満足度★★★★
仏教キリスト教イスラム教!のフレーズは最高。
内容はタイトルと殆ど関係なかったです。所々でオマージュ的なものはあったけど。
雰囲気は範宙遊泳の学生演劇っぽい感じ。範宙はわたしあまり好きな芝居ではないんですが、この劇団はかなり好感が持てました。
展開は有りがちなヒーローものみたい。でもって最後の最後で、いい意味でズッコケさせられました。
多分ほぼ同い年、もしくは一個上の人たちでやっているお芝居だからこそ、私は色々共感して観れた感があります。だからある意味若さで押し切った感が否めなかった。それが狙いなら成功なのかな。
また次回公演も観れたら行きたいとおもいました。
満足度★★★
宗教というより精神療法?
奇妙なネーミングの劇団だなぁと思い、興味を持ちました。
「仏教!キリスト教!イスラム教!」という声が耳にこびりついてしまいました(笑)。
ハイバイの岩井さんの演劇療法を連想するような、演劇によって自分の殻を打ち破ろうとする若者たちの姿にはすがすがしさを感じました。
自己解放という点では宗教的かもしれませんが、次回予告を読むと、ネットと引きこもりを題材にするとのことで、劇団コンセプトに宗教を掲げる必然性があるのかなという疑問は感じました。
今後どう進化、変容してしていくのかなという興味があります。
追記させていただくと、観劇前に江戸東京博物館で「五百羅漢」の展覧会を観てきまして、仏教画のパンクなグロテスクさ、ぶっとび加減に「ピャー!」となり、この劇の一種異様な雰囲気にも入り込めた気がします。
満足度★★★
好き嫌いが分かれる内容? でも、あえて「宗教」にしなくても・・・
好き嫌いが分かれる内容と思います。
まあ、私は嫌いじゃない(笑)
話は、大雑把に言えば、修行して悪に勝つ、みたいな「良くある話」で、
非常に乱暴なたとえをすれば、(細部はまったく違うけど)
オペラの魔笛などともかなり大まかには似てるかな?
それに、話がばかばかしいところもね。
さて、会場に入ると、床はゴミ屋敷のように、漫画雑誌の切抜きのようなもので充満し、
壁にも同じ様なものが貼られている(この日途中で一部剥がれ出したのはご愛嬌)。
上の方には、裸のマネキン人形や、ウ○コのようなものも含め、ぶら下がっている。
そして、土に埋もれた9歳の少年と後で明かされる役の役者のみ、
開演前からすでに埋もれたまま、怪しい視線できょろきょろしている・・・。
要するに、ここまでまったく「宗教」らしくない、というかむしろ対極。
そして、皆さんすでに書かれているように、下着姿で元気な踊りがまずあって、
それから、修行して悪に勝つという筋書きが漫画風に、かつかなりいい加減に進んで行くのは冒頭申したとおりで、
そして最後に突然、おふざけの雰囲気から、急にマジ告白になるのも、皆様のとおりです(笑)
満足度★★★★
大切な自己表現の場
地図通りに行ったら小劇場がありそうな雰囲気がこれっぽっちもない立派なビルにぶちあたり、警備のおじさんに「このへんに小さな劇場があるはずなんですが」と聞いたら、地下にあるとのこと。あ、ホントにあった!しかも、中に入ったら建物の外観とは正反対の超怪しいセット!多摩美の人だけあって、センスはかなりいい。
たしかに、大胆すぎるタイトルで興味を持ったのですが、内容からすると既成宗教の名前を借りる必要などなく、ピャー教でいいのではないでしょうか。
満足度★
商業としてはどうだろう・・・?
強烈な個性が出ていましたね。
ある意味、予想通りというか・・。
うーん方向性はこのままで行くのだろうか?
と少々不安や心配が感じられました。
ちょっと万人受けは、まったくしないでしょうね。
とは言えます。
満足度★★★★★
ちからまかせ
おそろしく「力任せ」の舞台。
でも嫌いではない。
むしろ好きだ。
若い彼らにしかできない、今しか見れない舞台だったと思う。
旗揚げ公演より格段におもしろかった。
次回もおもしろいといいなあ。
満足度★★★★
舞台そのものが彼らの「宗教」であった
「宗教劇団」という不気味ネーミング。
しかも、『仏教キリスト教イスラム教』なんていうタイトル。
怖いモノ観たさというか、なんか期待と不安半ばで観に行ったのだ。
「雑」で「ぐだぐだ」だけど、自分と向き合う(あるいはそういう体の)彼らがそこにいた。