ORGAN 【ご来場ありがとうございました。次回公演は9月中旬】 公演情報 ORGAN 【ご来場ありがとうございました。次回公演は9月中旬】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
21-34件 / 34件中
  • 満足度★★★

    観てきた!
    ドナー編もレシピエント編もどちらも拝見しました。
    どちらもいつもより濃度が薄かったように感じました。

  • 満足度★★


    elePHANTMoon初観劇。
    ドナー編を観た。

    ネタバレBOX

    鼻水をすするのもはばかられるような芝居だった。
    この上演時間で2本に分けるのはどうなんだろう?
  • 満足度★★★

    R編 観劇
    普通に面白かったと思います。臓器移植は個人的に身近で考えた事があるため、そんな臓器提供者側の気持ちにツッコミをいれつつも、まあそこはSFということで、おいといて。
    オチもなかなか。ですが、「考えさせられる」事が多いのは、評判を伺う限り、D編の方なのかしら??

    舞台美術が、大変美しかったです!

    ネタバレBOX

    ただ、実際は50分くらいの芝居ではなかったかなー、と。それで2,800円という価格は…ううーん。初観劇者は二の足を踏みそうになります。R編+D編足しても…¥5,000…うううーん。

    チケプレ当選してなかったら、きっと足を運べない価格設定ですね。
  • 満足度★★★★

    R編
    SF特有の不気味さと、後味の悪さがしっかりあって、とてもよい。
    俳優陣も粒ぞろいでレベルが高い。
    ちょっと系統が違うというD編をぜひ見てみたくなった。

    ネタバレBOX

    チラシやパンフレットでアナウンスされている臓器移植というテーマやあらすじ(背景)を読んでいない場合、物語をすんなり理解するのはもしかしたらむずかしいかもしれない。
    というのは、単純に戯曲の構造として、シチュエーション自体(登場人物たちが同じ人間から移植をうけて、その日に毎年集まっている)が伝わりにくかったように思ったからだ。
    推測なのだけど、作家さんはこの設定とD編R編を書こうということでいっぱいになってしまって、戯曲そのものからもたらされる情報量について、ちょっと考慮が漏れた?のではないかしら。。

    でもそれを補って余りある、ぞっとするかんじを受け取れたので、満足です。
    ところどころ音響がパンチきいててかっこいい。
  • 満足度★★★

    悲喜劇

    両方、観た。

    どちらも、登場人物が出そろうかその前に筋が読めてしまったのが残念だった。もっと裏切るか揺さぶるかして欲しかった。

    ドナーは悲劇で、レシピは喜劇。でも見せ方によって逆にもなるんだろうと想像してみる。

  • 満足度★★★

    ドナー編
    痛々しく病んでいる人達の話が淡々と進み、救いようの無いラスト。R編が楽しみ。

    ネタバレBOX

    霧島夫婦にも何か起きるんじゃないかとチョットハラハラ。被害者は平等に苦しまないとダメと言うセリフが痛い。
  • 満足度★★★★

    レシピエント
    1時間切るんですけど、潔いなぁ。傾向で読めちゃうのが残念。

  • 満足度★★★★

    ドナー編観劇
    悪くはないが期待したほどには心揺さぶられず。
    役者に委ねられている部分が舞台の引力を巻き起こす鍵になっていた割には、人間性の濃度を感じることが出来ない役者がどうも目につき、引き込まれなかった。

  • 満足度★★★★

    観てきた
    レシピエント編。elePHANTMoonの鉄板か。

  • 満足度★★★

    ドナー編
    観てきました。
    創りたいもの、描きたいものがハッキリしていて素晴らしい。劇場を支配する緊張感が心地好い。

    ネタバレBOX

    妊婦の芝居が未熟。妊婦に見えない。スイカを運んでる人かと思った。
    ラストの絞首刑の所作も、もっと丁寧にやってほしかった。
    コーディネーター親子の芝居は鳥肌モノ。
    羽田妹のシーンは涙が出た。
  • 満足度★★★★

    前作と同様のレシピエント編
    当劇団は前作の「ブロークン・セッション」に引き続いて2回目の観劇。
    いい意味でも悪い意味でも、前作とよく似た構造の作品であった。

    臓器移植法の改正により、ドナーは自由にレシピエントを選べる時代となる。
    その結果、生まれる悲劇を描く。

    ORGANとは、、、

    ネタバレBOX

    英語で「臓器」の意味。

    前作同様、登場人物はどこか精神を病んでいるかのよう。

    ドナーの親族は、レシピエントに対して、年1回、移植手術が行われた日に開催される食事会への参加を強要する。
    レシピエントは年々、食事会への参加が重荷になりつつも、なかなか不参加を言い出せずに来た。

    ところが、今年の食事会は違った。
    移植を受けた3人のうち、2人が次年度以降の参加が確約できないと言う。

    一方、自らの不注意で、ドナーを植物状態にしてしまった友人は、ドナーの親族の下僕のように仕えている。

    ドナーの遺族は、レシピエントたちを引きとめようと、説得を試みようとするも、それがかなわないと知ると、下僕であるドナーの友人を使って、レシピエントからドナーが提供した臓器を取り返そうと・・・

    前作、同様のグロさ、満載の舞台であった。
    テーマ、着眼点は面白く、もう少しメッセージ性があるとより楽しめる舞台となったのではないか。

    是非、ドナー編も見てみたい。
  • 満足度★★★★★

    しばし呆然
    初日、ドナー編。

    淡々とした空気がつながっていく中に、
    様々な想いの機微が重なって、
    終盤に一気に降りてくる。

    その感触に圧倒されて、
    観終わって客電がついても少しの間動けませんでした。
    そのあともしばし呆然としておりました。

    ネタバレBOX

    ネタバレボックスとはいえ、
    もし、この作品をご覧になる予定があるのなら、
    ここからの文章はお読みにならない方がよいかと思います。
    通常の舞台にも増して、
    作り手側が提示する以上の作品の姿を知ることなく
    舞台の空気に触れたほうがよいと思われる、
    そういうタイプの作品だったので・・・。


    物語はそれほど複雑なものではありません。

    とある連続殺人事件で死刑を待つ男、
    臓器提供のコーディネーターに
    自らの心臓を被害者の家族に提供したいと告げる。

    そこに端を発して、
    死刑囚、看守、自らの子どもを殺した男から心臓提供を申し出られた家族、
    その親戚や友人、さらには死刑囚の妹や他の被害者の、
    死刑執行の二日前からの
    いくつかも風景が連なっていきます。

    オーバーラップするシーンからやってくる質感。
    あるいは光の変化。
    クロスワードパズルの使い方などもうまいと思う。

    一つずつのシーンは、
    研ぎ澄まされていても
    どこか淡々とした空気に満たされていて。
    にもかかわらず、シームレスにつながったシーンから
    次第に登場人物たちの想いが積み上がっていく。

    死刑囚の想いや看守の気遣い。
    被害者の家族の犯人の心臓をもらうことへの嫌悪感と、
    妻に生きてほしいと願う夫の気持ち。
    その命をパーツにして受け渡す
    実務にたけたコーディネーターがむきあう
    臓器移植では修復できない母親の病の質感。
    さんざん迷惑をかけられた死刑囚の妹の次第に溢れるような愛憎・・・。
    さらには死刑囚のつぐないが他の被害者に与えられることを知った
    別の被害者の想いの揺らぎまで。

    登場人物から伝わってくる想いにはそれぞれに理があって、
    しかも不思議に均質な質感に閉じ込められていて。
    キャラクターたちの事情や思いが封じられた箱が
    シームレスに展開していく舞台上に
    一つずつ積み上げられていく感じ。

    そして箱が積み上がる感覚の先で
    死刑が執行されて・・・。
    一つの命の滅失して
    物語が収束しようとする刹那に、
    ひとつの箱が押し潰されて
    全ての中味が崩れ落ちてくる・・・。

    舞台上でしなやかに表現されていたキャラクター達の想い、
    淡々と舞台上にあったものが
    ラストシーンですべて観る側になだれ込み
    決してステレオタイプなものではない
    いくつもの質感や重さが
    観る側を愕然とさせるのです。

    キャラクターたちの真摯な想いに浸潤される一方で、
    コーディネーターの母親の姿や、
    妹に対する死刑囚の受け応え、
    さらにはレシピエントの妻に夫が渡す懸賞の商品などからやってくる
    事実や時間に対する不確かさのリアリティにもぞくっとくる。

    死刑囚が自らの時間を切り捨てるように昇華していく中で
    看守や観る側が感じる命の軽重と、
    移植された心臓にまで因果を染み付ける
    犯罪者の業。
    同じ命の果てから伝わってくる表裏の、
    つかみ所のない薄っぺらさも深く心に残って。

    結果、
    マキタワールドとでもいうべき
    行き場のない突き抜け感のようなものが
    終演後の観る側に醸成されていくのです。

    舞台美術や照明も秀逸。
    舞台全体を包み込むような格子上の造詣は、
    照明の変化とともに、
    時にその場に監獄の冷たさを醸成しながら、
    真逆の居酒屋や家庭の日常感をも生み出していきます。
    重ならない二つの曲線には
    観る側の内側に
    ひとつずつのシーンを閉じ込める力があって。
    また、一番奥に見える木々が
    その世界に観る側を繋ぐような
    実存感を与えていました。

    1H15mとそれほど長い作品ではなかったし、
    観ているときには何も感じなかったのですが、
    帰り道、良い意味でがっちり消耗していることに気づいて。

    この舞台の観る側を引き込む力の強さに改めて瞠目したことでした。
    ☆☆
  • 満足度★★★★★

    ‘想像力をかきたてる’とはこういう事か
    「なぜ今そうなったのか」
    「その時、果たしてなにがおこったのか」
    登場人物それぞれの、いわゆるバックグラウンド―そういった説明が全くと言っていいほどない作品でしたが、「よくわからないな」と思う自分よりも「そこに何がおきたんだろう」「なぜなんだろう」と積極的に頭をはたらかせた、そんな自分がいました。
    舞台空間の演出にしても、抽象舞台を素晴らしくうまく使われていたと思います。そもそもの美術プランも絶妙でしたが、照明、役者の芝居によって、“そこにあるであろう見えないモノ”をうまく浮き立たせてくれたと思います。

    …ここまで想像力をかきたててくれた舞台は久々でした。
    とりあえず何より、2本立てのもう一方には何が描かれているのか、とりあえずそれが気になってなりません。

  • 満足度★★★★

    観てきた
    ドナー編。elePHANTMoonの新機軸か。

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