実演鑑賞
KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ(神奈川県)
2011/05/21 (土) ~ 2011/05/23 (月) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://shu-kou.com/shukou/shukou03.html
期間 | 2011/05/21 (土) ~ 2011/05/23 (月) |
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劇場 | KAAT神奈川芸術劇場・大スタジオ |
出演 | 岩井晶子、上村正子(さいたまゴールドシアター)、菊池美里、窪田優、熊川ふみ(範宙遊泳)、サキヒナタ、清水久美子、辻村優子、米沢絵美 |
脚本 | オノマリコ(趣向) |
演出 | 黒澤世莉(時間堂) |
料金(1枚あたり) |
2,000円 ~ 3,000円 【発売日】2011/04/21 前売:2800円 当日:3000円 学生:2000円(要予約) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | |
説明 | ゲストキャスト発表! 5月21日18:30- 小栗剛(キコ qui-co.) 5月22日13:30- 酒巻誉洋 5月22日18:30- 山田宏平(山の手事情社) 5月23日13:30- 信國輝彦 PPT開催! 5月22日マチネ終演後 (司会)原田優理子、オノマリコ、黒澤世莉、出演者 5月23日マチネ終演後 森一郎(東京女子大学教授)、オノマリコ、黒澤世莉、出演者 ----------------------------------------- ○もうちょっと知りたい方へ○ ☆台本初稿公開!&出演者紹介→http://shu-kou.com/shukou/shukou03.html ☆当日ロビーにて、青山裕企さん(代表作「ソラリーマン」「スクールガールコンプレックス」)による出演者写真展示!→http://shukoushuko.blog48.fc2.com/blog-entry-105.html ☆ワークインプログレス映像(5/18)!→http://www.ustream.tv/channel/seri-live ☆4月に行われた台本(2稿)リーディング映像→http://www.ustream.tv/recorded/13771820 ☆出演者によるBLOG→http://shukoushuko.blog48.fc2.com/ ☆趣向twitter→http://twitter.com/shukoushukou ----------------------------------------------------- オノマリコと申します。趣向という演劇ユニットを主宰しています。 このたび趣向ではオノマが在籍していた女子大学の話を上演しようと考えています。 その大学で、オノマはあまりいい生徒ではありませんでした。 まず滅多に学校にいませんでした。 学校に行っても、図書館や情報処理室にばかりこもっていました。 そのくせ先生にいい顔したくて、満足にレポートが書けないと提出するのをやめて、単位を落としていました。 満足にレポートが書けることなんてほとんどなくて、最終的には妥協してひどいレポートを量産していました。 でも、いい学校でした。杉並の端っこで、周りに大学が少なく、自然が多く、浮世離れすることが許されているような環境でした。「勉強なさい」と、やわらかく勧められているような日々でした。 正門をくぐると緑の芝生があって、左右対称に校舎が建っていました。「こういう光景を毎日見ていることはとてもいい」と哲学科の先生がおっしゃられていたことを覚えています。 その学校の敷地の中央に、体育館がありました。体育館は二つあって、中央のものは旧体育館と呼ばれていました。 こじんまりとした二階建ての建物で、ダンス系のサークルがよく使っていました。 その場所は、私の在学中にはもう老朽化のため取り壊されることが決まっていました。でも私にとってそこは大切な場所ではありませんでした。 卒業してから数年たって、私は新聞の記事で旧体育館がいよいよ解体されることを知りました。そして、それを惜しんだ学生時代のクラスメイトがある論文を書いたことも知りました。 彼女は、この学校のなかで旧体育館がどのように機能するべく設計されたか、どのような役割を果たしているのか、研究して論文にしたそうです。修士論文の担当教授にも内緒で。必死に、旧体育館について書いたのだそうです。 その論文の論旨はこうです。 「旧体育館は体育の場であると同時に交流の場として意味づけられていた」 「運動と交流を中央において、校舎全体は設計されていた」。 *** これはとても美しい話だと私は思います。とても美しい声の上げ方だと思います。 大きな声で人々に響き渡らせることはもちろん大切ですが、小さな声でも真摯な活動をすること、自分を見失わずに精一杯動くこと、この態度を見習いたいと、私は思い、旧体育館は私にとって、大切な場所になりました。 彼女の話を書きたいと思います。 彼女と、私と、そして何百人といたあの学校の女生徒たちのお話です。 私があの場所にいて感じたこと。時間のこと、才能のこと、孤独のことなど全て詰め込んで、しあわせな演劇をつくりたいと思います。 趣向 オノマ リコ |
その他注意事項 | ☆未就学児入場不可 |
スタッフ | ドラマトゥルク:小栗剛(キコ qui-co.) 照明:和田秀憲 音響:鶴岡泰三 舞台監督:桜井健太郎 宣伝美術:FRAN 原瑞穂 制作:浅見絵梨子 企画:趣向企画班 [ オノマリコ、岩井晶子、佐々木啓成、米沢絵美 ] |
チケット取扱い
この公演に携わっているメンバー9
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5月21日18:30- 小栗剛(キコ qui-co.)
5月22日13:30- 酒巻誉洋
5月22日18:30- 山田宏平(山の手事情社)
5月23日13:30- 信國輝彦
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