生のひと 生いがいのひと 公演情報 生のひと 生いがいのひと」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    冒頭のフックは効いていた
    笑わせてやろう、とかまえられると、たいてい笑えない。
    不必要な”これみよがし”は、不快だ。
    とかく人を笑わせるのはむずかしい。
    本作品、女性の登場人物のうちの3人を、男性が女装して演じている。
    そこで笑いも起こるわけだが、”女装による女性”は
    ひとりかふたりでよかったのではないか、と自分は思う。
    いざというときの切れ、がなくなってしまうからだ。


    なぜ、自分はいま、裸同然でこんな珍妙なる人にかこまれているのか――。
    そんなインパクトのある冒頭、そして、謎解きへと過去に遡る展開は、
    すんなり劇中へと誘い込んでくれた。


  • 満足度★★★★

    期待以上に満足です
    実に面白い。色っぽいし、笑えるし、ホロリとさせられるし。久しぶりに素直に楽しむことができました。期待以上に満足です。しかし、しまさきまちこさん凄くいいなー。

  • 満足度★★★★

    緩くておバカな狂想曲
    妹・愛は恋人との同棲生活にトキメキを感じなくなって、姉の経営する「スナック・さわこ」に転がり込む。しかし、さわこの恋愛感覚はとんでもなく大胆に男と見ればエッチをしちゃう野獣のようだった。笑


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    さわこの現在の男遍歴は安岡力也風の男だったり、店員だったり、幼馴染の別府だったりする。二股三股は当たり前!自分を愛してくれそうな男なら誰でも良いなんて捩れた渇望する愛だった。

    しかし、さわこのこの恋愛狂想曲にはさわこの幼い頃の生い立ちが関係していた。それは、愛が再婚相手の義母の連れ子だった為、さわこの父は実子でない負い目から愛ばかりを異常に可愛がったのだった。幼い頃から実父の愛情に飢え、誰からも愛されてないと感じていたさわこは父親の愛情を埋めるために男に走っていたのだ。

    しかし、屈折した愛を持ち、簡単に男とエッチしてしまうさわこに対して真剣に恋愛する男は居ない。結局、誰からも愛されてないのだが、それでもさわこは独自の恋愛の定義をぶちかまし、意気揚々と男を狩るのだった。笑

    登場するキャストらのキャラクターがホント面白い。釜風味あり~の、顔のでかい小さな巨人あり~の、なんだか動物ランドみたいなナリだ。笑)

    それでも、さわこと別府との恋愛は「なんとなく付き合って、なんとなく結婚して、なんとなく子供を生んで、幸せな家庭をつくろうよ。」なんてセリフから、おお~、上手くいくんじゃないの?!なんつーて応援したくなったけれど、別府も旅人のようにさわこから離れてしまう。

    結局薬局、妹の愛だけは地道に恋人と結婚するようだが、さわこはこのまま狂想曲するのだった。笑
    さわここと、しまさきまちこのコミカルさが素敵だ。彼女のキャラクターがあったからこそ、この物語に色鮮やかになった。更に何言ってるのか解らない力也のキャラクターには大笑いした。

    とんでもなくバカバカしくて楽しい舞台だった。

  • 満足度★★★★

    なんとな~く!なんとな~く!
    なんとな~く、始めちゃったことや、なんとなく、当たり前だと勘違いしてることが、狂騒するけど、恋愛程、常識通りに、いかない事はナイ!って、感じの面白い作品でした。


    バンビさんだけでは、ないのですが、当日パンフには、必ず配役名も、いれて欲しいです。役者の皆様方、お気付きでは、ないでしょううが、その時その役の顔つき、空気に、なってるので、顔写真だけでは、判り辛いです。とくに、客演の方のホームは、必ずお願いします。せっかく、ファンになっても、その劇団を観に行けないので・・・

    ネタバレBOX

    彼氏と別れて、会社も辞めた妹が、姉の経営するスナックの元に、転がりこんだら、姉の恋愛関係に、ビックリ!!でも、自分も・・・

    姉の彼氏は、ヤクザ風なだけでも、怖いのに、店のバーテンとも、なんかあるらしい?それなのに、元彼(幼馴染の)別府が旅から帰ってきたら、あっさり、縁り戻し、三つ又に・・・その、男たちにも、パートナーがいて、大騒ぎ。そんな事は、なんとも思わない姉。騒ぎを収める為に、妹は必死なんだけど、姉の、いい加減さに、嫌気がさす。

    でも、そうなった理由の一つと思われるエピソードを、幼馴染の別府から聞かされ、ホロリ・・・なんと、両親は再婚で、父の連れ子の姉と、母の連れ子の妹、だから父は、姉より私を、可愛がってくれたのか・・・?それを、知っていながら、姉は私に、優しくしてくれた。父の愛に物足りなさを感じたのを、他の男達に、求めてるのか?と、姉を理解しようとする。

    別府は、姉の、ダラシナイ男関係を知りながら、
    「なんとな~く、結婚して、なんとな~く、子供つくって、なんとな~く、幸せになろう」と、姉にプロポーズ、で収まるかと思いきや・・・別府は、又旅に出てしまう。

    結局、他の男達も、元のサヤに収まるのだが、・・・姉は又、違うターゲットを見付けて・・・やっぱり、懲りない女でした。

    と、騒ぐだけでなく、姉の恋愛観念の背景も、描かれていて、良かったのですが、他の人の背景も、もう少し、見たかったかな~

    フンドシ姿も、多すぎ?あんなに度重らなくても・・・、コメディーなので、当然とも思いますが・・・

    水辺で溺れる回想シーンも、必死な表情が、可笑しかったです。でも、せっかく、女装してるんだから、他のシーンは、もっと女らしい、しぐさ等が、見えた方が、見た目とのギャップで、笑えたのでは?

    ヤクザ風の人の妻は、女装の作り込みも良かったし、ヤクザの頭が上がらない強さ優しさが、出ていて良かったですです。

    バーテンさんの目の動きが、とても活きてました。






  • 満足度★★★★

    あー面白かった!
    個性豊かな人たちがたくさん出てきて楽しいひとときでした。

    ネタバレBOX

    女優のひーっと言ったときや、顔をふぎゃーっとするときの崩し方が素敵でした。

    はやしさんのぶっ飛んでいる割にはシャイなところも人柄が表れていました。

    バーテンのシラーっとごまかすところ、顔が大きくて距離感が掴めないと言って顔をぴちゃぴちゃやるところ、面白かったです!

    付き合っているのに決断しないだらしなさ、楽しかったです!
  • 満足度★★★★★

    どっちもどっち...
    貞操観念の低さは男も女もどっちもどっちなんだけど、いざとなったら女(&オカマ)のほうがはるかにしたたかで逞しい。所詮、男はあやつり人形だよね。これまでの人生で大なり小なり傷のある大人の、大人による、大人のためのお芝居でした。

    バーという設定だと必ず結構リアルなセットが組まれますね。常連だからかな。

このページのQRコードです。

拡大