『ナツヤスミ語辞典』 公演情報 『ナツヤスミ語辞典』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
21-35件 / 35件中
  • 満足度★★★★

    柿とキャラメルのいいとこ取り
    なのだが、「いいとこ」と「いいとこ」を合わせても、決して100にはならない。
    結局、どっちかにしたほうが100になるし、あるいは0になって潔い気がしたのだ。
    にしても、中屋敷バンザイである。
    楽しいのだ。
    キャラメルボックス、よくぞ柿喰う客をコラボの相手に選んだ。

    ネタバレBOX

    ここでこんなことを言うのはナンだけど、正直言ってキャラメルボックスはそんなに好きではない。手堅いとは思うが、手堅ければいいってもんじゃない。
    しかし、これは楽しめた。中屋敷バンザイと言ってしまおう。

    冒頭の柿っぽいオープニングに喝采した。
    思わず笑みがこぼれてしまった。
    ここの演出や、キャラメルボックスの俳優たちが、活き活きと、まるで柿喰う客のメンバーのように台詞を言い、ポーズを決める様を観ると、やっぱり中屋敷さんは凄いと思った(もちろん舞台の形や立ちポーズは「いつもの」「お約束」のようでもあるのだが)。

    とにかくキャラメルボックス・テイスト満載のこの脚本を、自分のほうへ持って行ったのだから。
    この調子で全編いくのかと思いきや、中盤からのセンチメンタルな展開はまさにキャラメルボックス。
    ここも柿っぽく表現できなかったのかなと思ってしまう。
    できれば(個人的には)全編柿風味で通してほしかった。
    たとえそれによって、ラストや物語そのものが変わってしまっても、だ。
    そこが少々燻ってしまう。

    このセンチメンタルな展開を、柿テイストにしたらどう表現できたのだろうか、と今でも思っている。
    この展開はやはりそれしかなかったのだろうか。
    いやそんなことはないと思う。何かでブレーキが掛かってしまったのではないか。
    せっかくなのだから、思い切ってすべてを壊すぐらいの勢いでやってほしかったなあ、というのがやはり本音である。

    それにしても、やっぱりキャラメルボックスの役者はうまいと思う。発声もしっかりしているし、こんな不自然なポーズでもきちんと決めてくれる。
    さすがだなあと思った。

    こういう「アナザーフェイス」という企画は久しぶりとのことだが、キャラメルボックスのためにも、こうした企画は続けてほしいと思う。
    そして、ほかの劇団と柿喰う客のコラボも観たいと思ったのだった。

    オリジナルバージョンとの見比べもしたかった。
  • 満足度★★★

    どうなの?
    練習不足なのか、コミュニケーションが取れてないのかわからないけど
    うまくいっていないコラボですよね。

  • 満足度★★★

    キャラメル色強し
    柿の個性がキャラメルに飲み込まれてしまっているように感じた。芝居自体は悪くは無いが、期待値が高すぎたのかもしれない。
    でも、七味さんはどんな役でもうまくこなしますね

  • 満足度★★★★

    楽しい
    舞台セットは柿。
    オープニングも柿。
    そこからキャラメル寄りになったり、柿寄りになったりで、
    凄く楽しかったです。
    そして、見慣れた役者さんがキャラメルの舞台で活躍されてる姿を見るだけで、
    何だか嬉しくなっちゃいました。

  • 満足度★★★★

    乱痴気
    柿の乱痴気、はじめて。これはこれで企画として確実に面白い。本キャストも観たので、比較すると乱痴気キャストがもどかしい面もありおもしろくもあり。これしか予定してない方は本キャストの観劇もおすすめします。

  • 満足度★★★★

    乱痴気ステージです
    乱痴気観てきた!
    初心者おすすめ度について、乱痴気はおすすめしないけど本ステならおすすめ。わかりやすいし楽しい。

    バルコニー席中央、近くてよかったんだけど、前隣の方が大部分の間身を乗り出していらっしゃって…舞台の半分ぐらい見えなかったことが多々…こういう席は椅子に背をつけて観るのがルールだと思っていたんだけど…よほど注意しようかと思いましたがアナウンスもなかったのでできず、バルコニーが人いっぱいのときは場内アナウンス入れてほしいです。

    というのは置いといて以下内容、完全ネタバレです。

    ネタバレBOX


    最初の場内アナウンスは日替わりじゃないんですね。

    開始前のアナウンス、楽しい!
    多少の噛みもセリフトチリも続行でしたが、乱痴気ならでは?のハプニング?(仕込みなの?)としてはヤンマが出トチリ、その瞬間に場内マイクで「あーちょっとすみません、○○ってセリフからもう一度お願いします、後ろの方いいですかー、はいっ」て放送が入りやり直しが…中屋敷さんなのかな?仕込みにせよハプニングにせよ最高でした

    セリフは若干のみ役者に合わせて変更あり、動きはやれる人はどんどん変えてるって感じかな?ナナコはセリフでも「冬のコートを着ていて…全体的に無駄な動きが多い」って言われてた通り、全体的にコミカルになっていました
    っていうか深谷さんナナコいいなあ!すごいね、かわいかったですね… 美人なのに道化キャラっていうね… あのブリッコな感じだけだと女の子には嫌われるんだろうけど…お笑いキャラだからそれなりに女の子の友達もいるのかなあみたいな。聞かせるセリフもすごいうまいし。
    最後の「行こう?」がめちゃめちゃオンナでしたね、この女、40日でウラシマをものにするかもしれん…と思った…こあい

    ウラシマも、2003の大内さんとか細見さんのイメージあったから線が細くてよかったなあ、カブトとはお兄ちゃんと妹みたいでした。パパって感じじゃないけどそれが逆にリアルだなあと。

    ムロマチは女っぽくてそれはそれでよかった!本キャストのムロマチは忘れた忘れた、忘れたんだから、バカ!(バカ!は外せない)っていってアルバムとか燃やしてそうだけど乱痴気のムロマチは毎朝ちゃんとお線香あげてて、押し入れの奥には隠してるだけでアルバムがちゃんと全部そろえてありそう。
    アオタ先生と、アズチ?(カメラ下げてないほう)楽しそうで非常によかったです アオタ先生爆発してたな…本役はそんなに登場時間ないもんね…よかったね…笑 って思いましためちゃくちゃネタ増えてたけどあれ今日だけなのかな…追加されてるのかな… 例の発言♪セリフは本役のが好きでしたが。(何を言い出すのかわからないところが好き)

    熊川さんも背後で運動してるとこが好きでした。

    コロさんの動きが気持ちいい、キャラにあわせてセリフも違ってて個性のある方だなと思いました。

    迷惑です♪が本役のが好きって思ったのがミドリ先生、全体的に印象が割と近いなって思ったのがカブトとクサナギかなー。この二人セリフも多いしあまり何もできないか。

    郵便屋さんと駅長がものすごくキャラ立ってました。かわいかった!

    全体的にはやはりトチリが目立つものの楽しかったです~ 普段の乱痴気のようすがわからないけど、今回は柿喰うとキャラメルの役者さんがシャッフルしてるからすごく面白かった!こちらだけの方は本役もぜひ。
  • 満足度★★★★

    見どころ満載
    役者さんの客演も楽しいが、劇団同士のこういうコラボは楽しい企画でした。
    両劇団の特徴が垣間見えるとともに、新たな発見もあったりして、プラスアルファが楽しめた。
    非常にシンプルなセットだが、高さと観客の想像力と役者陣の身体能力を利用し効果的に働いていた。
    誰一人中学生には見えないのに舞台に惹きつけられたのは、若い役者さんたちがナツヤスミ真っ盛りだからかな。

  • 満足度★★★

    ナツヤスミ語辞典ほしいな
    小劇場で活躍する役者と有名なキャラメルボックス(の若手陣)、演出も注目の中屋敷という公演だったが、期待ほど満足できなかった。中屋敷演出は語れるほど観てないけど、残念ながら肌に合わないのかもしれない(9月の柿公演は行くつもりだけど)。

    もちろんつまらなくはない。イマイチ乗り切れないだけ。

    ネタバレBOX

    深谷由梨香はやはり良い女優さんだと思う。(柿の看板女優だけあって)
    ウラシマ(鍛冶本)とナナコ(渡邊)が柿役者で観たかったかな(乱痴気verだと柿役者がやるみたい)。
    ミドリ先生役の川田希は相変わらず美人だったし、コミカルな演技も上々だった。
    アオタ先生役の村上誠基も面白い演技だった。ハマッてた。
    七味、森下も存在感ある演技で○。

    観客は、キャラメルのお客さんより小劇場のお客さんが多かったのかな。そんな雰囲気を感じた。
  • 満足度★★★★

    見たぁ
    なるほどなぁ、という感想。
    想像していた以上に成井脚本と中屋敷演出は相性がよく、双方の役者たちもはつらつとパワー溢れていてよかった。

    ネタバレBOX

    コロの男前ぶりには胸うたれました。熊川ふみは実質の主役でしたね。よかった。
  • 満足度★★★★

    久しぶりにこの感覚。
    楽しい演劇の観劇直後は一気に寂しくなる。
    いつでも、そう。たまたまだけど、まさにナツヤスミ最終日のような。

    久しぶりに寂しくなる観劇直後でした。
    もう一回みたいな。
    正直、キャラメルボックスの方々は演出に馴染んでいない感じでしたが、それが箸休め的な効果で、逆によかったです。
    柿喰う客はいつも途中でお腹いっぱいになって、飽きちゃうのですが、最後まで楽しめました。腹八分という感じで。
    そのせいでもう一回みたくなってるんだろうなあ。

  • 満足度★★★★

    みどころはおおいでしょう
    キャストを知って、これは通わないとね。って準備してました。

    ウスイケが、めちゃめちゃかわいくて、釘づけ。そこかいっ。キャラメルの俳優さんなんですね。どんどん外部にも出るといいと思います。

  • 成井戯曲
    観劇後にモヤモヤとした気持ちが強く残る、今まで自分が成井豊という劇作家の作品に抱いていた「ある種」のイメージに無い、なんだか意外な感触に驚き、再発見の楽しみを感じました。

  • 満足度★★★

    ハーフプライスなら。
    昼休みに頑張って買いに行ったハーフプライスチケットにて。後ろから6列目くらいの中央。見やすさではバルコニー前方ととんとんぐらいの席。

    中屋敷演出はほか2本ぐらい(いずれも外部)見たけど、遠慮してるのかな? キャラメル色(脚本? 役者? もしくは圧力…?)が強いのかな? という第一印象 前見た2作より思い切りがなかった、というか、割とキャラメルっぽかった、というか。舞台遠かったから?
    中屋敷さんの魅力って、このドシリアスな脚本がなんか演出のせいでどうでもいいことになっちゃってるうううう!(いい意味で)ということだと思っていたんだけど後半は割とまんまキャラメルだったような。やっぱり脚本が強いのかなあ。

    冒頭ダンスでやたらキレのいい人がいる!と思ったらヤンマとアヅチ?(どっちかなカメラ下げてるほう)だった
    以降も面白いと思ったら柿喰うの役者、ということが多かったな 写真家チームとかテンポが段違いによかった。キャラメルで頑張ってたなと思うのはサルサワ、ウスイケ、アゲハ。アゲハとか柿喰うの人って言われてもやや信じる。
    ウラシマはさすがキャラメルみたいな演技が逆によかった 正面の人に話しかけてるのに声が遠い!ていうのが わざとかどうなのかわからないけど、個人的にはとても よかったです
    ムロマチが何回も「バカ」「ばか」「ばーか、」って言うけどいちいちかっこよすぎてときめいた 萌えだった(前見たのがそういう役だったから?)

    ちなみに数年ぶりに見たので、前説がない!とかケータイ確認のテーマなくなった!とか驚きました アナウンスは回替わりなのかな

    役者さんたちはみんなきらきらしていました。そういう意味ではとても満足。
    コロさんのばーか、と、下のネタバレ欄にある台詞を見るためにもっかい行ってもいいとは思うぐらいこの台詞が好きだった…。 しかし次行くなら乱痴気ステージかな~ハーフプライスかバルコニー残ってたら行ってみよう
    4800円はちょっと高いって思うかもしれないけど ハーフプライスで見た分には充実感ありました。

    ネタバレBOX

    アオタ先生がアオタ先生がアオタ先生が発言♪
  • 満足度★★★★★

    生まれ変わった名作「ナツヤスミ語辞典」
    新国立劇場でキャラメルボックス×柿喰う客の「ナツヤスミ語辞典」初日を観劇。キャラメルボックスの初期の代表作を売り出し中の若手演出家中屋敷法仁がどう料理するかに注目が集まったが、結論から言えばさすがだった。

    スタートはこれがあのナツヤスミ語辞典?と観客の度肝を抜き、観ているうちに、これもありだと観客を納得させるところはさすが。最後はキャラメル同様の感動を観客に与え、カーテンコールはいつまでも続いた。

    役者がまた魅力的で、生きのいい若手俳優のショーケースのような作品。上手い役者が揃っているなかで、熊川ふみのみずみずしい演技が光った。

    27歳のときに成井豊が書いた作品を27歳の演出家が演出することにより名作ナツヤスミ語辞典が見事に現代に蘇った。

  • 満足度★★★★

    キャラメルボックス×柿喰う客「ナツヤスミ語辞典」
    初日ソワレ鑑賞。新国立劇場小劇場で完全抽象の雛壇舞台。照明と音楽で見せきる中屋敷法仁さんの演出に改めて感心する。過去に「ナツヤスミ…」を観たことがある人は「こんな演出もできるのか!」と驚き、発見するんじゃないかしら。柿喰う客メンバーはじめ森下亮さんら小劇場でも活躍する役者さんが、新国立劇場の舞台で生き生きしてることが個人的には感慨深く、じ~んと来てしまった。柿化したキャラメルの役者さんが可愛かった♪

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