満足度★★
高踏派?!それだけにあったまるのに時間が
作家の実生涯にその作品の登場人物を絡めた、凝った作りの作品。堂々巡りの会話の面白さに始まる脚本の上等さ、セットや小物、役者の演技も上級なのだが、わかりやすさがどうしてもおいてけぼりに。またダイアローグが多く動きの少ないので、佳境にいたるまでについていくのはけっこう大変でした。
でもやはり、各要素がよくできているので、そえっらがうまくあわさった瞬間には「いやー、巧み!」と感心しました。
役者さんがみな存在感のある姿かたちなのも、こころに残りました。
満足度★★★★★
苦悩する可愛らしい夏目
夏目は英語研究のためにロンドンに滞在していた2年間余りの中で4回も下宿先を変えていました。最後の下宿先で、夏目は部屋にこもりきりで研究に没頭します。今まで付き合いのあった留学生仲間とも疎遠になり、下宿屋の女主人からも心配されるほど猛烈な神経衰弱に陥りました。その最後の下宿先でのお話。
今回の芝居で見られる舞台セット、美術、衣装、ものすっごくセンスが良いです。特に着物の柄とカラーの選び方が素晴らしいです。衣装担当は吉澤奈月。いい仕事をしてました。
キャストらは全員がしっかりした演技力で総合的に素晴らしい舞台だと思う。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★
一言でいうと、ガッカリ。
初めて‘てにどう’さんを拝見したのは約7年前になるでしょうか。その面白さにワクワクした自分を、凄く印象的に覚えています。…ですがこの日、2010年に再びお会いした‘てにどう’さんは、かつて憧れたモノとは違ってしまっていました。一言でいうと、ガッカリです。面白くありませんでした。感じの悪いレビューになってしまって申し訳ない!でも‘率直’な感想と言うのなら、ガッカリです。つまらなかったです。シチュエーションコメディという言葉を辞書でひいた事はありませんが、僕の中で今作はシチュエーションコメディとは思いたくありませんでした。心から、残念。笑えもしなかったし、何も伝わらなかった。申し訳ありませんが、僕はこれは駄作だと思います。すみません。昔のてにどうは絶対にもっと面白かった!