満足度★★★★
【裁きの日】
前日に観た「十二人~」よりも現実味を帯びた設定に、自分も参加しているように錯覚し、心が揺さぶられる感じがしました。
日常から突然その場に集められたような裁判員たち。
揺るがない人、揺れ動く人、わからなくなる人・・・それでも個人が結論を出さなければならないなんて。。。
裁判員制度が始まって二年も経っていたんですね。
身近に選ばれた人もなく、内容が公表されることもないので、一般市民の感覚が反映されているのか疑問に感じていました。
全ての裁判員裁判において、このお話のように議論が尽くされた上での判決であることを願うのみです。。。
満足度★★★★
【十二人の怒れる男】
テレビドラマ→映画化されているそうですが、見ていないのでワクワクしながら観劇。
舞台を囲む客席は、観る位置を選ぶのにとても迷います。。。
あの空間に男性12人・・・想像するだけでちょっと暑苦しい。
そして予想を裏切らない暑苦しさ!
「陪審員制度」なんて、言葉は知っているけど異国の事だし・・・って思っていたのに、引き込まれました。
冷静に、感情的に、繰り広げられる議論。
覆し、覆ったのは、票決だけじゃなかったのかも。。。
満足度★★★★★
『裁きの日』
登場人物が日本人なので心がチクチクしたし、とってもリアル。なんか心が冷たさに耐えられなくなるような内容でした。1回を除いて全員席に着いたまま、動きがないので風も通らず、密室なので息苦しくなる(内容にも)。真ん中にあるテーブルに自分も座っているような錯覚に陥りそうだった。
裁判員たちが私服なので先日『十二人の怒れる男』で気になったような彼らの職業も気にならなかったです。
素晴らしかったです。観てよかった。
満足度★★★★
裁きの日 観ました
2本観て、なるほど感がたっぷり。うまい演出ですよね。まぁ、裁判員裁判制度にはいろいろ疑問な点とかありますが、それよりなにより、直接かかわりがないと避けたい分野でもあります。それをうまく描いていましたね。
満足度★★★★★
『十二人の怒れる男』も観ました♪
昔観たおぼろげな記憶を思い出しながら観ました。
『裁きの日』と同様、それぞれの役者が、個性的な演技でまとめあげてすばらしかったのですが、観る順序は、『十二人の怒れる男』→『裁きの日』の方が良かったかも。
満足度★★★
十二人の怒れる男
この作品は、映画でかってみたことがあり、映画との比較をしながら見た。
実際、狭い空間で、やりあう姿は、迫力がある。感動的になる人、理論的に議論する人、あまり関心のない人などがおのおのの見識と感情でぶつかり合う。魅せる作品であった。
ただ、映画の印象が強かったので、辛目の評価になってしまった。
満足度★★★
「裁きの日」も観ました
「12人の~」に較べるとぐっと日本的になっていて、その分共感も感じやすい。日本人らしい、意味ありげな沈黙とか、激高しても途中で尻すぼみになってしまうところとか・・・・。日本人の感性や死刑に対する考え方がよく出ていたと思う。
ただ、名作の名高い「12人の~」に較べるとやはりどうしても脚本の腰の弱さの様なものを感じてしまう。「12人の~」は大きな舞台にかけても、そのストーリー性とスリルで最後まで観客をひっぱっていけるが、この「裁きの日」は大きな舞台だったらどうだろう、と考えてしまった。ルデコのあの密室性があってこそ活きる脚本、という気がする。劇団の意図としてはこの二つを見比べて欲しい、ということだと思うが、実際見比べた感想は「裁きの日」はいかにも日本の作品らしく、こじんまりまとまった佳作という評価になってしまいます。
満足度★★★★
『裁きの日』
それぞれのキャラが多少ステレオタイプ過ぎる気はするけれど
それくらいの方がこの劇においての立ち位置がわかりやすくてよい気がする。
場面場面において同調したり腹立ったり。
輪の中に参加している気分になりました。
満足度★★★★
『十二人の怒れる男』
原作未見ですが素直に楽しめました。
しかし最近よく見る女性だらけの舞台に比べ
男性だらけの12人でこの広さ、この暑さの劇場は……
むさくるしい(笑)
満足度★★★★★
『裁きの日』観ました!
にゃくざきさんが見える”奥の奥の席”で、じっくり拝見しました♪
率直に、あっという間の100分でした!
脚本力、演技力でこれほどまでに観客を惹きつける、というか吸いこんでしまうものなのですね♪
以前から拝見しているにゃくざきさん、岡本さんの演技は、ピカイチで安心して観ていられるし、また、古川さんをはじめ他の役者さんも各々の存在感を発揮されていて、多くのエネルギーを頂きました!
演じる方々が、今回のような脚本を経験することで、深みのある人生を経験し、より幅の広い人間となるのかと思ったら、ちょっぴりうらやましく思いました。
より多く、このような体験を味わえたら、と思い、明日の「十二人の~」も思わず予約してしまいました♪ (また最後の一人だったようです(^^))
満足度★★★★★
凄い臨場感
この人の出る作品は面白いという役者ばかりが揃っていました。
カワイイ劇団名からは想像できない、砂糖もミルクも入れないエスプレッソのような苦みと渋みのある濃厚な作品!
満足度★★★★★
素晴らしい!
「裁きの日」
脚本家の方が裁判についてとても勉強してると感心しました。
リアリティーがあって、ほとんど動きが無いのに引き込まれてあっという間の100分でした。
登場人物も役割がはっきりしていて、観ている側も一緒に裁判員制度や死刑について考えられるようになっていました。
堪能しました。
満足度★★★★★
『裁きの日』
やっぱり濃厚!でした。裁判員制度に選ばれてしまった人々の、結論を出さねばならない時の物語。動きは少ないが、沈黙に潜む想いや、言葉に出来ない心情を魅せる濃厚な本、演出、役者さん方の総合力を、堪能できました。やっぱり『12人~』も次回作も、観たいです。
満足度★★★★
十二人の怒れる男
ブラックスーツのおじさん達が12人も入ってきたときは、暑くなりそうだと思った。シリアスな大人の演技ですばらしいものを見せていただいた。
暑いのではなく、熱いが正解だ。大人のお芝居ですね。
満足度★★★★
12人の日本人、しかも皆黒いスーツ
日本人ばっかりでこの芝居をやるのはかなり大変だなと思った。アメリカはやはり人種の坩堝。かなり前のこの作品には有色人種も女性も出てこない(現在は出てくる演出のものもあるらしい)が、それでも人種の違いがその外見や英語のアクセントから映画を見るとはっきりわかる。それを日本人だけでここまで迫力ある作品に仕上げた演出及び個性的な俳優の方々に拍手。関西弁の人とか入れたらだめかな~?緊張感が緩む?
満足度★★★★
『十二人の怒れる男』
密室での白熱した会話は、リアルで臨場感があり、おもしろかったです。見応えありました。
ただ、1時間40分よりもっと長くてもいいと思いました。陪審員さんたちのひとりひとりの性格がそうである理由(裏側? 境遇とか)が垣間みれるくらいの長さがあってもいいなと。そこのところは少し物足りなかったです。
でも、観てよかったので、さっそく『裁きの日』を予約しました。
満足度★★★★★
怒る想い~
なんか熱い。とても気分が良い。良いものを観た。演出が良いのか、出演者が粒揃いなのか。兎に角観ることが出来た幸せ。100分が短く感じた。「裁きの日」も楽しみです。
満足度★★★★
人
この劇は映画もみたし、他の劇団でも以前観たことあるので、よく知ってるし・・・とたかをくくってましたが、さすがに洗練され、息づまる心理を見事に現わしてる会話劇。不朽の名作はさることながら、迫力ある演技に、最後まで身を乗り出してしまいました。それぞれ12人の人生がにじみ出てくるような迫真の演技に言葉の大事さや鋭い観察眼の(普段ぼんやり暮らしてる私)価値を気づかせてもくれました。やはり素晴らしい作品ですね。