満足度★★★★
カジュアルなギリシア悲劇
現代口語でカジュアルなギリシア悲劇、オレステイアが、愛人と共謀して父を殺した母・クリュタイメストラに復讐するまでをこんなにもわかりやすく(事前情報により Wikipedia で直前予習をしたのも役立ったが)約70分にまとめるとはお見事。
また、復讐の女神・エリニュスをストーリーテラーとして、出番の少ないヘレネ、イピゲネイア、カッサンドラ役をも兼ねさせたアイデアもイイし、クリュタイメストラ以外は皆現代のラフな恰好にした衣裳も◎。
満足度★★★
ポップ
ギリシア神話が初心者にもわかりやすく観られてよかったです。
前半は馴染みの薄い固有名詞を確認しながら観たので苦戦しました。
内容の濃い話で登場人物も少なくないので、ちょっと時間を増やしてでも個々の心理描写がもっとあったらなぁと思いました。
でも展開がはやい分、ライトに楽しめました。弟の友達のポップさはよかったです。
満足度★★★
馴染み薄いけど、
ギリシャ悲劇が、なんともユルい感じのコメディともシリアスともつかない芝居に仕上がっていて楽しめました。でもやっぱり解説ないと分かりにくいですね。
満足度★★★★
大人の上質空間。
ギリシャ神話は未体験ゾーン。
登場人物名の長さを見た瞬間に「コレ、勉強も無しに行くと痛い目にあう」と思い・・・
Wikipediaでベンキョーしましたー!笑
この程度の知識(?)で十分に楽しめました!
しかも同行者の方に「ギリシャ神話のかんたんレクチャー」をいただき・・・ギリシャの神々の「俗っぽさ」「ヤリ過ぎ感」に、興味がふつふつと湧いてしまったのであります。。。ホン、カッテコヨ。
画廊のようなスペースで、女性の役者が役柄を演じながら、ストーリーをナビゲート。。。
ギリシャ神話という古典に触れ・・・
自然光の空間・・・
おさえた演技・・・
すてきな時間を過ごすことができました。。。
満足度★★★
親しみやすい神話
ギリシャ劇が現代口語で語られてなじみやすい。シンプルなセットが神話の雰囲気を醸し出す。上演時間に対して人物が多くて覚えきれず、原作を尊重すると難しいかもしれないが、登場人物を絞れないだろうか。
満足度★★★
不思議な面白さ
ギリシャ悲劇はあまり読んだり観たりしたことがないのですが、分かり易い演出で楽しめました。シリアスさと緩さの加減もちょうど良かったと思います。激しい展開で目を見張るようなシーンはないのですが、何か惹かれるところのある、不思議な面白さのある作品でした。
テーブルと椅子、壁には登場人物の相関図だけの素っ気ないセットに照明も音響の効果もなし、衣装も一人を除いて現代の若者の普段着というセッティングでしたが、熱過ぎず冷め過ぎずな温度感の演技とちょっとの小道具だけで、演劇としての空気感が醸し出されていました。
登場人物の共通する異なる年代の2つの物語が交互に演じられる形式で、出捌けなしで何の要素も変化しないで物語が切り替わってもちゃんとどちらの物語かわかる演出が見事でした。
若者言葉で喋る男性2人のキャラクターが妙に気弱な性格だったり、クリュタイメストラやその娘たちの普通の会話っぷりが、ギリシャ悲劇を身近なホームドラマ風にしていて親近感を持てました。
狂言回し役として演技されるときはもう少し登場人物としての演技とスタイルを変えるとメリハリがついて良くなったと思います。
満足度★★★★
いやはや面白い!
今回の物語はギリシア神話の中でも、最大の悲劇、肉親の愛憎劇なのだが、ゼウスの子がタルタロス。そのまた子がペロプス。神々の知力を試すために、タンタロスは子のペロプスを殺して料理し、神々に供したといわれており、ペロプスからアガメムノンに至るタンタロスの子孫がタンタリダイと呼ばれ、今回はこの子孫のお話だった。
クリスマス・イブの夜7時半の回に一人で行きました(北風がいつになく冷たい……)
ギリシャ悲劇も現代にもってくりゃ、こんなに解りやすいじゃん。などと、昔、学習漫画が出たときと同じような感想を抱いた。いや、その前に、カジュアルな服装で演じられるギリシャ悲劇というユーモラスな状況に笑ってしまった。劇中で解説してくれるのも、話がわかりやすくなって、とてもよかった。にも関わらず、やっぱり名前が憶えられなくて……せめて、もっと短くならないのかな。クリスとマスとイブとサンとタクローとスーとか……また、風が冷たくなってきた(今度は世間の)……。
満足度★★
単なる家族の視点から見た会話劇
最初は、激しい劇になると思ってましたが、実際は、家族愛、兄弟愛をテーマにした、会話劇でしたね。いい作品ではいえませんでしたが、これも劇団の特色でしょうか。