満足度★★
期待が空振り…
展開がスローペース。ストーリーも冒頭の状況も全く分からない前提で考えると、台詞からのヒントとか展開で、設定が理解できたり、物語が進むような…何か材料が欲しかったのに、とにかく台詞が少ない(間が多い)。しかも全編を通してそれらの台詞も抽象的。「廃校事件」の事実のみに焦点が当たっていて、集まった人たちの心の傷などは、明らかに説明不足。事件の366日前を観せる「前日譚」が事情で上演されていないこともあるだろうけど、だとすると「後日譚」の構成もリテイクすべきだったと思う…そもそも片肺飛行だ。
舞台が美しいとか、演者の熱気が伝わってくるとか、そういうのはどの舞台や劇団でも目指していることであって、観客にそういう努力に対する評価や「良いところを探す」という配慮を強いないで欲しい。前提、舞台は観る者に分かりやすくあるべきだと思う…今回の舞台は、説明を省いて、想像を強いすぎです。
観客は「心底楽しめた」と思えるような時間を提供してもらうために、そのために友人の誘いを断り、頭を下げながら仕事を切り上げ、数ある娯楽からこの舞台にお金を払って観に来るのだから…。
トークイベントも少し楽しみだったのですが、期待感が大きすぎたせいか、終演後の脱力感が上回り、それに参加せずに会場をあとにしました。
これは、もう舞台の好みの問題だけかもしれない。
満足度★★★★
with battered brain
どってことない話なのだが、舞台から流れてくるピンと張り詰めた冷徹な空気が心地良い。珍しいバンド、いやバンドじゃない、劇団。外部戯曲の演出も是非みたい。ミルンジャナクテカンジルンダってか。
満足度★★★
アフタートークイベントが豪華
アフタートークイベントのゲスト(約30分程度)。
NEVER LOSE主宰の谷本氏と作・演出の片山氏に下記ゲストが参加。
司会が良くて、かなり突っ込んだ話が聞けますし、客席からの質問タイムもあったりして充実。
・7/18(水)夜 鳴海康平(第七劇場)
・7/19(木)夜 横田修(タテヨコ企画)、小池竹見(双数姉妹)
・7/20(金)夜 遠藤貴志(GOOFY'S HOLIDAY)
・7/21(土)昼 倉迫康史(Ort-d.d)
・7/21(土)夜 寂光根隅的父(双身機関)
司会:矢野靖人(shelf)
公演チケットを持っていればどのトークイベントにも参加できます、とかならないかなぁ(願望)
舞台の内容は、廃校となった中学校の366日後の晩を描いたもの。
夜中に学校に忍び込むケンジと、ケンジを心配して集まった妻や仲間たち。ケンジは、なにかに囚われて学校に来てしまったようだ。
1年前の廃校式典で殺害されてしまったケンジの妹、トシコが幽霊として登場。
ケンジにはその姿が見える。ケンジはトシコに妹という枠を越えた想いがあったようだ。そしてトシコの教え子の中学生(やはり幽霊)。
そして珍入者;霊感があるとかいう三人組み。
最後に廃校後の学校に「管理」という名のもと未だしがみついているコウイチ。
ケンジとトシコは、宮沢賢治と彼の亡き妹の存在が投影されているそうな(アフタートークから)
今日が東京公演の初日らしいが、とにかく客入りが・・・・・・。
満足度★★
雰囲気は良いんだが・・・
セットや、作品の仕上がり具合など、良い雰囲気を出していた作品だったけど、ストーリーに関しては、期待外れだったかな・・・
366日前に起こった事件があった「場所」だけが強調され、事件の「真相」が完全にオブラードに包まれてしまったので、もう少し事件とのカラミがあってもいいんじゃないのかな・・・
また、納得がいかないキャラが居たのも気になってしまったし・・・
やはり公演が中止になってしまった【前日譚】と併せて観ないと、この作品の意味が見えて来ないのかな・・・