満足度★★★
痛みの家族
本来なら幸福な家族像を誰もが望んでいる。しかし、幸福そうに見える家族でも問題の一つや二つは抱えてるはずだ。
この物語は兄が幼女2人を殺害し、遺体を観覧車の下に埋めたことから、死刑囚の家族となっても尚、この廃墟と化した団地に住み続ける家族の物語である。
以下はネタばれBOXにて。。
満足度★★★
シクラメンの花が象徴的!
劇団のホームページから台本がダウンロードすることが出来る。難解な芝居が苦手という人はそれを読んでから公演に行くといい。
もちろん、芝居というのは事前に台本など読んでなくても十分面白いものでなくてはならない。しかし、この公演の作者は細かい説明をはしょるというのが作風のようだ。
パンフレットで詩人と書いてある登場人物がいる。この人物がどういう存在なのかを考えながら芝居を見るというのもひとつの楽しみ方かもしれない。
シーン転換のたびに象徴的に浮かびあがるシクラメンの花がとても素敵だった。