満足度★★★★
ハンドルさばきが見事
着想とテンポの良さ、それに傍系の挿話とどう繋がるのか?という謎で惹きつけるユーモラスな前半からスリルとサスペンスが加わる後半を経て、任侠系の「散りの美学」かと思わせて最終的にはハッピーエンドに導くハンドルさばきが見事。
多少強引な部分もあるが、その後の展開やテンポの良さで「逃げ切って」しまう(爆)ところも巧み。
また、舞台後方下手の黒い壁の一部に張った紗幕で別の場所を見せる手法はよくあるが、終盤でそれを映画のスクリーンとして使う(もちろん劇中映画のシーンは映像でなく生の演技)のも上手い。
さらに過去の2作ほどあからさまではないものの「山や電柱を「動かせ!」と言ったベテラン」など、知っていればピンとくるオマージュ系のネタをひそませているのも○。
いずれにしても、ここまでの3本すべて出来が良く、次回にも十分期待。
満足度★★★
うむ王道でした
それも’60年代テイストの!
突き詰めればアラの出る、
(作品世界観内の)本当のヤクザ者映画のような話になっていました。
でも、なかなかに”らしい”感じの配役で、
パワフルに話を押し切って行ってました。
エンターテイメント性は高かったです
満足度★★★
男くさい
作・演の人、もしくは主役の人が、こういうのめちゃめちゃ好きなんだろうな~と思いました。
ヤクザ二人の生き様が如何にもそれっぽくて私の好みではなかったかな。
あ、でも決して面白くなかったわけではなく、
コメディとしてはよく練られていてテンポもよかったです。
満足度★★★★
娯楽作・・・だっ!
いやぁ。。。なかなかオモシロかった!
考証や設定についてこだわりがある方にとっては、アラが目立つ作品なのかもしれない。
でも、この芝居には、そのアラすら魅力的にしてしまう演技&勢いがある(←演技が巧いという訳でないのに、芝居の続きが気になる気になる・・・!)。
難しいこたぁ考えないで、舞台で繰り広げられる世界に身を任せる・・・劇場での鑑賞ならではの心地よさ。
キャラがばっちりたっていて・・・ラストもきっちり仕上がってる・・・これで2,300円は「お買い得」。。。。ボクは参宮橋駅でそう思った!
・・・で、浅田次郎の『プリズンホテル』を読み返したくなったのだ。。。
満足度★★★★
ごちそうさまでした。
脚本が良くできた舞台はやっぱりおもしろい。
・・・そう思った。
たぶん脚本ってラーメンで言うところのスープだ。
スープがうまいラーメンに間違いはない。
つまりはそういうことだ。