無頼茫々 公演情報 無頼茫々」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-13件 / 13件中
  • 満足度★★★

    再演を待つ
    なんと書いたらいいのか迷って今日になりました。
    前回の『機械と音楽』がすご過ぎたのかもしれない。あれは再演だった。
    これも、再演されたらきっと、もっとすてきになると思います。

    前作は、論争をしながらも、その論旨からこぼれた意志や感情を感じさせる舞台だったと、今回もそれを期待していたのだと思う。
    一人一人が魅力的でした。
    『無頼茫々』も、その種を持っている。ぜひ再演を。
    それを期待しての星3つ。

  • 満足度★★★★

    リピートしました
    一言で表現すれば「真っ直ぐで清々しい」。現在のスタイルの新聞の黎明期と言える大正時代の若きジャーナリストたちの気骨が、フニャフニャしているわが心(爆)にグサリグサリと突き刺さってくるような感覚。
    人物紹介&物語の背景紹介的な青春群像劇風の前半から次第に言論の自由に対する圧力というテーマにシフトしてゆく流れが自然で、とっつき易いところから入って感情移入させてから本題に触れるのでついつい引き込まれるシカケになっているのが巧い。
    ただ、主人公が熱血漢であるだけでなく、新聞についてシッカリ学んでもいて文武両道的なのでこりゃカナワン、な感アリ?(笑)
    あ、ただの熱血漢でもあの発想や行動力にはカナワンか?(爆)

    なお、16日にC列3番で再見。

  • 満足度★★★

    シャンとしています
    ほんとこの劇団はシャンとしています。
    凛として、気高く、真摯な人の生き様を垣間見る事が出来た
    そんな気分になります。
    でも、人を連れてきたいとは思わない通好み。(これは褒めてない)
    よく出来ているだけに、おしい。

    前回もだったけど、史実にそった作りにするためか、
    最後がなんか弱いと感じてしまいます。
    人の名前をきちんと覚えていない、、、からだと思いますが、
    朗々と辞職なんかを読み上げられても意味を拾うことが
    出来ません。まぁ雰囲気はでているで気にはなりませんが。

    あの内容を見た後で不謹慎ですが、
    一面が白紙の新聞を発行するその姿勢。
    とても感銘を受けました。

  • 満足度★★★

    とにかく
    良くできていた。

    ただ、それだけなのが物足りず。

  • せすじがのびる。
    筆圧の感じる脚本もさることながらキャスティングがすごく良くて。
    登場人物全員を好きになった。
    浅倉さんがハマリ役。
    いつもながら風琴工房のここまで真摯に芝居と向き合う姿勢には思わず背筋が伸びる。

  • 5月17日(日)M
    素敵な生き様

  • 満足度★★★

    観てきた!
    言論の自由は昔からあるのだな~って思いました。

  • 満足度★★★★★

    090514
    観劇

  • 満足度★★★★

    いい雰囲気
    いい雰囲気でした。次回も期待。

  • 200905131930
    200905131930@ザ・スズナリ

  • 満足度★★★★

    おもしろかったです。
    楽日までがんばってください。
    日本髪がステキ。

  • 満足度★★★★

    力作
    風琴工房は史実と向き合って、それを舞台の上で役者が演じる事で、見ている観客にも「生きた人が目の前で体験している事」の様に感じさせてくれるのがとても優れていると感じます。

    今回も大正デモクラシーという西欧思想と報道の自由のために戦う時代を描いた力作でした。

    ネタバレBOX

    貧困と抑圧の中で、人々は米騒動を各地で起こす。
    国からは米騒動の報道を規制される。

    そんな時代の中で報道の自由のために戦う若いジャーナリストたちの熱い姿を描いています。

    思想が思想として成立していた時代。
    思想のため、信念のために戦う姿は現代人が忘れている、忘れてしまったもの。
    それを役者さんたちが目の前で立ち上げてくれるので、その世界に見入ってしまうのでした。

    木目の床と2枚の後方パネルでシンプルに組まれたセットは次々と場面を変えていきます。
    ちゃぶ台を出すだけですっかり茶の間になってしまうのは流石です。

    力のある役者さんたちが、力のある戯曲に正面から挑んだ力作!

    見ていてパラドックス定数「インテレクチュアル・マスターベーション」が何となく思い浮かんだ。
  • 満足度★★★★

    う~ん…これは一見の価値あり!
    プレビュー(D列ほぼ中央)。詩森作品&風琴工房初見にして、心をわしづかみにされてしまった…!骨太の人間ドラマが見たい人には、一見の価値あり。中でも、大正時代モノや、宮本研の『ブルーストッキングの女たち』を好きな人には、特にオススメ。

    タイトルやチラシの宣伝文などから<男芝居>かと思いきや、登場する個々の女性たちも十分魅力的な<群像劇>といったほうが良さそう。すべての役者の持ち味を生かすべく、愛情に溢れたつくりに好感。

    「表現の自由」「権力との関わり方」といった硬派なテーマを中心に据えつつ、それぞれのロマン(といってよければ)をもってたくましく(時にふてぶてしく?)生きようとする様々な人間像を描く意欲作、と見た。――といって、うわべだけを見て、「よくある官憲vs表現者モノ」「いわゆる大正ロマンもの」と考えたら大間違いだ。独自の視点で語られる物語には、現代に生きる僕ら表現者たちに向けた、痛切な問いかけが含まれている。

    ――もしかしたらこの作品は、今後は他の劇団でも上演されるような本格社会派劇となっていくかも…?

     一般の演劇ファンはもとより、魅力的な本を求める制作者、演出者、劇団関係者にも、まずはぜひ、一度ご覧いただくことをお薦めしたい。(5/18まで)

    ネタバレBOX

    ●「言論の自由を管理・弾圧しようとする官憲と、そこに抗う気骨ある表現者たち」という図式や、「歴史は強者による強者の(ための)記録」というだけならありきたりだ。しかし、この詩森作品の秀逸さは、「だからこそ《空白の記録》の意味がある」という独自の視点を持ち込み、そこに挑む弱者=表現者の姿を描こうとした点にある。

    ●また一方、登場人物のうち今日の我々が最も共感するのは、主役の新人記者・堂海とは限らない。体裁を重んじ、生活を重視した生き方に拘泥してしまう記者・権堂や、権力側に内通しつつ、信念もなく迷いを捨てきれない記者・角本――そんな、僕らの周辺にごろごろいそうなヘタレな人間たちを、詩森は愛情を持って他の登場人物たちと変わらず丁寧に描き出し、現代の僕らの生き方に問いかけを発する。

    ここにこそ、《今日の僕ら自身のための演劇表現》としての大きな価値があると感じた。

このページのQRコードです。

拡大