそこにいるつまんない男(女)がくれることだってあるってこともわかりました。怠けてた脳ミソを起こしてもらってよかったです。ただねぇ、私の息子なので、好評価つけると手前味噌って思われますよね。それも甘んじて受けます。私に貯まった幸せへは生前贈与します、ってことで。
  • 満足度★★★

    もっと怖く出来たかも
    自分で貯幸と借幸をコントロールしながら生きる話も見たい。

    ネタバレBOX

    笑うシーンがいっぱいあり、最後も和気あいあいの雰囲気でしたが、広告代理店社長の交通事故死や中年女性の首つり自殺シーンのショッキング度と打ち消し合って、貯衝撃と借衝撃がプラスマイナスゼロ近くになってしまった感じがしました。コミカルにするのか、怖い作品にするのか、どちらかを選んだ方が焦点が定まったなあ。
  • 満足度★★★

    始まりはすごくステキだった!
    癖のある喋り方にストップモーションやスローモーションのパフォーマンスが幻想的な照明と相俟って面白かった。特に音源は素晴らしかったです。CD欲しくなったくらい。で、だんだん説明的になってつまらなくなっていった。こうした設定物って、この特異な設定下で起きてくる想像もつかないようなこと、ありえないようなことが面白いのだと思いますが、なんだかどのエピソードも普通で、あまりイマジネーションを掻き立てられるということも無く、そのまま終わってしまった。もっと、微に入り細に入り、次々と異常な事態を繰り広げて欲しかったな、と思います。なんだかイメージ不足、という感じがしました。

  • 満足度★★★

    頭がこんがらがる~
    事前に説明書きを読んではいましたが、貯幸とか借幸とか専門用語的な言葉を多用するためいちいち頭の中で翻訳しながら観ていました。プラマイゼロの方向に持って行こうとするだけのことですから、幸せ過ぎるとか不幸過ぎるで充分だと思いました。

    ネタバレBOX

    幸せが蓄積している人を見付けると不幸を与えるべく担当部署に手配し、不幸が蓄積している人を見付けると幸せを与えるべく担当部署に手配するLUCKBANKの職員と市井の人々の話。

    幸不幸には揺らぎがあるという前提ですね。安心しました。

    幸不幸はゼロサムゲームか、全体で幸せになったり不幸になったりするのかというテーマでもありました。国家とかそういった大きな規模ではゼロサムゲームで、恋愛中の二人などを例に個人間ではゼロサムゲームではないと言っていましたが、そんなに単純なはずもなく、結論を急ぐ必要もないと思います。

    職員が職務に満足して幸せになると、不幸調整があるのかという議論がなされました。職務上の幸福感は除外されるとのことでしたが、面白いパラドックスですね。

    全体を通して、役者さんたちの棒読み的な台詞回しが気になりました。

    ところで、開始時刻を7分ぐらい過ぎてから前説があり、この時点で謝るでもなく、平気で8分後に始まりますとアナウンスしていました。何の理由も説明しないで15分遅れとはあまりにもいい加減過ぎます。
  • 満足度★★★

    初演だからでしょうか
    演者さん自体に言葉が馴染んでなかったような。
    「貯幸・借幸」の言葉自体が観ている方にもワンバウンドして
    頭に入ってくるようなもどかしさがあって、集中できないことがしばしば。

    個人の見せ場は少なかったですが、工藤佑樹丸さんの存在感を感じました。
    ここからどんどんテンポがよくなっていくことを願います!

  • 満足度★★★★

    よく練られた設定が面白い。
    発想が面白く一見ブラックコメディ風味であるが、よく練られたストーリーで色々と考えさせられる深みのある作品。ラストシーンはとても素敵。

    LEDの照明が不思議な発色で、幻想的だった。主宰の春謡漁介はちょい役ながら存在感があった。春の日ボタンによく出ている人がこちらにも出ていたが他にも味がある役者を揃えていた。

    初日ゆえのリズムの悪さがあったか。明日からはもっと面白くなるだろう。

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