punctum プンクトゥム 公演情報 punctum プンクトゥム」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-8件 / 8件中
  • 満足度★★★

    前半と後半の白黒
    芝居を半分できっちり切ったような仕掛け。前半はコミカルに後半は誰でもが経験する悩みについて。好みはさまざまだが二人の世界に入ってこられない残りの男性が気になった。

  • 満足度★★★★

    勢いが◯
    シンプルなステージにハイテンションで進んでいくストーリー、テンポもよくよかったです。
    ただ同じテンションで進んでいくのはちょっと辛い部分もあったので、同じハイテンションでも強弱があるといいのかな?!と思いました

  • 満足度★★★★

    若い人(もっと言うと浅野いにお等々が好きな人)には刺さると思う
    はじめて見たけど、すごく好きなタイプだった。舞台セットがなく、役者の衣装も白と黒とのコントラスト。シンプルで、本当に無駄なものがない。役者の演技をはじめとする表現の方法はとてもまっすぐで、扱うテーマは誰しもが一度はぶつかるような、生きる上での悩み。本当になんのごまかしもない。

    これはなんだろう?何に近いんだろう?いろいろ考えたら、これは「漫画に近いんだ」と思った。少年漫画というにはちょっとリアルで現実的すぎる。ふだん青年誌で描いてる漫画家がたまに出す短編集。それを読むような感覚に近いのかなと思った。

    ネタバレBOX

    映像の使い方がきれいだった。
    主人公がモノローグを語る場面で、心情に合わせて2台のプロジェクターから、写真や言葉がたくさん映し出される演出がとてもすき。
    次も観に行きたいと思った。
  • 満足度★★★★

    ちょっと意外
    ディープでダークな感じかなーと思っていましたが、いわゆるジェットコースタードラマのごとくスピーディーでポップでした。ラストの二人芝居はホロリとさせられます。ちょっと自意識過剰な気もしますが。次回作も期待します。

  • 満足度★★★★

    悩み多き25歳
    後半からの2人芝居はそんな感じ。

    しかし、あくまでもワタクシの考えだが、存外殆どの人間は年齢に関係なく頑張って生きてるような気がする。くだらない世間を上手く渡ってみせると豪語しながら、学歴社会の重圧に耐えかねるように真面目な子供が壊れてしまう十代。

    物静かだった子供がバットを振り回し獣のように親を襲った事件、突然ビルから飛び降りたりと子供の社会に行き場のない奇妙なストレスが蔓延した時代を乗り越え、それにつれ、学校や社会も豹変し始める。派手な校内暴力の時代は徐々に終わりを告げ、代わりに子供たちがより弱い固体をみつけて攻撃する陰湿ないじめの時代が到来し、大人に牙をむく子供は減り、子供同士が魂を殺しあう暗黒のゲームがはじまったりと・・・、そんな時代を乗り越えて大人達は皆、相当頑張っている気がする。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    おおまかに前半がコメディ色強くバカ丸出しで押し出す展開から一転して後半は女子二人だけのシリアスな場面へ突入する。

    素敵なサムシングを見つけると言って何処かへ行ってしまったユキを探しに行くみどりだったが、旧友がコンビニ強盗をした現場に居合わせたみどりはひょんな事からブリーダーのヒロシ共々、強盗をはたらいた新太郎を半ば脅迫して、ユキと迷犬を探す旅に3人で出かける。

    車に乗った3人は本人達に与り知らないところで凶悪な殺人容疑者として全国指名手配されてしまう行までは、コント色の強い馬鹿馬鹿しいコメディで個人的に好みのコミカルさだった。

    しかし、後半は写真家になりたかったみどりとユキのシリアスな会話劇へと変貌してしまう。この変貌は受け手である観客の好みの問題で評価は割れると思うが個人的には「素直な描写だな」という反面、劇場という場所に夢や希望や不条理や絶望というものを押し込めた虚構を覗きに、いわば現実逃避しにきているワタクシとしては彼らのリアルな悩みはここでは聞きたくないな・・という気持ちもある。

    途中から写真と小劇団を置き換えて観ていたが、根本的に悩める小劇団団員みたいな展開になってあまりにも痛々しさがリアル過ぎた。表現していることは理屈抜きで解るだけに、観ている観客としては夢も希望もないじゃん!と打ち砕かれてしまうのだ。だから個人的には前半の方が好みかな。

    横田純が吐くセリフのテンポが絶妙だった。聞き取りやすい語彙もきっちりと耳に馴染んで入ってきた。素晴らしい役者だと思う。馬?のような水越も人間離れした相川も好まれるキャラクターだと思う。笑
  • 満足度★★★★★

    やっぱり、おもしろい。
    息もつかせぬ展開に、随所にちりばめられた笑い。
    前半、かなり笑わせてもらいました。

    舞台の見せ方もストーリーに合っていて違和感なく、むしろ臨場感があってとても良かったです。

    静と動、必然と偶然、人の強さと脆さ。それと、情熱ゆえのせつなさ。
    コントラストが鮮やかでした。

    それにしても、みなさん本っっっ当に全力で表現してますよね。
    明日と明後日の公演もあるけど大丈夫?と、ちょっと心配になるくらい。

    舞台鑑賞中、あー近くだったらまた観に来たいなーと思いました。

    マクガフィンズ、やっぱりおもしろい。
    と再認識した舞台。

    次作も期待しています。

    ネタバレBOX

    友情を軸にした、センチメンタル・コメディ?
    20代半ばの焦燥感とやりきれなさが懐かしかったです。

    主人公は、家が焼けて目に見えるものすべてを失ってしまったけれど、そんな時に会いたい人がいて。
    それを手伝ってくれる友達がいて。
    「待っているよ」と言って待ってくれていた人に会えて。
    やりたいことが見えていて。
    …けっこう幸せ者ですよね?笑

    目に見えないものは持っていることに気付きにくいけど、見えるものよりも大切なものの方が多い。
    ということを思い出しました。
    ありがとう。
  • 満足度★★★★

    ファイト、バカども
    ツバをすごい速度で飛ばしていくような熱いバカ展開だが、演者が変に誤摩化しをせずにきちんとやりきっているのですんなりと笑える。水越健なんてキレが大変よく、ちょくちょく挟む小ネタですら振り切って演じており観ているだけでにやにや。暗転のない場転を的確に整理する演出のセンスもよく、全体的に観やすい舞台だった。
    でも個人的に後半は微妙。

    ネタバレBOX

    女子2人だけになって青年の想いが前面に出るシーンからが、感情移入できるか出来ないか分かれる所だと思う。客層を見るとあれでもよかったのかもしれないが、斜に構える節がある自分としては残念。テンションの高さで語りを極力無力化していく前半との落差で「結局自分語りなのか」感を余計濃厚に受け取ってしまった。伝えたいことなのはわかるが、前半ではそれをシリアスに寄り過ぎない演出で見せることができていたので、やるならば最後までその方向でやり抜いてほしかったなと。
  • 前半は、長めのコント
    といった感じで、その最後の方はドタバタしているだけの印象もあったけど、テンポも良くて楽しませていただきました。シンプルな作りのせいか、役者たちの持ち味か、全体的に爽やかな印象で気持ちよく観られますね。だけど、見せ所で聞かせどころの2人の女性の長い会話の部分はどうなんだろう。余計な動きを入れず、セリフだけで勝負!というつもりなのかもしれないけれど、私には棒立ちの2人のやりとりに、なにか物足りなさを感じてしまったのだけれど……。

    ネタバレBOX

    コンビニでバイトしているところに入ってきた強盗がかつての同級生!ってのが好きです。近所で強盗するな!(っていうか、強盗は遠征地でもしないでください……あくまでもお芝居です、お芝居)あと、チラシのコピー好きなんですよ。あの娘のイメージがもうちょっとあると良かったかな。

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