アジア舞台芸術祭2009東京【国際共同制作】 公演情報 アジア舞台芸術祭2009東京【国際共同制作】」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.0
1-4件 / 4件中
  • D「shelf」
    Dプログラム二つ目の演目。

    ネタバレBOX

    4名の役者が立っていました。
    芝居中、その形態はほとんど変わりません。
    キーとなっている女性の独白、たんたんとしゃべる男性と砂をこぼし絶叫する女、そしてもう一人と……

    短い時間で表現するのはとても難しいと思いました。
    ほとんど動きは入らないので、セリフと表情、少しの動きで表現されています。

    観ていて、少し集中力が途切れてしまいました。
  • D「ひょっとこ乱舞」
    気の向くままに行ったのがDプログラムでした。
    そこでは二劇団の上演がありました。
    そのうちの一つがこちらの演目。


    興味をひかれました。
    一度観に行った時より大分観客よりにつくられていたためでしょうか。
    時間も短いので芝居といってもダイジェスト版のような形。
    どんなことがやりたいのか、どんな役者さんがいるのか。それを凝縮している。
    個々の役者、というよりはトータルの形で見せていく劇団なのだなと思いました。

    これが2時間程の芝居になった時にどうなるのか―?

    興味がわきました。

  • 【《ハノイ》タンロン水上人形劇団】伝統芸能プラス
    予約なしの当日券で観劇。
    地下1階の広場に亀の形をした池が作られており、そこが舞台。
    観客は立ってそれを取り囲むようにして観劇する。
    いわゆる古典的な伝統芸能の上演かと思っていたら、少々違っていた。

    ネタバレBOX

    水上人形劇は、水の上を舞台として、池の後ろにすだれを下げそこから操演する。
    いくつかのパートに分けられ、最初は、竜2頭が水を吐きながら泳ぐ、次は、極彩色の鳥のつがいに卵が生まれ、ひなが孵る話。
    そして、子供たちが相撲をしていると、段々大きな子どもが現れ相撲に勝っていく。そこへ最初にいた子どもによく似た子が現れ、大きくて強い子どもに勝ってしまう。その子は、カッパに似た妖怪のような者だった。

    と、ここまでは、水上演劇なのだが、突然観客側から人が現れる。
    スーツにネクタイという男装の女性で、トランクを手に人類の進歩・進化について語る。その声を聞き、水の中から先ほどのカッパが現れる(人間の俳優)。
    彼に、言葉と衣服と食べ物(マック)を与える。彼は、水の中の仲間、エビ、カニ、魚たちが止めるにもかかわらず、それにつられて水から出てくる。
    そして、水の仲間たちも一緒に連れていこうとするが、彼らは水から出すと動かなくなってしまう。
    彼は、与えられたモノを戻し、仲間と水の中へ帰っていく。
    ラストは極彩色の動物たちが喜ぶ。
    というストーリー。

    実にわかりやすい。
    水上演劇のほうの台詞はすべてベトナム語なので、実際は何を言っているのかまったくわからないのだが、ストーリーは追える。

    20分の上演時間だし、スタンディングで観るには丁度いいと思う。
    舞台となる池は見下ろす位置なので、後ろだと観にくいかもしれないが、前だと水がかかってしまうかもしれない。
    星を付ける感じではないので付けないでおく。
  • 満足度★★

    【《台北》世紀當代舞團】しなやかでのびやか
    台北の世紀當代舞團と矢内原美邦さんが組んで上演した40分の中編作品。
    当方が内容をつかみそこねたか・・・残念。

    ネタバレBOX

    台北のイマを映し出すようなクラブ(語尾が上がるほうのクラブ)が舞台。

    数脚の椅子と少し高い場所にたくさんのミラーボールで飾られたDJブース、そして背の高い鏡、さらに飲み物が置いてある小さなカウンターというシンプルな舞台装置。

    ビートが効いた音楽に乗り、数人の男女が踊る。
    そして、たどたどしい日本語で「1人で来た」と告げる。
    台北の夜の街や市場の風景が、舞台に降りて来たスクリーンに大きく映し出される。
    このスクリーンは、舞台の影を映し出したり、字幕用のスクリーンにもなる。
    また、舞台から客席に降りて、観客も踊らせるような演出もある。

    ダンスと台詞、そして映像が散文詩のような世界を織り上げる。

    都会の孤独、なのかと思ったのだが、男女間に関する孤独と言ってもいいようだ。
    舞台で繰り広げられるのは、(たぶん)男女間についてのみなのだ。

    ダンスは延々そんな感じであり、ダンスそのものは、しなやかできれいな動きではあったが、もうひとつ内容的な深みを感じなかった。
    台北の市場の様子(夜?)や町中で運動する人々の姿が映像で映されるのだが、その関係がイマイチわからなかった。
    どうも消化不良。

    中ホールの1階のみであったが、わざわざ台北から来た出演者に申し訳のないほどのガラガラぶり。
    そもそも告知の方法・時期に問題があるのではないだろうか。
    無料なのに。

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