満足度★★★★
当日券で
元々行こうかどうか迷ってて
井上ひさしさん死去のニュースを聞いて
やっぱり観ときたいなと思って当日券で行ってきました。
出演者も、多少地味だが豪華な(←矛盾してるな)メンバー。
今回もお得意の生演奏の音楽劇スタイル。
4人編成の楽団の演奏いい感じ。
ミュージカル苦手だが、井上さんの舞台は
セリフも聞き取りやすくて、好き。
話は太平洋戦争の責任は
A級戦犯だけでなく、庶民にもあるんじゃないか
という重い内容だが、
笑いも交え疲れずに観れた。
これまで見た井上作品の中で
特筆して面白かったというわけではないが、
最後の方の木場さんのセリフ等
考え感じさせる良作でした。
満足度★★★★
初演につづき
井上さんのメッセージ。
役者さんたちが作り出すドラマ。
上質なもので、笑いと恐怖のなかで謙虚に内容を心に刻んだ。
ただ・・・あえて難を言うと、
出演者の方々みなさん素敵なんだけど、
ちょっと配役のバランスが良くないかも。
新国の対応
2回目観劇。
井上さんの想いを込めたセリフたちに感涙。
タイミング的に当日券を求める観客が多かったが
その大多数が観られなかったのではないか。
新国には、補助席を出すなど、
柔軟な対応を望む。
満足度★★★★
紙芝居屋が東京裁判を語る
紙芝居屋が東條英機の裁判を語ってしまうあたり、お見事。
あういうアプローチをするんだ。
井上ひさしならではの描きで、感心しました。
個人的に土居さんヴォイスのファンなのでその点でもかなり嬉しい。
あと2作の『夢の~』のチケットが取れなかったのが残念無念。
満足度★
む~。
キムラ緑子さん目当てで行きました。
他出演者も、さすがのベテラン役者揃い。
淡々と流れる時間の感じは好きでしたが、
音楽劇だと知っていたら観には行かなかった。。。
満足度★★★★
歴史再考
何気なく平和な世の中を生きている。しかし6.70年前は戦争に飲み込まれていたわが国。劇は戦後の市井の人を通じて時代を語っている。役者さんはそれぞれの持ち味を活かし巧みに演じている。音楽劇と言っていいのかわからないが、BGMもぴたりとはまっていた。2作目、3作目も楽しみ。見てよかった。
ただ、6時30分の開演は会社を脱兎のごとく退社しないと間に合わない。愚痴であるが...
満足度★★★★★
約10年ぶりの再演
ドイツ演劇のようなシャープな装置で、戦争直後の庶民の日常が描かれます。井上ひさしさんの「東京裁判三部作」の中で、一般人の戦争責任を問うのが『夢の裂け目』。初演同様、とても感動しました。家族と一緒に観たいお芝居です。
満足度★★
うーん、戯曲はよくできていると思うけど・・・
井上ひさし氏逝去の報が流れた日に、偶然にも観劇。戯曲はさすがに、描こうとしている世界観が素晴らしいです。けど、芝居は率直に言ってつまらなかったです。有名な俳優がたくさん出演していましたが、役者同士の演技がきちんと成立しないまま、芝居が流れていってしまう箇所があまりに多すぎた気がします。なんというか、稽古不足でしょうか? またスタッフワーク(例えば舞台装置や衣装)も、イマイチだったと感じました。全体として、脚本の世界を舞台上に成立させるのに失敗しているような気がしました。まだCorich!ではレビューがそれほど出ていなく、他のブログなどでも現時点では厳しい感想や意見を見つけることはできませんでしたが、はっきり思ったことなので素直に記しておきます。
満足度★★★★★
観て後悔はせぬ
俳優の演技に安定感と信頼感が溢れる舞台。特に天声訳の老俳優は抜群の柔軟なコミック演技で観客を楽しませる。
『三文オペラ』おなじみの曲など、JAZZ風の生演奏は、舞台を昭和の庶民的夢の世界にさせる。
上下前後左右、立体的な舞台空間の活用も演劇ならではの深い味を出す。
一時代の審判である東京裁判、そして鋭い滑稽である紙芝居、そして演劇。
正鵠だけを射る。
満足度★★★★★
深いことを面白くの真髄
初日観劇。
クルトヴァイルの音楽がJPOPに聞こえるマジック。
2幕が初演よりブラッシュアップされていた。
井上音楽劇の原点にして最高作だと思う。
少女役藤谷美紀さんの透明な歌声が素敵。