血の婚礼 公演情報 血の婚礼」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-11件 / 11件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    わりと、よく思うのですが、海外の戯曲の台詞回しは、翻訳重視なのか、まわりくどく、長くなりがちで、ストーリーは良いのですが、話に入り込めないことが多く感じます。
    この作品も同じようなところがあり、話の展開に重きをおいて、要点やニュアンスを伝える、テンポある台詞に要約するのは難しいのですかね!?
    こちらも、ストーリーも面白く、役者さんも好演で良かったです

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    凄惨な話なのに淡々とした語り口。かえって印象に残りますね。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    鑑賞日2023/01/21 (土) 18:30

     ガルシア·ロルカ作『血の婚礼』という何ともおぞましく、血生臭い感じを連想させるタイトルと、CoRich舞台芸術!に載っている不穏な雰囲気が出ているチラシを見て、かなり期待に胸膨らませて観に行った。

     最初のほうの場面で息子にどこか不穏な感じを感じさせるぐらいに異常に依存し、ある一族に対して狂気じみて執着し、憎んでいる母親が登場し、途中で死神を具現化したような、闇を具現化したような怪しく、どこか底しれない怖さを持った老婆が登場したり、敵対する一族の若者で気性が激しく、自由気ままで、粗野な男レオナルドが出てきたりと一癖も二癖も癖が強く、個性的でアクの強い登場人物が登場し、シリアスな音楽も相まって、この劇の緊迫感、得体の知れない恐怖、暗闇の場面が多いことによる心理的に不安や恐怖を煽る演出、小さな劇場を見事なまでに使い切った臨場感、一体感が相まって、気付くと、その禍々しく、血生臭く、呪わしく、恐ろしい劇世界のなかに没入していた。

     死神を具現化したような、闇を具現化したような怪しく、どこか底の知れない怖さを持った老婆を演じた俳優が、手足がまるで骸骨のように痩せ細り、顔も極端に骨張って見え、声も含めて、観客に恐怖を与えるの十分な肉体を使った演技で、才能を感じた。
     花嫁役を演じた役者は、あんまり色気が出せてはいなかったのは難だったが、二人の男が自分を巡って闘って、二人共命を落としたあとの気丈な振る舞いの演技は迫真に迫っており、見事だった。
     昔の恋人レオナルド役の俳優の今の奥さんに対してのDVじみた演技や、花嫁に対して粗暴でありながらどこか女性を惹き付ける魅力、どこか憎めない感じが滲み出ていて良かった。
     母親役を演じた役者は、息子に対して異常に依存している感じは現れていたものの、ある一族に対して狂気じみて執着し、憎んでいる感じは出し切れていないのが非常に残念だった。
     息子役の俳優は、好青年役のときは比較的上手かったが、復讐の鬼となり変わってからも、あんまり変わって見えなかったので、俳優の伸びしろの限界を感じた。

     ガルシア·ロルカの『血の婚礼』という作品自体は何となく知っていたので、劇団東京座がどう料理してくれるのかと過度に期待して観に行ったら、肝心の男同士の殺し合いの場面がはっきりと描かれなかったので、拍子抜けして、かなりがっかりした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    休憩無し1時間55分、セットはシンプルながら垂れ布を効果的に使用、本作を観るのは初めてですが詩的なセリフが多くシェイクスピアの如き古典の趣、原作がそうなのか演出なのか、題名から想像した血なまぐさいシーンは皆無。ティラミスが美味しそうでお腹がグーッと鳴り、婚礼前の歌が素敵でした。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    不穏な空気感が、表現されていたと思います。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    個性が際立っていてとてもよかった。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    舞台装置や転換への工夫が随所に見られて、興味深く見ておりました。
    若いキャスト陣に海外戯曲ならではの言い回しを扱えるだけのキャストさんがおらず、どうしてもただ説明口調になってしまうだけだったのが残念ではありますが、老婆役(死神役?)の方や母親役の方は良かったです。

  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    戯曲は面白い。マカロニ・ウエスタンのように情念がゆらゆらと静かに立ちのぼり、美しく激しくあっという間に散っていく。これは何度も上演したくなる作品だろう。
    誰もが連想するのは『嵐が丘』。ヒースクリフとキャサリンの亡霊が荒野を彷徨い続ける様。

    DIY感の強い舞台美術。左右の柱に紙皿やフォーク、ナイフが塗り込まれた工夫。予算がなくても情熱でカバー。手堅い日常ドラマではなく、フェデリコ・ガルシーア・ロルカに挑む姿勢を支持。武器は無限の想像力だけ。

    実質的に主人公である、一条政美(まさとみ)さんがこの地に生まれた一族の宿業を滔々と語る。
    鈴木みのる調のバリアートで老婆役、穴山ジョウジ氏は座頭を彷彿とする動きで印象的。脚が異様に細い。
    遠藤愛生(あい)さんは小池栄子系の顔立ち。

    スペイン南部アンダルシア地方の荒れ野が広がる町。因縁のある一族同士の結婚式を前に、不穏な空気が流れている。夫と長男を争いで亡くしている母は息子の結婚相手が気に入らない。唯一残った息子だけを生き甲斐にしてきた。花嫁は以前従兄弟の男と交際していたが、その男は家庭を持ち子供もいた。

    ネタバレBOX

    原作通りだが、ラストの花嫁が花婿の母親に会いに来るエピソードは不要。何があったか想像させるだけで充分。これを描くならもっと母親の比重を作品内で高めないといけない。
    演出が力不足。もっと攻めていかないと、この戯曲に太刀打ちできない。勝手な独自の解釈で自分の作品にして欲しい。

    「世界の果てまで俺を連れてってくれ
     潰れていってもいいんだ 失うものは何もない
     冷たい水晶を今夜お前と食べよう
     喉が切れても構わないから」

    「お前は帰るとこがない だからここにいる
     俺は行くべきとこがない だからここにいる
     激しい光の中で二匹の虫が目を焼いた
     今更飛び立とうとは決して思わない」

    スターリン『STOP GIRL』

    遠藤ミチロウの声が聴こえてくるような二人の逃避行。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    未見の作品だが、戯曲の力…その物語性としての魅力 面白さは伝わってくる。しかし、それを十分に表現できていないところが勿体ない。話の展開は、構成(場面転換)の上手さも手伝って理解出来るが、その場面で描くべき内容の印象が弱く、物語の奥にある人の情念のようなものが感じられない。

    舞台美術は手作り感あるもので、過去公演と同様に工夫を凝らす。特に今回は暗幕と白シーツを巧みに使い、妖しげな雰囲気を漂わしつつ、現実の生活(食事など)を表す。普通の人間が或る出来事(事情)によって、いとも簡単に起こした悲劇。それゆえ、台詞を含め 生身の人間むき出しの感情表現が求められる。台詞は時に詩の朗読のようであり抒情的に演じていたのかも知れないが、棒読みに聞こえた個所があり残念だ。
    (上演時間1時間35分 途中休憩なし)

    ネタバレBOX

    舞台美術は暗幕で囲い、上手 下手にオフホワイトの衝立、そこに食器の絵柄塗。冒頭は中央にテーブルと椅子が置かれている。場転換毎にテーブルや椅子を動かし場景を変化させる。薄暗がりの中での場転換<移動>、その際 聞こえる小声の指示は花婿の母らしく、物語〈時間〉の流れを途切らせない。
    なお、客席は下手側のみに 間隔を空けて設えてある。

    舞台はスペインのアンダルシア地方。婚約した男女が互いの家族の期待を背負い結婚式を迎えようとするが、そこに花嫁の昔の恋人・レオナルドが現れ花嫁を連れ去ってしまう。が、まだ花嫁にも抑えきれない情愛があったのだろうか、抗うことなく付いて行ってしまう。花婿は2人を追いかけ森の中へ…そして悲劇の結末 というもの。レオナルドには妻と生まれたばかりの子がいる。なにより花嫁とは従兄妹同士である。血の宿命、燻り続けた果ての激情愛、地の因習<赤い糸 毛玉で表現>などが絡み合い重厚なドラマ。今の時代に圧倒的に足りない、生身の人間のむき出しの熱情を舞台上から浴びる、そんな情熱的な作品を期待したが…。

    結婚式、中央上部に花飾りされた十字架、しかし周りは暗幕、白いシーツを交差させると何となく鯨幕のようで不吉。祝福と弔意が入り混じった情景こそが、これからの悲劇を暗示している。集まった人々は酒宴に浮かれ、レオナルドと花嫁は行方を晦ます、こちらも楽と苦という相反する光景を描くことで 今後の展開に関心を持たせる。

    演技は、坊主頭に痩せこけた身体 近所の住人役・穴山ジョウジ氏が印象的である。如何にも怪しげで陰湿な感じ、よろよろと浮遊したような足取りはこの世の者とは思えない。物語には死神が登場するらしいが、まさに そんな感じである。

    ラスト、女優3人が抒情豊かに謳い上げる台詞、それが ただ読んでいるだけで情感が伴っていないよう。そこは夫々<花婿の母、花嫁、レオナルドの妻>の立場で嘆き悲しむ、もっと言えば怨嗟があってもよいのではないか。けっして綺麗ごとではない人の情念を感じさせてほしかった。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 実演鑑賞

    満足度★★★

    舞台は巧みに設定が展開されていた印象です。

    ネタバレBOX

    洗礼された素晴らしい演技が際立ちましたが、ぎこちなく感じる箇所が見受けられました。役者の年齢層がわかりにくい化粧や衣装であったので、年寄りや若者の違いが理解しづらかったのが残念です。そのため、すんなりと話に入り込めなかったです。
  • 実演鑑賞

    合いませんでした。

    ネタバレBOX

    照明が暗い時間が多く、効果的な感じがしなくてつらかったです。
    説明ばかりで、私の想像力が弱いのかもしれませんが、その説明から様々な光景を思い浮かべることが出来ずつらかったです。

この公演に関するtwitter

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  1. 一昨日になりますが、劇団東京座第5回公演『血の婚礼』終演いたしました! ご観劇いただいた皆様ありがとうございました! 初めての音響でそこそこ大変でしたが、これはこれで楽しかったです👌 https://t.co/j55y6OXMDT

    2年弱前

  2. だかいち10周年展開での個人的願望🤤笑 ・だかいち原画展開催 ・桜日梯子先生のだかいち画集&ファンブック発売 (Twitter掲載絵&特典小冊子系も完全網羅) ・舞台「紅葉鬼」三部作アニメOVA発売 ・舞台「紅葉鬼」写真集発売… https://t.co/4pLkhXUmnx

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  5. 舞台「劇団東京座第5回公演『血の婚礼』」行った。中央前方席で観劇。 https://t.co/BcfcKxPyLw

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  8. 劇団東京座第5回公演 『血の婚礼』 2023/1/20 18:30〜 中野スタジオあくとれ 舞台美術、照明、音楽が美しかった 公演を重ねるごとに戯曲とうまく融合していってるなと思います https://t.co/90bhOBCrFP #劇団東京座

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  16. 【情報解禁】 劇団東京座 第5回公演   『血の婚礼』 作:フェデリコ・ガルシーア・ロルカ 訳:牛島信明 演出:筒井勇樹 2023年1月19日(木)~1月22日(日) 【会場】 中野スタジオあくとれ 〒164-0001 東京… https://t.co/B6UgXF1OKy

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    2年弱前

  19. @tainuma_tanu たぶん木村君の血の婚礼の時、タグが「# 舞台血の婚礼」だったとおもうんですが、「# 血の婚礼」はダカイチで使っていて、かぶるから分けてたと思います😂 元々俳優2人のBLなので、作品の中で共演何度かしてるんですよね。それの舞台化ですね☺️

    2年弱前

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