プレイバック Part3 公演情報 プレイバック Part3」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    もうひと波瀾欲しい
    とある作家がなくなった家で怒るドロドロ劇で進んでいくかと思ったら、実はそこまでの出来ことは作家の遺作の話だたっという展開は見事に騙されました。その後ちょろちょろ妄想が入っていくのもよい。
    またわかった後、別の展開となるのかと思ったが、遺作の内容と同じように展開させていくのは、これまたお見事でした。

    Part3のテープでもうひと波瀾起こしてもよかったかなと思うのと、ラストが少しあっけなさ過ぎたかなと思うところはありましたが、面白かったです。

  • 満足度★★★

    プレイバック
    チャリTさんは以前からみたいと思っていたので見に行きました。

    ネタバレBOX

    うん。なかなか…ひっかけていくには難しいテーマだったのかも。浅いのか深いのかちょっと「?」な情報も多かったというか。もちろん、役者陣が充実していましたし。

    茶番の延長線上の作り話なのか。それとも、茶番に茶番を重ねたあとのオチのかっこよさなのか。キレイさなのか。百恵的強さの象徴なのか。とか・・・。

    柿食う客の「悪趣味」に出演していた高見さんが間近で拝見できたので、大満足なんですけど。
  • 満足度★★★

    みたー
    うーーーん

    悪くはないが、・・・
    ただ、もういちどみてみようかな~~

  • 満足度★★

    浅く、広くない。
    過激でもなく、新しくもなく、広がっていくわけでもなく、繰り返す意味がない。

    ネタバレBOX

    ただなんとなく書き手は真面目な人なんだろうという匂いがするのと、なんとなく面白いんだろうなという雰囲気に救われるが、よく考えると構成もセリフもうまくない。

    編集の言動が不自然なうえに意外性がないので逆にびっくりしました。文豪の長男の名前が知られていないとか、貴重な資料テープを再生したり巻き戻したり(1回再生すればデジタルに変換してくれる機械がビックカメラで1万円を切っていて、年金もらってるおじちゃんたちが使ってたりする今の世の中で)。
    あれはテーマでしょうか。だとしたら、セリフにしちゃあダメでしょう。青年の主張をすればいい。つかなぜもっと意外な人に言わせないのか、不思議で仕方がない。

    そもそも情報提供の順番が基本的に間違っている。アシスタントがアシスタントであると提示されるのが遅い。末娘が高校教師であると提示されるのが遅い。土台がなくちゃ、ひっくり返されても面白くないでしょう。結局A面もB面もなくて、ひっくり返したあとも同じだったけど。

    Wikipediaを一読しただけでわかるような知識や、教科書程度の「考えさせられる」なら作品にする必要はない。戦争も文豪も財産争いも笑いもひやかし程度にしか含まれておらず消化不良。見ている人を「深い」と「浅い」の両極端へ、ちゃんと連れていってほしい。今は距離が近すぎる。
  • 満足度★★★★★

    いやー面白かった
    王子遠いなぁ、今回どうしようかなぁ…と迷っておりましたが、心の底から行ってよかったです!
    チャリT企画の観劇は4回目くらいですが、毎回ハズレがなく楽しめます。そして、終わった後で何かしら考えさせられますね。もっと日本のこと知らなくてはと恥ずかしく思います。最近の作品は以前のごった煮感がなくなってきたように思えます。コラーゲン入り鍋みたいになってきたように感じました。
    チャリTの終演の曲を聴くとゾクゾクしてきます。風邪気味なせいかもしれませんが。
    次回公演を楽しみにしております。

  • 満足度★★★★

    ずるおもしろく、したたか。
    世間が多少揺らぐ昨今、
    まともにぶつかれば
    それなりにリアルな匂いが付きかねないような内容を、
    ずるおもしろく茶番に仕立て、
    作り手の時代に対する醒めた達観を見事に観客に提示しておりました。

    ネタバレBOX

    戦後の学生運動がずっと左っぽかったのは確かで、
    それが戦前っぽいの右に揺れもどるという発想が、
    舞台上では、ある意味とても新鮮かと。
    まあ、ネチズムなどの世界では
    それなりに当たり前のトレンドなのかもしませんが。

    しかも、この手の話をすると、けっこうついてくる
    思想の臭みをたっぷりの茶番で抜かれているところが
    とてもよい。
    右であろうが左であろうが
    肯定しようが否定しようが、、
    臭みが出やすいことに変わりはないわけで・・・。

    思想が人をひきつける力と危うさを
    教条的にならず
    しっかりと見据えて、逃げずに表現するあたりに
    「キャバレー」や「サロンキティ」といった映画での
    ナチの匂いの描き方のしたたかさを
    思い出したりもして。

    歴史的な事実は、ただ事実として存在し、
    それにかかわった人間は人間臭くそこにある・・・。
    Part3のカセットテープの裏表に重なった。
    その表現のアイデアにはちょいと舌を巻きました。

    事実をあるがままに受け止めるのは当たり前の話なのですが
    それを、ありのままに表現し受け止める意志や力って
    具象化するのがけっこう難しいように思うのです。
    事実を公表する理をしっかりと説いて
    それを方便と言い切る編集者の持つある種の健全さには
    かなり魅せられました。
    こういう、しっかりとした力を持って逃げない中庸さの表現って
    がっつりしたしたたかさがないと
    できないことだとも思うのです。

    それにつけても、山口百恵ですよ。
    その取り入れ方にはやられました。
    あまりといえばあまりなあからさまさ。
    引き倒されるように笑ってしまいました。
    奥行を持った作品だからできる荒技なのでしょうけれど・・・。
    前述の匂い消し効果も抜群で
    薄っぺらさが浮くことなくスパイスのように
    観る側に効いてきたことでした。





  • 満足度★★★★★

    超一級茶番劇、お見事です!
    最近、作者の手腕自慢的な、辻褄の合わないオチのついた芝居に出会うことが多く、ちょっと食傷気味のところへ、凄い作劇術のこの芝居に出会い、再び元気100倍!  演劇好きで良かったと思わせられた、傑作茶番劇でした。

    楢原さん、相当、博識な方とお見受けしますが、その見識ぶりをさりげないユーモアセンスで味付けして、舞台に乗せる手腕が、見事! 半世紀に及ぶ観劇歴の私でも、完全に、してやられました。

    相変わらず、この劇団、役者さんが、誰も彼も、素晴らしいし、今現在の、私の今年度ベスト1の舞台かもしれません。

    たぶん、この劇団、近い将来、小劇場の雄になると、期待大です。

    ただ、カセットテープ、もう少し古びた感があった方がリアルだったかも。

    台詞に、百恵ちゃんの歌の歌詞やタイトルが隠されているのも、一興でした。

  • 満足度★★★★

    真っ赤なポルシェ
    面白かったです。テンポ良く、1時間くらいに感じられた110分でした。

  • 満足度★★★

    魅せるまでが…
    アナログ。右。左。日本。家。心。途中から訳がわからなくなってくるのは、まんまと作品に乗せられたということなのか。正解のない世界。個々の想い。教育。…まぁ、たくさん考えさせられたことはあったけど、ちょっと前半が長かったです。

  • 役者陣の充実
     社会派とかバンカラとか言ってるけれど、チャリT企画の根っこにはエンタティメント、お客さんを楽しませたいという気持ちが熱く流れている。今回もそうだった。
     しかし、役者がいいなあ。内山、高見、松本、伊藤。。。客演のコーヒー牛乳改めゲキバカの石黒圭一郎、岩崎純子。芝居はやっぱり役者力なのだ。上演時間1時間45分。

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