満足度★★★★★
色の変化と終盤の切れに目を奪われる
ウィットに満ちた冒頭から
登場人物それぞれの色がとても鮮やか。
個々のでたらめ感の奔放さや切れ、
あるいは腰の据わったつらぬきに
ぐいぐいと引き込まれて・・・。
キャラクターのズレというか「ふら」がすごく良い。
笑いやスピード感のなかで
それぞれの色がしなやかに変化し
重ねられ膨らんで・・・。、
いくつもの高揚が終盤に溢れ、
呑み込まれてしまいました。
ラストシーンの形骸化された質感にも
瞠目。
満足度★★★★★
丁寧に丁寧にデタラメ
観て来ました!初見でした。
演劇の王道とも言うべき、高い技術と練習量に支えられた、丁寧に作られた舞台でした。
円熟の域に達しているのでしょうか。
本当に面白かった!
満足度★★★★
爽快痛快
まさにデタラメなおもしろさ。
いや、デタラメではないんだよな。クロムの芝居は。
その辺の劇団じゃ真似できない技術の裏付けがあるんだよな。
とにかく、完成度高いよ。
いいのか悪いのか分からんが、小学生らしき女の子がケラケラ笑っていた。
特にくぼかんさんの動きで。
次回は来年4月にトラムだって。今年もう観れないのは残念。
それにしても、今回のワレちゃんは近年まれに見る可愛さだった。
ワレタファンは、女房を質に入れてでも観に行くべきだ。
満足度★★★★★
役者さんの名前が全部言える唯一の劇団
今回で、まだ3回目です。「空耳タワー」で、自分が演劇が好きになった原点を思い出させてくれて、勢いでDVDを全部買ってしまいました。で、正直いうと「不躾なQ友」で、ちょっとガッカリした面もあったのですが、今回の「恋する剥製」で再びやられました。こういう〝デタラメ”な感じが大好きです。芝居観に行って、パンフレットを買うのは多分この劇団だけです。役者さんの名前を全部言えるかもしれない唯一の劇団です。それくらい、役者さんのキャラ立ちが見事。・・・で、「評価」は相当バイアスかかってます、きっと。ただし、ラストシーンの「でたらめさ」と「見事さ」は、間違いなくおススメ!
満足度★★★★
楽しい
前作、不躾な~は、まったく合わなかったが、今作はころっと変わって、おもしろい。
音響凄いね。天井見るの忘れてたけど、BOSEのキャノンでも吊ってあったのかな。かつてない重低音は心地よい。
森下さん素適。とかげさん素適。金沢さん(クロエ役)素適。面会で伝えたかったけど、なんかあれなので帰ってきた。
クロエの喋ることは段々わからなくなっていくが、惹きつけられるのは確か。そこが一番集中力が高まった。
セット装置を使った場面転換が見事。
満足度★★★★
モロモロ愉快
テンポ良いオープニングエピソードでツカミはオッケー、以降、並走する2つの流れが次第に関連付いて行く展開が巧みで、時折挟まれるシニカルな台詞にも笑わせられる。
また、稼働式の壁を組み合わせて複数の場を表現する装置も◎。