満足度★★★
「裁きの日」も観ました
「12人の~」に較べるとぐっと日本的になっていて、その分共感も感じやすい。日本人らしい、意味ありげな沈黙とか、激高しても途中で尻すぼみになってしまうところとか・・・・。日本人の感性や死刑に対する考え方がよく出ていたと思う。
ただ、名作の名高い「12人の~」に較べるとやはりどうしても脚本の腰の弱さの様なものを感じてしまう。「12人の~」は大きな舞台にかけても、そのストーリー性とスリルで最後まで観客をひっぱっていけるが、この「裁きの日」は大きな舞台だったらどうだろう、と考えてしまった。ルデコのあの密室性があってこそ活きる脚本、という気がする。劇団の意図としてはこの二つを見比べて欲しい、ということだと思うが、実際見比べた感想は「裁きの日」はいかにも日本の作品らしく、こじんまりまとまった佳作という評価になってしまいます。
2011/06/03 00:24
ご指摘、本当にその通りだと思います。真摯に受け止め今後の糧にしたいと思います。本当にありがとうございます。