満足度★★★★
これだから中央線は。
間に合うように出たのに、開演にぎりぎり間に合わずロビーのモニターで7、8分。まぁ、三鷹なので。
駄目な部分を共感することの苦しさまで持って行く、描き方の徹底ぶりはさすが。前回と違って、観てて、人を愛せたのが良かったです。
満足度★★★
蔑
グロい芝居とわかっていても、やはりバイオレンスな描写があると思わず抵抗を覚えてしまう。今回はビジュアル的なグロさというより、負の生活感というか、漂う雰囲気の生々しさみたいなものにヤラレてしまった。
上演中、ところどころで笑いが起こる。よくよく見てると、感情移入して笑ってる人はいない。みんな目前の対象物を蔑んで笑ってる。・・・・・本当にグロいのは舞台の上じゃなくて、それを観てる客(自分含む)かも。
満足度★★★★
意外に後味悪くない
人間失格にもなれないダメ人間というのでしょうか?
ダメ人間と比べれば、はるかに失格人間のほうが愛せるかも。
...っていう真ん中のハートマークに感じました。
もうちょっと、どこの席でも見やすい舞台セットにはできないものかなあ。確信犯なのかなあ。
スキャンダラス太宰治
人間と失格のあいだにある♥マークのポップさは、欠片も無い。
太宰が生きていた時に当時の世間に振り撒いたセンセーショナルさと、
ポツドールの同じそれとは、時代精神というフレームを通して、根底で通じているのかもと、そんなことを考えた。
土曜の昼ということで、客席の2割を確実に占めていたご年配層が、どんな感想を持ったのか聴いてみたいと痛烈に思った。
満足度★★★★
いまのダメ人間
今のダメ人間を上手な構成で描きまくり。ダメ〜な感じが芝居が進むほどに淀んできて。観終わると「太宰に出てくる『失格な人間』って、今思うとそんなにダメじゃないよね」って感じがしてきた。ラストシーン、あった方が構成が明確になるが、わたしには親切すぎて冗長に思えた。
満足度★★★★
ホールの制限がある中で、
真っ先に取り上げがちなエロやバイオレンスを除いても、若者の生態を新しいスタイルで見せる表現法に長けている。102分。
満足度★★★★
三鷹にて
ポツは二度目の観劇なんだけどやっぱり観ていて痛い。
演劇を観ていて、役者の痛みや思いをを共有するのはよくあるし、
芝居に限らず絵や写真でもあることだと思うけど、共有したくない種類のものを意図的に作っている。
満足度★★★★★
評価は分かれるのかな。
私はすごくツボでした。顔をしかめながら見る芝居、好きなんです。嫌いな人は全くダメなんじゃないかな、終わったあとの客席の雰囲気からすると。主人公は憎めないけど愛すべき点もないダメ人間。後半の人間失格っぷりはど迫力です。お母さんの愛情が暗さ一辺倒にさせず、ほっと救われながら切なくなりました。帰り道、気づくと眉間にしわ寄せて歩いてました。しいて言えば、せっかくの三鷹の天井の高い広いスペースが全く生かされてなかったかな。