さいれんないと 公演情報 さいれんないと」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.5
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  • 満足度★★★

    細かいところもヌカリなく
    丁寧に作ってました。
    いろいろな出来事に納得のできる理由があり、共感がし易かったです。
    登場人物の入れ替わりや。
    状況もタイミングよく、不自然に感じる事はなかった。
    ほのぼのとした蝋燭の灯りのような話でありました。

    ネタバレBOX

    幸運を呼ぶ部屋と褒めておいて、あの程度で・・・?
    と、落とすところと。
    ポルシェの破壊話。それに続くボールペンが使えなくなる話や。
    古いチョコや、ハワイ風の千葉記念写真。
    とどめは、ボーリングのマイボールに作成にかこつけた、
    指輪サイズ計測話。落とし所に使ったボーリングの玉。
    見事に繋げましたね。上手でした。
    が、その分ラストシーンに苦労した気がいたしますね。

    最後に出てきた劇団代表の方に、ストーリーテラーやってもらい。
    始まりは、「とあるマンションの2階住人の引越しです」とかで、前説始めて。「こうして聖夜の夜は更けて行きました、この先インドから彼が戻ってくるか、この部屋の新住人に新しい出会いがあるのかは、また別のお話になります。今宵、この話は。ここで幕といたしましょう。」とか喋って、
    暗転して終劇にした方が、上手なピリオドだと自分は思いますが。
    いかがなものでしょうか?
  • 満足度★★★★

    沁みたなぁああ。
    特別派手な公演でもない。クリスマスばりばりの豪華な飾りも無い。だけれどここには確かな手作りのほんの心遣いがあって・・・、それが妙に感動。今年は22日から体調を崩して寝込んだという理由で、今日がワタクシにとってのクリスマスっぽい初日だった。だから・・・余計に沁みた。
    スタッフの対応も満点でした。

    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    加奈は本日、イブの日に引越しをする。半年前まで恋人と暮らしていた部屋だった。加奈は今でも恋人が好きだったが、恋人の夢を叶える為に別れることになる。そこへ二人の男女が不動産屋の案内で部屋を見に来る。男は女にパラサイトしながら生きてるような輩。女はそんなホストのような男の正体を知ってはいるが見ないふりをしている。愛してるが故の弱点だ。そこに引越屋が面白く絡みながら、物語は2組の男女の行方を表現する。

    加奈たち恋人同士は相手を思いやりながらも別々の道を行く。一方ホストらは、女の目が覚めてホストが振られるという設定。

    引越屋の仕草やセリフが絶妙な笑いを誘い、すんごく楽しめる。女二人は妙に気が合って、最終的に二人だけのクリスマスをやろう!と乾杯する。

    物語は男女の心の機微に触れながら私たちを温かい心持にさせる。なんだか、家族的な思いやりのある芝居だった。ド派手なクリスマスも楽しいかも知れないが、ささやかな、こんなクリスマスの催しがジーーン!と心に響いた芝居だった。
    ああ、なんだかとっても幸せだったなぁ・・。

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