満足度★★★★
軽く、重く。
笑いを誘うセリフが、寝たきりという重いテーマをより際立たせていました。特定の誰かを思い出したり、自分が立つかも知れない未来の姿を思ったり、自然と入りこめました。
ふと思う
回復した老人は何でも出来ると考え始める。そして躊躇しながら生きる若い世代を案じて説教する。その際に若者がぽろりと言う。「相手に思いがないとね」。周囲の人々を思いやってこそ躊躇するのだ。若返ってもきっと思いのままに生きられない。そんな事を、ふと、思った、舞台でした。
満足度★★★★
身につまされた…
観客は、それぞれの人生を踏まえ、この芝居を観ると、それぞれ笑えるポイント、泣けてくるポイントが違っただろう。
どの登場人物に感情移入できるか、で、何かを試されている様な気分になった。私の母は重い病気だけれど、私はまだ彼女が死ぬとは思っていないな、なんてことを、ふと考えてみたりもした。別の観客は、私がスルーした或るシーンで、号泣してしまったという。
しっかし、三田村オジサマ、面白かった。巧い役者さん達が、抑えた演技でみせる芝居かと思わせて、実はやりたい放題やってくれましたな。泣くに泣けなかったじゃないですか!
マー義理の4人の役者さん達は、初見だったのですが、一気にファンに。2月末の公演、観に行く予定。
良い素材を風味を生かしつつ調理した逸品料理、みたいな公演だったと思う。毒を孕みつつ、とても演劇的で。素材はふぐだったのか。
余談ながら、麻丘めぐみさんの瞳が、めちゃめちゃ可愛かったということを付け加えておく。尚且つ、高乃麗さんがヤン姐な役で、驚かされた。
満足度★★★★
もう一度みたい
みんな違和感のないキャラで、すんなり入り込める。あの面子が小劇場の同じ舞台に立つなんて、きっと三田村さんがいなかったら実現しなかったのではないかと思ったり。ダレる所もなくテンポ良く小気味良い約1時間30分。すごく濃密で得した気分の作品でした。
満足度★★★★
三田村さんの魅力!
役者陣揃いも揃ってみんな素晴らしかった。
いい芝居をしてる役者達に賛美半分、ジェラシー半分。
三田村さんはプロデューサーとしても役者としても素晴らしい。
上演時間もちょうどよく気持ちがよかった。
満足度★★★
企画者三田村に拍手
三田村組での三田村さんは他の客演芝居よりもいつもいい。なぜかというと、当然ながら、主役だからだ。そしてうまく見える。三田村組をみにいくのは、いつも心憎い脚本家と役者を揃えているからだ。
というわけで、今回も失礼ながら、三田村さんご自身を目当てに行ったわけではなかったのだが、御大、なかなか頑張っておられた。せりふはかなり噛んでたけど。
いつもながら、セミレギュラー陣が楽しい。マー義理は文字どおり「まぁまぁギリギリ」って印象だったが。席が遠くて、せっかくの勘所のせりふがところどころ聞き取れなかったのが残念だった。
よい脚本家と役者を集められる、三田村さんの眼力と熱意に、敬意を表したい。
ただ、三田村さん。このごろペースあげすぎです。これじゃ全作品チェックできません。もう少し、間隔をあけて、ね。