ロクな死にかた 公演情報 ロクな死にかた」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.3
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  • 満足度★★★★★

    愉しむ
    面白い作品だった
    都合がつくなら、もう一度観たかった

  • 満足度★★★★★

    見ずに死ねるか~
    初日にゴーで、タダ見でゴーさせていただき、楽しんじゃいました。台詞がとても自然に聞こえます。まるで役者さんが役ではなく素で演じてるかの様に見えるほど、台詞が馴染んでいるように見えました。そして、動きが面白い楽しい。場天も楽しい。全体通して役者の動きが洗練されていて、目には見えない風景や感情が役者さんの動きで伝わってきます。すごくリアルな要所にあるダンスが楽しい。フワフワ~パキッパキッて感じ。あっという間に終演でした。

    ネタバレBOX

    自分の死に方を考え続けていた毬井君が突然死ぬ。その死ぬ前後の風景と、毬井君を巡る人達の日常の風景が交錯する不思議な空間。

    当たり前だけど、人は突然死ぬ可能性がある訳で。でも自分(肉体)と、世界(精神)の死は一緒じゃなくて。死語の世界に在りたいと思う毬井の遺言が残す、死んだ後も更新される毬井のブログ。自分の愛する人が、自分の死を忘れないのではなく受け入れて前向きに生きる事って大事だなぁと思います。

    家族や恋人に対して、人の話を揚げ足取って反抗したり、言葉尻を捕えて理屈っぽく難しく考えたりする風景がすごくリアル。『ずっと好きだった人と好き過ぎて別れる』とか『寂しいから子供を産む気持ちも肯定したい』とか、そういう人間らしいエピソードも魅力的。

    劇中全員で躍りながら様々な風景が瞬間的に表現されるのは、何か魂が天国に登っていくみたいに見えるなぁと思いました。
  • 満足度★★★★

    死を受け入れること
    家族や恋人、あるいは自分自身が死んだことを受け入れるまでの過程を多様なシチュエーションにおける会話やダンスで表現した、爽やかな作品でした。

    死んだ人のブログが更新され続けているというミステリー的な話から始まり、次第にそれぞれの登場人物たちの死についての思いが見えてきて、重みのある話になっていました。

    スピード感のある現代の若者の言葉使いで次々に場面が展開して行き、観ていて気持良かったです。時折、お笑い的だったり、様式的だったりする台詞回しが挿入されるのも効果的でした。

    演劇で用いるダンスは、上半身の動きがメインのパラパラ風のものが多く、個人的には嫌いなのですが、この劇団はステップを重視したアイリッシュダンス的な振付で、迫力があって楽しめました。作品のテーマにも合っていたと思います。
    衣装は日常的な格好なのですが、ブラウン系を基調にしていてるのが新鮮でした。

    作品の構造も、入れ子的になっていたり、不思議な寂寥感を漂わせる終わり方など凝っていて面白かったです。

    全般的に良かったのですが、出演者が多過ぎて、それに合わせてエピソードも少し盛り込み過ぎなように感じました。もう少しコンパクトにまとめるとより一層良くなると思いました

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