満足度★★★
再演を待つ
なんと書いたらいいのか迷って今日になりました。
前回の『機械と音楽』がすご過ぎたのかもしれない。あれは再演だった。
これも、再演されたらきっと、もっとすてきになると思います。
前作は、論争をしながらも、その論旨からこぼれた意志や感情を感じさせる舞台だったと、今回もそれを期待していたのだと思う。
一人一人が魅力的でした。
『無頼茫々』も、その種を持っている。ぜひ再演を。
それを期待しての星3つ。
満足度★★★★
リピートしました
一言で表現すれば「真っ直ぐで清々しい」。現在のスタイルの新聞の黎明期と言える大正時代の若きジャーナリストたちの気骨が、フニャフニャしているわが心(爆)にグサリグサリと突き刺さってくるような感覚。
人物紹介&物語の背景紹介的な青春群像劇風の前半から次第に言論の自由に対する圧力というテーマにシフトしてゆく流れが自然で、とっつき易いところから入って感情移入させてから本題に触れるのでついつい引き込まれるシカケになっているのが巧い。
ただ、主人公が熱血漢であるだけでなく、新聞についてシッカリ学んでもいて文武両道的なのでこりゃカナワン、な感アリ?(笑)
あ、ただの熱血漢でもあの発想や行動力にはカナワンか?(爆)
なお、16日にC列3番で再見。
満足度★★★
シャンとしています
ほんとこの劇団はシャンとしています。
凛として、気高く、真摯な人の生き様を垣間見る事が出来た
そんな気分になります。
でも、人を連れてきたいとは思わない通好み。(これは褒めてない)
よく出来ているだけに、おしい。
前回もだったけど、史実にそった作りにするためか、
最後がなんか弱いと感じてしまいます。
人の名前をきちんと覚えていない、、、からだと思いますが、
朗々と辞職なんかを読み上げられても意味を拾うことが
出来ません。まぁ雰囲気はでているで気にはなりませんが。
あの内容を見た後で不謹慎ですが、
一面が白紙の新聞を発行するその姿勢。
とても感銘を受けました。
せすじがのびる。
筆圧の感じる脚本もさることながらキャスティングがすごく良くて。
登場人物全員を好きになった。
浅倉さんがハマリ役。
いつもながら風琴工房のここまで真摯に芝居と向き合う姿勢には思わず背筋が伸びる。
満足度★★★★
力作
風琴工房は史実と向き合って、それを舞台の上で役者が演じる事で、見ている観客にも「生きた人が目の前で体験している事」の様に感じさせてくれるのがとても優れていると感じます。
今回も大正デモクラシーという西欧思想と報道の自由のために戦う時代を描いた力作でした。
満足度★★★★
う~ん…これは一見の価値あり!
プレビュー(D列ほぼ中央)。詩森作品&風琴工房初見にして、心をわしづかみにされてしまった…!骨太の人間ドラマが見たい人には、一見の価値あり。中でも、大正時代モノや、宮本研の『ブルーストッキングの女たち』を好きな人には、特にオススメ。
タイトルやチラシの宣伝文などから<男芝居>かと思いきや、登場する個々の女性たちも十分魅力的な<群像劇>といったほうが良さそう。すべての役者の持ち味を生かすべく、愛情に溢れたつくりに好感。
「表現の自由」「権力との関わり方」といった硬派なテーマを中心に据えつつ、それぞれのロマン(といってよければ)をもってたくましく(時にふてぶてしく?)生きようとする様々な人間像を描く意欲作、と見た。――といって、うわべだけを見て、「よくある官憲vs表現者モノ」「いわゆる大正ロマンもの」と考えたら大間違いだ。独自の視点で語られる物語には、現代に生きる僕ら表現者たちに向けた、痛切な問いかけが含まれている。
――もしかしたらこの作品は、今後は他の劇団でも上演されるような本格社会派劇となっていくかも…?
一般の演劇ファンはもとより、魅力的な本を求める制作者、演出者、劇団関係者にも、まずはぜひ、一度ご覧いただくことをお薦めしたい。(5/18まで)