満足度★★★★★
特別な作品
モチーフにしている実際に起こった事件はとても重いものだけど、誰の人生にも「あの時こうしていれば」「あの時こうだったら」という一瞬があると思う。ラストシーンがそういう人生の取り戻せない、取り戻せたかもしれない一瞬を象徴的に表現していて、思わず泣いてしまった。残酷な事件が底流にありながら、しかしラストシーンには救いもあったのだ。ソルトの作品はずっと観続けてきたけれど、これは特別な作品になったと思う。脚本はもちろん、役者さんたちの演技も、演出、音響、舞台芸術など、制約もあったと思うが今できる限りのベストを表現しているという気がした。今もラストシーンの台詞がよみがえってくる。
満足度★★★★★
横浜まで行った甲斐がありました。
こういったどこまでも深い読みの舞台を観ると、感想をUPするのを考え込んでしまう。もしかしたら、言葉によっては舞台の印象を違ったものに囚われてしまいかねないからだ。だから、なるべく忠実に偏見なしで書いたつもりだ。それでも、もし、この文章が作家・椎名泉水の意図するところと違ったなら、こんな見方もあるのだと、サラリと受け流して欲しい。。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
賛否分かれるでしょうね
私は、暴力的なものは好きではないのですが、この作品は、内容が内容だけに、そういうシーンがあるのは仕方ないかな、と。ラストの前のシーンとラストの切なさには涙が出ました。
満足度★★★
終り方が
今月18本目の観劇(月間最多更新)。
少し考えさせらる作品であった。説明にもあるとおり実際に起きた事件を元に書かれているわけであるが、贖罪の部分が読みとれなかった。「うーん」というのが正直な感想。