満足度★★★
イイ意味で力が抜けている感じ
ここを観るのは04年7月の『13のバチルス』以来5年ぶり2度目ながら、どちらかと言えば今回の方が好み。
『…バチルス』は、前半はともかく、後半が捻りすぎ・考えすぎのようだったが、本作はイイ意味で力が抜けている感じ?
特に冒頭のワカるようで実はワケのわからないオカヤマの喩えを筆頭に、会話全体にトボけた味わいがあって可笑しい。
また、整備しているのではなく足場のネジを締め直しているだけじゃん、とか、どう見ても航空機の下部あるいは尾部ではなくモビルスーツ系の脚だろ、とか、確信犯的にツッコミどころを作っているようなフシがあり、そんなところも好み。
そういえばチラシに写っている脚部らしきものだって膝の関節の向きが変だし。
そういうことなら次回公演にも足を運んでみようか…
満足度★★★★★
足場
錆び付いた兵器の足(?)の部分とそれを囲む足場のセットが素晴らしい。世界の軍備事情も実はこんなもんで、錆び付いたハリボテだったらいいですね。バカらしいことは笑う----こういう批評精神、好きです。黄色の作業着カッチョ良かったです。
満足度★★★
大笑いするコメディではない
工事現場のようなすんばらしいセット。アートですなっ。
物語はもっとうねりがあると思いきや、案外あっさりと。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★★
舞台と想像力
ひたすら笑わせる作風かと思っていたら、きっちりとした会話劇だった。それは小劇場ならではの楽しみ。
逆に、舞台装置が小劇場に不釣り合いなくらい大きく、見えないものをどこまで観客が想像できるかで、劇に入り込めるかどうかが決まってしまう気がした。
舞台よりは映画向きの状況設定に思えた。
初めて舞台を観るとか、年に1、2度といった方には勧めにくい作りに思った。
満足度★★★
シリアスすぎない。
個性的なキャラクターを置くことで殺伐した空気が緩和され、コミカルな笑いまで飛び出して、会場を笑いの渦に巻き込みながら、安全、戦争、平和について考えさせられるスケールの大きなお話ですが、堅苦しくありませんので安心して楽しめました。
時間にして約90分。本当に会話だけで勝負する役者さんの力量がないと成立しないお芝居は、チームワークのよさが滲み出ていました。
舞台美術、非常に迫力があります。メカニックな造形物がお好きな方、必見ですよ。