満足度★★★★
光と影の演劇!
光と影の使い方がすごくうまい。私たちは光に照らされた役者を観ると同時に、壁に映る影も観る。とても幻想的だ。
まるで刑事ドラマのように物語は展開するのだが、その奥に秘められているものは象徴的で奥が深い。随所に想像力を刺激する素敵な演出あり。
ダンサーを演じた恩田和恵の不思議な魅力にも惹きつけられた。
満足度★★★★
ひと時の感覚を広げきる力
そのひと時の感触から、
広がっていく想いに捉えられ、
再び収束して刹那にいたるその想いに
深く浸潤されました。
内心を物語に編み上げていく、
その手法や表現に斬新さと洗練があって、
見せるものと隠すもの、、
さらには浮かび上がってくる世界に
息を呑む。
光や影の使い方も実に秀逸。
役者の所作にも切れがあって。
冒頭の刹那から、
終盤ふたたび広がる
主人公の想いや「おどる」ことの質感に
圧倒されました