市原佐都子が劇作・演出を担い作品を上演するため2011年より活動開始。同年、処女作『虫』で第11回AAF戯曲賞受賞。その後コンスタントに公演を打ち続ける。2012年、アトリエ春風舎プロデュースvol.4『虫』上演。2013年、TPAM2013ショーケース参加作品『いのちのちQ』上演。同年「芸劇eyes番外編God Save the Queen」に招かれ短編作品『しーすーQ』上演。またフェスティバル/トーキョー2013公募プログラムに選出され『いのちのちQ』を発展させた『いのちのちQⅡ』を上演した。既存の価値観を踏み越えるフラットかつ冷酷な視点から作品を創作する。作品には動物や食べ物が多く登場する。ニンゲンの世の中の「形」に飼い馴らされきれない、そこからはみ出している、無理している存在が気になっている。扱っている事柄は時として痛さ気持ち悪さなどを持ち合わせるが、モノローグを基調とした斬新な言語感覚の台詞、役者の身体表現でそれらの未開の魅力を浮かび上がらせ、生命力として提示する。