ワイルドターキー 公演情報 ワイルドターキー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
21-32件 / 32件中
  • 満足度★★★★

    おしいなー
    ダンスは今までで一番かっこいいかも。
    男くさいのも好きだし、設定も好きなだけに、逆に何かが足りなかった気がしました。

    2時間を通して女性が(小さな映像除いて)出てなかったことを感じさせない展開は凄いと思います。
    女性抜きでも恋愛モノって可能なんだなー
    個人的には今後もゲキバカはこの路線で行って欲しいです。

    ネタバレBOX

    ストーリーの軸が中山の「もがき」なのか伊藤の「純愛」なのかがぼやけてた気がします。
    中山の「もがき」がベースにしては途中で蚊帳の外に置かれてる時間が長いので最後の抱擁も独唱も、泣けるトコまでいかなかったです。

    ○○○48とかラーメン屋のくだりとかカローラとか武器比べは最高でした。
    個々のコント的な部分が秀逸だっただけに、ちょっともったいなかったです。
    一つの太いストーリーがあって、その上に遊びの要素がうまくちりばめられていれば、笑いと感動がもっと引き立った気がするなー

    あと、劇中歌はすごくよかったです。CD発売して欲しい。

    やっぱりゲキバカにはこういう漢(オトコ)くさいのが似合うんで、次回はもっと熱いの期待してます。
    「オトコくさすぎて泣ける」ってのが理想だなー
  • 満足度★★★★★

    凄まじい男の世界!!!
    やくざなんて、現実の世界でも話の中でも好きではありませんが、迫力ある強烈なシーンの連続で非日常を満喫しました!

    ネタバレBOX

    やくざ、暴力、抗争、異様、狂気、警察の腐敗、殺人、殺人マニア?、殺人マシーン?、過去の事件、追跡者、そんな中に咲いた一輪の純愛…、良かったです!!

    二丁目の狂騒、闇医者の存在なども相まって、裏の世界が強烈な音楽に乗って描かれていました。

    ちょっといい加減なチンピラ伊藤、あの軽い感じがいいですね。

    加藤組の加藤、異常で怖かったですねぇ!

    その他大勢は余計でした。
  • 満足度★★★★

    みた

    筋は粗が目立つ。が、客演を交えての丁々発止のやりとりは見ていてとても気持ちが良かった。ダンスと同じくらいにリズム感が試されるのは、実はそういったところではないのかと思った。
    主演中山、客演岡田の両氏の芝居は、カラーは違えど、個人でも目を引く強さを備えていた。

    コントの場面はドリフを彷彿とさせ、嫌いではないけれど、もう少し絞って全体を2時間程度にできたらなお良かったと思う。メリハリが利いていたからか、2時間20分という実時間よりは短く感じた。

    客演の方々も、オイシイ役を振り当てられてはいるものの、きちんとそれに応えるだけの力の持ち主ばかりだった。

    楽器を使った演出も、これまでに無かった試みに思え、次回以降も楽しみ。

    ネタバレBOX

    中山の結末はああしたことで良かったのか、無理矢理どんでん返しをとってつけたのではと、暗転の間ずっと考えていたが、そのあとの1人語りを聞かされると、それでバランスがとれた気もする。

    ここ2作ほど、低調を感じていたが、今作で復帰の兆しが見えた気がして嬉しい。
  • 満足度★★

    かっこいいんだけど
    おもしろい!とはならない。なんでしょ?この不発感。俳優さんのエネルギーに対してお話や演出のありきたりさ。劇団改名してから、なんかしっくりこない。もっともっと「男子」っていうパワーに圧倒されたいんだけどなぁ。長さも冗長に感じる一因かも。

    ネタバレBOX

    冒頭のダンスシーンがよすぎるだけにその後の迫力が足りない。

    やくざの抗争、各構成員のキャラクターはちゃんと見えてくるけどわりと説明的に見せてる感じだし、共感できる段階まで到達してない。二代目親分のダメさや殺し屋してるその弟とかラーメン屋の人とかホストさんとか。
  • 満足度★★★★

    男男男
    出演者が男ばかりのハードボイルドな作品でした。物語自体はありがちな感じの話でしたが、役者のレベルが高くてシリアスなシーンでコミカルなシーンでも楽しめました。どうやらコント的な部分ではアドリブが多いらしく、舞台上の役者もウケて吹き出してたり。客席のノリもお笑いライブみたいな状態になっていました。
    宮沢賢治の有名な作品が物語に巧みに織り込まれていて、とても効果的でした。

    エンターテインメント系の舞台でダンスを取り入れていても、やらなきゃ良いのにと感じることが多いのですが、この劇団はダンスのレベルが高く、観ていて気持ちよかったです。

    しかし、隣の劇場でやっている某大御所の舞台を茶化しまくっていて(劇中どころかエントランスでも)、大丈夫なのでしょうか…。面白かったですけど。

  • 満足度★★★★★

    宮沢賢治の詩で訴える
    「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」は確か、小学生の頃、教科書に載っていたと思う。カタカナが多いこの詩を何だか堅苦しく重く物騒だと子供心に感じていたが、今日、改めてもう一度舞台でなぞられると、この素朴な泥臭い詩は人間が生きるうえでの基本なのだとつくづく感じる。
    ワイルドターキーは「2丁拳銃の中山」が賢治と同じ故郷から逃れて東京にやってきて死ぬまでを綴った物語だ。
    笑いあり、アドリブありの楽しい舞台だった。終盤ではホロッと泣かせるシーンもあって、その暗転の上手さも見事だった。上演時間がアドリブによって変わる。ちなみに本日は2時間20分。しかし長さを感じない程、楽しい。
    更に今回の芝居には「白と黒の世界からやってきた男が辿り着いたのは灰色の街だった。」とか「白い雪の上に赤い絵の具で描いた絵」などとカラーの描写も斬新で、しっかり、そのカラーが脳裏に焼きついてフルフルと震えた。


    以下はネタばれBOXにて。。

    ネタバレBOX

    片田舎で育った中山は15で母を亡くし、父親は17で死んだ。後に描かれるが、この父親を殺したのは母の連れ子のちかだった。中山の義理の妹に当たる。この日の父は酒の力を借りていつにも増して荒れ狂っていた。そんな暴力親父をちかは包丁で刺したのだった。ちかを庇って黙秘する中山。やがて中山は生活の為に東京に出て、暴力団員となる。

    しかし、ヤクザ同士の闘争に巻き込まれ刑務所暮らしを余儀なくされた中山の出所時に加藤組の伊藤がお迎えに来る。中山が構成員だった東城組は加藤組とのドンパチの末に吸収されたのだという。

    加藤組の構成員となった中山の周りでは、ヤクザにはお馴染みの金銭トラブルや、刑事の汚職、裏切り、闘争が繰り返され、やがてダニの鈴木(刑事)に言いくるめられた伊藤は組の金を強奪する手助けをしてしまう。怒った加藤組はオトシマエとして伊藤の女でソープ嬢のちか(中山の義妹)を瀕死の状態にさせてしまう。今度は伊藤とばかりに制裁しに来るも、中山は弟分の伊藤を助けるために自ら組長を射殺してしまう。

    やがて刑務所に逆戻りした中山を数年後、再び伊藤が迎えに来る。それは桜の花がはらはらと散る春の穏やかな日だった。ちかに伊藤の子が生まれたとの吉報を聞いた中山は「奥さんにもっと幸せになるように。と伝えてくれ」と残す。そうして国に戻って一からやり直そう・・、と心に誓ったその瞬間に一発の銃声が中山の眉間を突き刺したのだった。

    桜は相変わらずはらはらと音もなく舞い落ちる。まるで中山の人生を祝福するかのように。そうして中山は暗闇の中で「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」を復唱するのだった。

    素晴らしい芝居だった。とにかく中山のキャラクターが役にぴったりで、全身から疼くようなエネルギーを発して孤独と言う荷物を背負った加減が絶妙な演技だった。その動と静の不思議なバランスが中山の真髄なのだとも思う。惜しむらくは2度目の中山の出所シーンで中山を迎える伊藤が図らずも笑ったのだ。シリアスなシーンなのに、何故かクスッと笑った!何故だ?!、ここ大事なとこでしょ。
    伊藤は後でおしおきだなっ。

    更に今回はいつにも増して照明さんががいい仕事してた。序盤の暗闇から浮き出てくる男たちのシーンは記憶に残る名作となるに等しい。とにもかくにも素晴らしく楽しい舞台だった。観客がノリノリで序盤から拍手喝采してました。観客も素晴らしい!!

    追伸:今回はキャスト名と役名が同じだったが分かりやすくてよいと思う。
  • 満足度★★★

    雨にも負けず劇場へ
    見せるところ、笑わせるところ、感動させるところ、メリハリがあって安心して見ていられる。
    ただ、ケツが痛くなったのは長かったからなんでしょうね。

  • 満足度★★★★

    カッコよかった!
    演劇ってゆうかエンターテイメント!
    ダンスはカッコ良いし、笑いもあるし。
    もちろん役者さんたちが上手い!!


    ただ、上演時間が長かった…。
    もうちょっとギュッと絞ってもよかったんじゃないかしら…と思います。

    ネタバレBOX

    お話自体は、予想できる範囲内な感じ…。
    シーンごとの魅せ方にやられました。
    裸が多いのも男芝居ならででしょうか。

    「○○○48」と「表にでろいっ」関係者からの苦情が来ない事を祈ってます。
  • 満足度★★★★★

    良い!
    劇団コーヒー牛乳改めゲキバカの良さがとても顕れた作品だったと思う。随所で遊びのアドリブが満載で,でも脱線しないぎりぎりのところで遊んでいる。ストーリー的にも男くさい,役者が男だけでなければできないシーンもあったが,カッコいい芝居だった。これは良い!

  • 満足度★★★★

    ため息でちゃう。
    はぁ・・・

    めっさカッコ良かった。

    別に男を愛する趣味は持っていないけど、カッコイイ男達は観てて気持ちがいい。

    ネタバレBOX

    それにしてもゲイネタっていつもツボにはいる。どうしようもなく笑えるから困る。

    そして中山貴裕さん、カッコ良かった。

    以前とある劇場で目の前に座り、財布を落として気付かず帰ろうとした人と同一人物だなんて思えない。ああ、ちなみに僕が拾って渡したわけだけど、こんなにカッコ良いならそのまま持って帰ればよかった。まぁカッコ良さとその行為に関係はないけど・・・。

    最後にひとり、雪の舞う中、宮沢賢治の詩を方言で語るところ、どうしようもなく胸が熱くなった。実際体温が上がるのを感じ、汗すら出た。『うわぁ、すげぇカッコ良い』と何度も心の中で叫んでた自分はじつはやっぱり男が好きなのか?

    いやいや・・・まぁないけど。

    それにしてもあの詩はそうか・・・方言にするとああいう感じになるんだ。あれが本当の本物なんだ。すごく良かった。ぐっときた。

    ただ、どうも今回あの大きな舞台を活かし切れてなかった気がする。こじんまりとした舞台に感じてしまった。なにがそうさせたのかはわからないけど・・・。
  • 満足度★★★★★

    すごい
    ものすごく演劇なのにものすごく演劇を超えていました。かっこよすぎ!!

    ネタバレBOX

    野田さんが!!
  • 満足度★★★

    役者のレベルの高さ。
    が、この団体の7割くらいを占めるのではないだろうか。あと3割は演出の面白さ。残念ながら、本・・・というか、会話があまり面白くない。どうも派手なシーン以外は退屈だなぁと思ってしまうところがあり。アドリブ満載なのかスタッフさんに上映時間を聞いたら「1時間20分です」とのことだったが、実際は2時間を優に越えていた。どういう計算で出した上演時間なのだろうか。

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