騎士ウォーカー 公演情報 騎士ウォーカー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★★

    松田優作トリビュートといったオモムキ?
    「無頼初連続活劇 “騎士(ナイト)シリーズ” 第1弾」と銘打たれた私立探偵もの、冒頭のシブい詩的な語りは軒上泊的(「べっぴんの町」に始まるシリーズとか)和風ハードボイルドを思わせるも、オープニングダンスで一転し、以降「勝手にしやがれ」を使っての逃亡やチェイスシーンなど、コミカルな味わいもからめて松田優作トリビュートといったオモムキ?
    で、本筋もさることながらレギュラー(であろう)メンバーのキャラ設定も魅力的だし、それぞれの過去をチラリと出して伏線としているのも上手く、今後のシリーズ展開(3部作の予定とか)に期待。
    また、ラストで装置の陰…もとい、ビルの合間から朝陽が射して主要人物がシルエットになるのがカッコイイ。
    あと、ガンマニア的(爆)視点からも拳銃の選択が的確で○。

  • 満足度★★★

    いい味出てました
    腰の据わった役者さんが揃っていて、劇団特有のいい味が出ていて、
    じっくりお芝居を楽しめました。
    半ばあたりで少し眠くなりましたが、後半の盛り上がりは さすがです。
    ただ、私の観劇姿勢が浅いのか タイトルと内容の関係性が最後まで判りませんでした。

  • 満足度★★★★

    探偵物語そのもの(^0^)
    諸君!探偵物語をご存知か?
    そう、あれはビルの屋上に住んでいる貧乏探偵が活躍する物語だった。
    TVドラマ、オープニングでは探偵がソーセージをかじって林檎をガブリとやって、牛乳を喉をならしながら飲むシーンが忘れられない。

    以下はネタばれBOXにて。。


    ネタバレBOX

    サウスベイシティではけがれた街を徘徊する「ナイトウォーカー」が多くいた。
    そんな街の片隅でダコダハウスに居住するしがない探偵がいた。彼の名を風吹という。彼は金田の教えの通り騎士道としての探偵を守り続けていた。

    風吹は暇が無いほど仕事の依頼を抱え込みそれを順に消化するという質だった。腕は一流だが金が無い。そんな風吹のもとに来た新しい依頼は「弟の秀明を探して欲しい。」だった。早速、風吹はバイトの紅と調査をするが、調査が進むうちに秀明の周りには不穏な空気が漂っていることが解ってくる。それは、死体偽装グループと権力争いのためのギャングも絡んでいた。
    探偵物語同様、依頼人を放っておけない風吹は自らその抗争に巻き込まれていく。

    物語は余興としてニューハーフばりばりの動物ランド的な自称ニンゲンが登場したり、コミカルな場面も登場するが、それよりもシリアス色をもっと強調したほうが良かったと思うが、これはあくまでも趣味の問題だよね。

    相変わらず鍛えた体の白川はカッコいいし、今回のキリコ役には大平美由紀が妙にマッチして不思議な魅力を醸し出してた。酒井の悪役ははまり役だし、横山の飄々とした空気も物語に深みを添えてた。そんでもって逸見のベティ役はキモイを通り越して妖怪のような妖しさがあったかとおもうと、剣持役ではこれまた「参りました!」と言わしめるバカアニキっぷりぷりが妖怪以上の魅力を見せつけ、いやはやベラの再来かと思ったほどでした。

    楽しくて愉快でちょっぴり人情味溢れる探偵物語。



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