満足度★★★★★
いい!
・大竹しのぶはすごすぎる。
・野田秀樹は意地悪な正妻がよく似合う。
・渡辺いっけいは文字通り熱演。野田秀樹に暑苦しいと突っ込まれていた。
・ラストシーンは救いなのか諦めなのか?パンフレットの対談を読むと救いらしい。「キル」ほどのカタルシスはないけれど。
満足度★★★★
期待値超えず
ロンドン版
脚本を拝見。
生で拝見。
映像でも拝見。
その後
日本版
脚本を拝見。
生で拝見。
結果、ロンドン版の勝ち。
日本版はロンドン版より分かりやすくなっていたが
言葉に頼りすぎてる感あり。
フィジカル面もロンドン版のほうが上な気が。
満足度★★★★
うー、息苦しい舞台だよー。(いい意味でね)
英語版の『The Diver』 は去年観たが
正直細かいところの記憶はあいまいだが、
基本的なストーリー・演出は同じだったと思う。
舞台美術も似た感じだった。
『The Diver』 は英語でのセリフ、日本語字幕だったので
ストーリー追うだけで精いっぱいだった気がするが、
今回は日本語でダイレクトなのでそれよりは分かりやすかったかな?
でも、85分の中に込められている情報量が多すぎて
なんとなく理解しようと脳みそフル回転。
緊迫感みたいのが常に舞台上にみなぎっていて、割と短いはずなのに
もっと長く感じたな。
渡辺いっけいさんのおかげもあり、笑いどころも前回より多かった気がする。
なんといっても大竹さんスゴイ。多様な人物像を見事に演じきっていた。
満足度★★★★★
まったく違う4人の絶妙なカラーと、かけ合い。濃密で充実した最高に贅沢な時間!
この実力派4人の出演者で、小ホール公演という間近で特別な空間。
「野田秀樹芸術監督就任記念プログラム」だから実現できたのか?
能、源氏物語を題材に、多重人格者?容疑者の深層心理と犯罪の記憶の海に漂う物語。
難解な物語の展開に、観客は「考えること」を要求される。
非常に密度の濃い、最高に贅沢な時間でした。
まったく違う4人の絶妙なカラーと、かけ合いが見どころ。
大竹しのぶさんの変幻自在な演技。
いっけいさんはテレビショー司会でノリ全開!
刑事役ではカタブツで古いタイプ。
北村さんは、ひたすら渋く地味にしっかりと押さえた演技。
野田さんも徹底して飾りのないストレートな精神分析医。
すべてが、大竹しのぶさんを最大限に立てる、最大限に演技
を引き出せるように展開されているように感じました。
それにしても、近年立て続けに舞台に出演し続けている
大竹しのぶさんのパワーに脱帽です。
パンフレットの座談会も最高に面白いです。
しかもパンフレット安い!
満足度★★★★
さすが! 期待を裏切らぬ水準の舞台でした!
芝居をよく知っている4人が繰りなす、高いレベルの作品でした。こういう芝居がもっとたくさん観られるようになればと思います。戯曲については、個人的にはあまり入り込めるものではなかったかなと。
満足度★★★★★
逃げ場がない豊かさ
そりゃ、野田演出の大竹しのぶさんですから・・・、
覚悟はしていました。
ロンドンバージョンも観ていたし。
にもかかわらず、予想をはるかに超えて伝わってくる情念に
もう、なすすべがありませんでした。
ロンドンバージョンよりも
言葉の制約がない分
その情念がまっすぐ舞台からやってくる・・・。
物語の構造に目を奪われ
舞台上でなされる表現の豊かさに目を見開き・・・・。
抜けるような青の透明感はロンドンバージョンが上だけれど
その情念の色は今回が勝っていたような。
満足度★★★★★
贅沢とはこのことだ
色んなモノが満ち満ちて、溢れ返っている85分。
こんなに集中して舞台空間に没頭出来る幸せったらないです。
すごい豊かな広がりがあって、演劇の懐の深さみたいなものを感じました。
今でしか出来ない色々なミラクルが詰め合わさった贅沢な作品。
大竹さんすごい。必見。