不要な○○、下取りします。 公演情報 不要な○○、下取りします。」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-10件 / 10件中
  • 観劇
    20101126

  • 満足度★★★★

    いきいき体操、覚えたい
    近未来に三つ四つ間違うとありえそうな、ちょっと怖い話でした。ただ、変わらないのは悪いコトを考え、する人たちなのですかね!?
    って、これが一番怖いのかも…

  • 満足度★★★★

    好みの本
    全体的に破壊的な方向に持っていく描写の仕方は好きな味付けだ。終焉後、いや~な感じに気持ちよくなれた。

  • 満足度★★★

    リサイクル
    おもしろおかしい中にも不気味さが広がる感じがなんともいえない。

  • 満足度★★★★★

    好きな脚本。好きな俳優。好きなテンポ。
    案内してくださった方から「ちょいグロ。ちょい不条理。」と聞かされ。。。

    「ダメかも」と思ったが。。。

    すっごく良かった!!!

    たしかに、後味悪い。。かもしれない。

    後味じゃないなぁ、、、もう途中からニガイんだ、かなり。

    泣きたくなるくらい。。。

    でも、良いっ!!!

    日常に潜む恐怖。罠。社会の裏。。。

    じっくりと考えさせていただきました(これからも意識しそうだなぁ。。。)

    劇団わらく。次回作が今から待ち遠しくてならない。。。





    ネタバレBOX

    冒頭の会話が冗長な感じがして「ん?大丈夫か?」と思った(実際には、この冒頭部分が重要だったりするのだが)。

    そんなボクを一気にこの舞台の世界にのめりこませたのが、長橋佳奈さんの超抜の演技。。。

    演技と言うより、ダンス&テンションというべきか?

    たしかに、あのテンション&発言は、傍から見れば「・・・アヤしい・・・絶対、これは洗脳を仕掛けとるんや」なんだけど。。。目の前で、あれされると。。。

    ボク、ノっちゃうかも。

    「シェアしよう!」「ファンタクティ~ックっ!!」(←記憶は定かではないが)って台詞なんざぁ、、、マネしたいもんなぁ。

    さて、内容ですが。。。

    ラスト部分の夫婦と営業マンの会話で、救われないほどの後味の悪さを感じるわけですが。。。

    最後のダンスで、加害者(?)も被害者(?)もゴチャ混ぜに。

    ここでチト救われる。

    さらに、ダンスの背景に映される映像で、脚本・演出の意図しているところがはっきりと分かる。

    ここでホッとする。

    だって。。。ボクいわゆる「不条理」っての、苦手なんだもん!

    ただ、「あの方」の映像は、ボクには「?」に感じた。

    「あの方」ではなくて、田中角栄とか小泉純一郎でよかったような気が。。。

    ちょっとストレートな表現で、若干、ひいちゃった。。。。

    でも、すばらしい舞台であることには変わりありません!!!



    ・・・DVD売って欲しいな~。





  • 満足度★★★★★

    怖面白い
    近未来に本当にこんなセンターができたらと思うと怖いですね。

  • 満足度★★★★

    劇団わらくの路線
    たぶん、こういった歪んだ路線で突っ走るのだと思う。観終わった後の何ともいえない小気味悪さというか、爽やかさのまったくない物語はファイナルダンスのシーンで一層深くなる。真実の感情を隠して仮面を被りながら踊る夫婦の距離感も絶妙だった。中盤でのセンターの指導がやや助長に感じたが後半で屈折した歪みへのグロさで盛り返した。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    略して「いきいき人材支援センター」に勤める夫とその妻の関係はギクシャクしていた。夫の決めた「夫婦はこうあるべき」という理想に従っていた妻はある日突然、自らでセンターに入所してしまう。妻が考えていたセンターとは不要な人間を必要な人材として再生して社会復帰させてくれる場所だと思い込んでいたのだった。

    ところがこのセンターの入所者は家族やパートナーから不必要と判断されて下取りに出され回収された人達で、入所すると、いきいきプログラムというプログラムに従って行動させられて、人間更生または矯正させられるが、その情景はまるでマインドコントロールされたカルト集団のようなナリなのだ。

    しかも家族計画の内容を思考すると見せかけて入所者の7名はエコフレッシュされる運命だ。エコフレッシュとは臓器を提供させられ取れる機能は全て取り剥がされて捨てられるのだ。まるで車の再生のように・・。

    この臓器提供に裏で関わっているのが夫と人材派遣センターに勤める百瀬だ。百瀬は「いきいき人材支援センター」のセンター長を抱きかかえており、内通し「今月は○人欲しい。」とのたまう。つまり入所者の未来はないのだ。

    妻の入居を知った夫は妻を救済しようとセンターでの実態を妻にぶちまけるが、これを聞いていた、かつての引きこもりだった入所者が他の入所者全員に真実を暴露する。

    こうして入所者は自分の運命に向かってひた走りながらダンスを踊り、妻は夫に救済された弱みを抱えて以前よりも更に夫に押し付けられた決まりに従い人形のように踊る。表情のない型どおりの乾いた夫婦のダンスが滑稽でもあり悲しくもあり不条理そのものだ。しかし殆どの人間は生きるために小なり大なり自分を隠して仮面を被りながら生き続けている。

    だから、夫婦も私達も仮面を被って踊り続ける他はない。
  • 満足度★★★★★

    予想以上の気味の悪さ
    説明から○○が人間であることは容易に予想がつきましたが、人間をああいうふうに再生する場所だったとは...。終演直後にBGMとして流れた歌が、極めて逆説的に聞こえました。既にこんな施設がどこかにあったりして。あ〜コワい。

  • 満足度★★★★

    これはイイ
    いやはや何ともシニカルなブラック・コメディ。半分笑えて、半分笑えず、フラストレーションが溜まりますが、これが面白い。白のモノトーンでシンプルなセットとパステルな衣装の爽やかさと、中身のグロさとの対比がイイです。

  • 満足度★★★★

    さわやか笑顔の陰で…!
    「いきいき人材開発再生技術構想研究啓発総合支援センター」、よく覚えられるもんです。で、ここが舞台。

    ネタバレBOX

    白い色に塗られた部屋、テーブルなど…、異質な施設を想像させます。

    ここは不用品と判断された人間を再教育する施設です。不用品の回収というので姨捨山かと思っていましたが、実は誰でもよく、要するに誰かから不用品と申告され、審査の結果認められればセンターに収容されてしまいます。収容されると研修を受け、社会復帰する人とエコフレッシュになる人に分かれます。

    おぞましい実態、官民の癒着、公務員の特権のようなものを笑顔の研修、笑顔の家庭生活などを通して描かれており、怖くて素晴らしい近未来SFでした!!

    エコフレッシュのフレッシュは、RではなくLなので、念のため。

このページのQRコードです。

拡大