満足度★★★
俳優ショー
心に響く新しいテーマ性は感じられなかったが、映画ファン、俳優ファン、演劇初心者などがそれなりに楽しめるソツのないショーだった。俳優ファンなら充分に楽しめるはず。
生演奏ならではのアレンジ、LED大画面を使った演出などがかっこいい。ミュージカルにしたところや、レトロな振り付けもよかった。
ラストはごまかされたような気がするので、欲を言えば河原氏独自の解釈をもう少し押し出してもよかったのでは。
満足度★★★
スタイリッシュでショーのようだった
(少なくとも)映画は観ている、という前提でつくられているようで、
残念だった。気持ちはわからないではありませんが…。
満足度★★★
デボーチカとマルチックのガリバーに、トルチョク喰らわせてハラショーな感じに仕上がるのかと思っていたが
意外にすっきり見やすい。暴力的ではない暴力。
映像の派手さもカッコいいし、何より生演奏がハラショーなのだ。
満足度★★★
豪華だが、生かしきれていないというか突き抜けてない感じ
客席は、小栗旬目当ての女性ファン7、8割といった所か(小中学生の親子連れもいた)
その中で、あの内容は頑張っていたと思う。
(一応ヌードやレイプシーンもあり、小栗ファン引き気味?)
でも、インパクトの面では、キューブリックの映画には遠く及ばない。
それに、劇中で「映画では~」「原作では~」みたいなセリフもあって
少ないくとも「大部分の人がキューブリックの映画は見てるだろう」という体で
作られてる気がする。
出演者も、主役クラスの大物がたくさん出てたし
演奏も内橋さん以下強力メンバーの生演奏だった。
全体として豪華だが、生かしきれていないというか突き抜けてない感じ。
満足度★★★★
楽しいことは確かに楽しい
アンソニー・バージェスの作品をキューブリックが映画化して有名な作品だが、今回はそれをパンク・オペラにするという。で、小栗旬が主演ということで大人気の公演で、実際、劇場内はそういった雰囲気の客が多い気がする(^_^;)。原作のストーリーを原則として追いながらも、「原作ではこうでした」「映画化作品ではこうでした」的なセリフもあり、ちょっとブレヒト的なファクターもこめつつ、深遠なテーマを含みながらもエンターテインメントとしても充分にでき上がっていて面白い作品だった。
満足度★★★★★
やりたい放題
たまにはこのような胸くそ悪い作品もいいですね。普段イケメンの人がえげつないことをやるのは、とても面白いです。生演奏にAltered Statesを起用したのは大正解。彼等の即興を多くすると、もっとスリリングだったかも。
満足度★★
演劇の可能性
暴力・レイプシーンをとてもソフトに描いて“大衆向け”感があるように演出されてました。これは商業演劇だから仕方ないのかな…??
せっかく結末を原作通り?になおしたり、しているのに、オリジナリティーがあまり感じられなかった印象です。
観てて吐き気がするような、そんな作品のハズなのに……
個人的には、アングラが好きだったりするので、もっと演劇の可能性を感じたかった。
映画の方が面白かったという感想が自分の口から出てきてしまうのが、演劇人にとってとても残念なことです。
いやでも、俳優さん方や生演奏のバンドはとても素晴らしいものでした。
満足度★★★★
豪華なキャストで手堅い舞台に
私は、映画も原作も知りません。
暴力的な映画は大の苦手だったので、どんなに話題になっても観ませんでした。
ですから、そういう思い入れがない分、この舞台はかなり楽しめました。
何しろ、キャスト陣が贅沢!!
脇役が皆上手いので、3時間近い舞台に全く飽きを感じる暇がありませんでした。
河原さんは、こういう系統の芝居の演出って、本当にいいですね。
内橋さんの音楽も、大変刺激的!!
ベテランのキャスト陣が、総じて楽しげに演じている様を観るのも、また楽しく、姪のお友達なので、デビュー前から噂に聞いていた高良さんが、舞台俳優としても、申し分ない容姿、眼力、声質の持ち主で、これは、引く手数多なのも、納得。また、楽しみな役者さんに出会いました。
満足度★★★★
生バンドの演奏が良かった!
なかなか面白かったです。オープニングで “ドルーグ” と呼ばれる4人組が出て来るところで心掴まれました。“狂騒々パンク・オペラ” だとか・・生バンドの演奏が凄く良かったです。ひとりひとりがたまに歌うのはなくいい気もしたけれど・・豪華なステージでした。そして面白い演出でした。3時間近くあったのかな?休憩時間にもお楽しみがあり飽きない楽しさがありました。政治に利用されたこととかわかりにくいし、もっと緊張感があってもいいと思うけれど、赤坂ACTではムリかなぁ。
少しセリフが聞き取りにくいのですが、小栗旬くんはアレックスにピッタリだと思いました。サディストぶりはまだまだですが(笑)
満足度★★★
音楽にびっくり
イデビアン・クルーの井手茂太さんが振付で、前衛とポップの間を行き来する活動をしている内橋和久さんが音楽なので興味を持っていたのですが値段で躊躇していたところ、安価な立ち見券が当日券で出ていることを知って観て来ました。
キューブリック監督の映画版に似せたビジュアルで、物語は原作(読んだことはありませんが…)に基づいていて、エンディングが映画版とは異なっていていました。メタリックな美術と大画面での映像の多用でとてもスタイリッシュな雰囲気になっていました。「ウルトラバイオレンス」と宣伝文句にありましたが、商業系の劇場なのでバイオレンスの表現は映画版に較べるとかなり控え目で、後半とのギャップがあまり出ていなかったため全体的にマイルドな雰囲気に感じました。
お金を掛けたゴージャスな公演でしたが、あまり満足感が感じられませんでした。まず映像がうるさすぎて演技が負けているように感じて残念でした。役者の声もマイクで拡声しすぎて、立体感のない声になっていました。音楽も台詞がないシーンのときはライブハウスやクラブ並みの大音量にして欲しかったです。演出も映画版に忠実過ぎだったので、もっと独自性を見せて欲しかったです。
何幕かに分かれている作品だと休憩時間への移行のさせ方が演出家のセンスの見せ所だと思うのですが、本作では休憩時間中に役者に対してちょっとサディスティックでありつつ、客に対してはユーモラスなシーンが舞台上で続き、BGMで『第九』が流されるという、物語の内容ともリンクした形になっていて、巧みな幕間になっていたと思います。
映画版あるいは原作と違う箇所に対して「このシーンは映画版にはない」とか、「原作通りに演じた」などメタレベルの台詞があるのが面白かったです。
役者はキムラ緑子さんの存在感が光っていました。山内圭哉さんのいかがわしい雰囲気もユーモラスで楽しかったです。
期待していた振付は、井手さんらしい動きが所々に観られて楽しかったのですが、大勢での群舞になるとあまり迫力がなく、井手さんらしさを感じられませんでした(逆にイデビアンのレベルの高さが分かりました)。
今回の一番の収穫は音楽でした。てっきり事前に録音したものを使うものだと思い込んでいたのですが、開幕すると2層構造になったステージの上部に内橋さん以外にも芳垣安洋さん、高良久美子さん、ナスノミツルさんなど、オルタナティブ音楽界を代表するミュージシャンたちがいて、生演奏していてました。チラシや公式サイトにクレジットがなかったので驚きました。腕利きのミュージシャンによる音楽はとても格好良かったです。ちょっとマニアック系の音楽のファンの人は必見だと思います。
パンフレットはオレンジ色を購入
映画しか観てないですが、かなり忠実だったと思います。ラストに驚いた!映像メインの装置がすごかったです。ベテランの俳優さんがかっこ良かった。
満足度★★★★★
とっても好きです
おもしろいです。配役も楽しい。
1/2(日)、本日が初日。正月気分が吹き飛ぶおもしろさです。
暴力とかを率直に扱った作品なので、そのあたりのことは軽く知った上でご覧になったほうがいいと思います。
販売されているプログラムは、表紙がオレンジのものと黒のものと、2種類あります。