満足度★★★★
もうひと波瀾欲しい
とある作家がなくなった家で怒るドロドロ劇で進んでいくかと思ったら、実はそこまでの出来ことは作家の遺作の話だたっという展開は見事に騙されました。その後ちょろちょろ妄想が入っていくのもよい。
またわかった後、別の展開となるのかと思ったが、遺作の内容と同じように展開させていくのは、これまたお見事でした。
Part3のテープでもうひと波瀾起こしてもよかったかなと思うのと、ラストが少しあっけなさ過ぎたかなと思うところはありましたが、面白かったです。
満足度★★★★★
いやー面白かった
王子遠いなぁ、今回どうしようかなぁ…と迷っておりましたが、心の底から行ってよかったです!
チャリT企画の観劇は4回目くらいですが、毎回ハズレがなく楽しめます。そして、終わった後で何かしら考えさせられますね。もっと日本のこと知らなくてはと恥ずかしく思います。最近の作品は以前のごった煮感がなくなってきたように思えます。コラーゲン入り鍋みたいになってきたように感じました。
チャリTの終演の曲を聴くとゾクゾクしてきます。風邪気味なせいかもしれませんが。
次回公演を楽しみにしております。
満足度★★★★
ずるおもしろく、したたか。
世間が多少揺らぐ昨今、
まともにぶつかれば
それなりにリアルな匂いが付きかねないような内容を、
ずるおもしろく茶番に仕立て、
作り手の時代に対する醒めた達観を見事に観客に提示しておりました。
満足度★★★★★
超一級茶番劇、お見事です!
最近、作者の手腕自慢的な、辻褄の合わないオチのついた芝居に出会うことが多く、ちょっと食傷気味のところへ、凄い作劇術のこの芝居に出会い、再び元気100倍! 演劇好きで良かったと思わせられた、傑作茶番劇でした。
楢原さん、相当、博識な方とお見受けしますが、その見識ぶりをさりげないユーモアセンスで味付けして、舞台に乗せる手腕が、見事! 半世紀に及ぶ観劇歴の私でも、完全に、してやられました。
相変わらず、この劇団、役者さんが、誰も彼も、素晴らしいし、今現在の、私の今年度ベスト1の舞台かもしれません。
たぶん、この劇団、近い将来、小劇場の雄になると、期待大です。
ただ、カセットテープ、もう少し古びた感があった方がリアルだったかも。
台詞に、百恵ちゃんの歌の歌詞やタイトルが隠されているのも、一興でした。
満足度★★★
魅せるまでが…
アナログ。右。左。日本。家。心。途中から訳がわからなくなってくるのは、まんまと作品に乗せられたということなのか。正解のない世界。個々の想い。教育。…まぁ、たくさん考えさせられたことはあったけど、ちょっと前半が長かったです。
役者陣の充実
社会派とかバンカラとか言ってるけれど、チャリT企画の根っこにはエンタティメント、お客さんを楽しませたいという気持ちが熱く流れている。今回もそうだった。
しかし、役者がいいなあ。内山、高見、松本、伊藤。。。客演のコーヒー牛乳改めゲキバカの石黒圭一郎、岩崎純子。芝居はやっぱり役者力なのだ。上演時間1時間45分。