満足度★★★
役者を観ているだけで面白い
戯曲から、言葉やセリフや役を剥ぎ取って自由自在に操る。演劇の構造を良く分かっているけど、そこに縛られない、演出家と役者の自由な発想と手並みはさすがのひとこと。
特に、役者さんの細かい動きが一々面白いですし、舞台の焦点の作り方がホントに上手かったと思います。
ただ、役者さんの動きほどは、物語に面白みを感じなかったのがちょっとだけマイナス。その原因は「ここにいる人は、ロミオとジュリエットくらいみんな分かるよね?」と言わんばかりで、物語の再構築を後回しにしてしまった、作り手の姿勢にあったのではないだろうかと思います。
満足度★★★★
落語みたい
バカ娘・バカ息子の心中噺で、他の登場人物もバカばっかで大笑い。人情噺(悲劇)にせず、カラっとお笑いにしているところは好きだなあ。
満足度★★★
ジュリエット、享年14。
ああ、キレちゃった14歳だから、その恋への狂いっぷりの尋常でなさも仕方ないところで。
極端にいえば、たとえロミオがいなくても、その思いに身を焦がして突っ走ってしまえるほどの“ひとりよがりな暴走”の物語だったんですね!
だから大人視点(な演出)で観ると、彼女たちの振るまいがとっても可笑しく思えてくるんだけど、もう少しだけ切なさも欲しかった、という感想は過去のロミジュリ文脈に囚われすぎ?
満足度★★★
三条会、初体験。きもちよかった。役者からうまい芝居をひきはがす。
三条会、初体験。きもちよかった。
役者がうまいのに、役者からうまい芝居をひきはがすのがねえ、
そのひきはがされ自体がたまらない。とても贅沢。楽しかったなあ。
ハイバイの落語、
東京デスロックのその人を知らず、
また、月並みなはなし(柿食う客の中屋敷さん演出)を思い出す。
似ているけれども違うところがある。
で、ポップスって演劇にとってどうなんでしょうね。
別にもう演劇って言わなくてもいいのか!な?