満足度★★★★
「マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック」を観る
余命いくばくも無いと宣告された男が、実は見ず知らずの女と感覚が繋がっており、繋がっている事により起きるドタバタと、感覚が繋がっていることとは関係なしの、病気の件により巻き起こる彼女との問題・兄弟の問題を描いてました。
死が絡んでくる病気を扱うと重くなりがちなのですが、そこは重くならないように見せ、またときには笑わしながら、兄弟の問題、彼女との問題、そして感覚が繋がっている女との問題を上手いこと見せてました。
ただ、感覚が繋がっているネタは、なぜ繋がったんだも含めて、もう少し広げて見せて欲しかったかも。
なかなか面白い時間が過ぎていきました。
なお初演の「マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック」は観ていないので、何処がどう変わっているかはわかりません。
満足度★★★★
マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック
当日パンフやPPTでさかんに「下ネタ」と言っていたがそんなことはなく(←私見)「艶笑」に昇華させておりそこにエミの過剰な気の遣いかた(櫻井智也自身が反映されているに違いない)や、彼の友人たちの優しさ、短い余命による切なさなどを絡ませて、なかなかの出来。
入れ替わる感覚が性的快感(アダルト版『転校生』とか?(笑))だけでなく痛みもなので「じゃあ何が入れ替わって何が入れ替わらないの?」という疑問や、暗示にとどめているとはいえ最終的にエミが救われないことでちょっと重い余韻を残す点など憾みがないでもないが、総じて満足。
あと、痛みが入れ替わるという点で斎藤久志脚本・監督の『いたいふたり』(02年)を思い出す。
満足度★★★
Track Back System
寒風吹きすさぶ冬のデパートの屋上でのヒーローショーの「中の人(バイト)」たちを中心にしたコメディ、今まで同系統のものも何本か観ているものの、そのどれとも切り口が違っていて、これもまた愉快。
責任者(?)が告げたキャラの人気投票の結果に(自分の責任というワケでもないのに)フテるレッド役なんて発想が楽しいし、しかし結局人気を挽回するでもなく、成長するでもなく、あってはならないことなどを起こしつつ、ショーは繰り返されてゆく、な終わり方に若干の物足りなさを感じなくもないが、お台場SHOW劇場用の作品で上演時間90分以内という制限があったことを鑑みればむしろ上手い終わらせ方かな?とも思う。
満足度★★★★★
泣けました。
マシュマロ〜を観ました。そして泣けました。
泣けてしまったんだから、誰がなんて言おうが良かったってことです。
なにしろ感動で人を泣かすなんてなかなかできることじゃありませんからね。
満足度★★★★
「マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック」を観てきた
初見。悲哀と笑いのコントラストがツボ。
ポスト・パフォーマンス・トークではトークする人の紹介がなかったので、最初誰やらわからず残念。
満足度★★
「TrackBackSystem」を観ました
CoRichでグランプリを受賞して以来、最近のMCRをまったく観ておらず、「観たい」一心で、よく公演内容を把握しないで空いている日時優先で予約してしまい、当日に「この初演を観てるんだった」と気づいた。
どうせなら、もうひとつのほうを観るべきだったかもしれないが、下ネタは好きじゃないので、これもどうも・・・という感じだ。
感想をひとことで言えば、初演のほうが良かった印象がある。初演のときなら星4つはつけたと思うので。以下ネタバレで。
満足度★★★★★
MCRの名作二作品を観る!
「Track Back System」と「マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック」という再演ものを二本あわせてフジヤマタイガーブリーカーという興行名にしている。ちょっとここら辺がわかりにくい。最初1時間くらいの作品を二本建てで見せてくれるのかと思ったが、それぞれ全く別の作品で、それぞれ100分近くある力作。よってわれわれはいやでも二作品観ざるをえない(笑)。
しかし、我々フアンにとっては、過去の名作を二本連続で観ることが出来るのはうれしい限り。それぞれテイストは違うながらも桜井ワールド全開で、昼夜観させていただいたが、MCRを堪能した幸せな一日だった。
(付記)
「Track Back System」の近藤美月、「マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック」の石澤美和、この2人の存在感にしびれた。特に石澤美和、かつては強烈な個性だけで勝負をしていたが、最近どんどん演技がうまくなっている。将来が楽しみでならない。
満足度★★★
TBS
フジテレビでこのタイトルってだけで笑えるこれ、初演を観られなかったので、素直に笑いました。バカすぎる。。。いい大人が力いっぱいやるバカとしては最高です。
満足度★★★★
『TrackBackSystem』
MCR初観劇。
とにかく理屈抜きで面白かった。
良い意味で大変下らない作品。
下ネタが多少くどかったが、概ねツボにはまった感じ。
突っ込みの台詞の切れ味が鋭く、
お笑いのセンスあるな~と感心しました。
二本立てのもう一本の方が評判が良いようで、
観たかったと今更ながら後悔。
ただ、わたしはこの作品も面白かったので
出会いとしてはこれで良かったのかな、と。
笑えて切ない作品は、次の公演で是非。
満足度★★★
いいチャレンジだったけど
下ネタを芝居でどう上手く?笑いのネタにするのかは、難しいと思う。(小員は、下ネタ芝居に金を払うのは大嫌い。)でも、この芝居そんなところを重々承知しながらのネタ出しするところは、立派なもので、下ネタ以外での笑いも結構取れていたのに感心した。でも、笑いと笑いの間があり、せっかくの笑いの盛り上がりが、場面場面で打ち消されてしまっていたのは残念。今回はいい再チャレンジだったけど、もっと笑いが取れる劇団・芝居だと思うので、次回作品に期待します。
満足度★★★★
マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック
この劇団の存在を知ってからまだ2年ほどしか経っていないので、過去の作品を再演してくれるというのは非常に嬉しい。
満足度★★★
TrackBackSystem。。。
前作、リフラブレインがとても良かったので、一気にファンになった。
フライヤーを見て、MCRのもうひとつの側面を見れるかと期待して、あえて、
「TrackBackSystem」を観劇。
しかし。。。
う~ん、見る作品を間違えたかも。
次回は切なさあふれるMCRを見ようと思う。
満足度★★★★
マシュマロ観ました
単にアダルト版「転校生」かなって、位にしか思わなかったんですけど。
なかなかどうして、感覚の共有という話が実際にありそうに思えるほどの、
リアルでシリアスな芝居にみえました。コメディですけどね。
登場人物皆それぞれ個性強く。しっかりと印象に残りますね。
それに加えて、会話のリズムや、台詞の妙が面白かった。
満足度★★★★
ぬるヒーロー
初見。「TrackBackSystem」を拝見しました。
間がいいですね、爆笑しました。ヒーローめちゃめちゃかっこわるい(笑)
力をいれているところが違うとは思いますが、やはりヒーローというとちょっとはアクションほしかったなぁ~と思ったりして。
どこまでがセリフでどこまでがアドリブなのか微妙なラインのお芝居でした。
もう1ターンあって欲しかったなぁと思いました。
個人的にはマネージャーが好きです。
満足度★★★★★
「マシュマロ~」(追記
ものすごく良かった。
こないだのがちょっと嘘みたい。
下ネタってなんだろう。
性にまつわることを笑えば、そう呼ばれてしまうのか。
生きているうちは逃れられないものがいくつかあって、性はそのひとつだ。それをどう受け止め、どう笑いあるいは笑わないかは人それぞれの体験や自意識の差によるだろう。
他劇団の作品だが、愛の渦もお願い放課後も、性を扱っている。でもそれを下ネタと評す人はいないのではないか。
この物語で、性はかなり切実に描かれていた。格好つけず、ぼかさずそこにあった気がした。
ファンタジーで、笑いのオブラートみたいなものに包んでいるけれど。
だからなんというか、この物語を下ネタの一言で語るのは、大きな見落としに思う。
満足度★★
「TrackBackSystem」
近作しか知らないので、こうした再演ものはとってもありがたい。それも2本立て。
でも今回はかなり残念。
作風がどうとかいうのでなく、稽古不足かなんなのか、大きいものが欠けていた気がして。
無理して2本見せるより、きっちり1本を仕上げて見せてもらえた方が結局は得だなって思いました。
「マシュマロ・ホイップ・パンク・ロック」
初見でした。良い意味で童貞臭がする。「良い意味で」を付けたら何でも許される訳じゃないけど。中学生男子が考えそうなくだらなさと無責任さとバカバカしさ。あぁ、くだらなさとバカバカしさは一緒か。アグレッシブなあひるなんちゃらみたい。あひるなんちゃらがアグレッシブになったらそれはあひるなんちゃらじゃないんだけども。
役者は曲者揃い。あ、字が違った。癖だ。癖者。人によって好き嫌いが分かれそう。彼らが磨くべきは精密さや丁寧さではなく勢いだと思う。思いっ切りやって有無を言わさぬパワーがあれば癖も武器になる。とはいえ、台詞が聞こえにくくなるだけの滑舌は流石にもうちょっとどうにか…。今日は噛んだのをアドリブでネタにして笑いを取っていたけど、個人的にはそういうのが好きではなく。稽古場での鍛錬の延長にないものを舞台上でされても。
チェックしたくなった役者は石澤美和さん。あのキャラを遣り切るからには普段きっと良い人なんだろうという勝手な読みと、今後の予定が多数ある中にタカハ劇団とあひるなんちゃらがあったから。