【無事終演しました】荒川、神キラーチューン【ご来場ありがとうございました!】

ロ字ック（東京都）

公演に携わっているメンバー：9人

団体紹介

□字ック（ロジック）は主宰の山田佳奈がレコード会社のプロモーターを経て、2010年に立ち上げた劇団。２０代、３０代の男女の深層をリアルに描く『人間のナナメ読み』によるエッジの効いた戯曲と、ポップで疾走感ある演出が持ち味。

閉塞的な人間関係の中で紡ぎだされる等身大の女性の本音を深く迫る作品に、同年代の女性からの共感を得ており、Twitterなどのソーシャルネットワークでは公演期間中150ツイートもの感想が寄せられる。
また女優の美保純さんをはじめ、ミュージシャンやお笑い芸人など様々なジャンルからの支持も多く、小劇場演劇に足を運ぶ機会がなかった客層への広がりも見せている。

デリバリーヘルスを舞台に人間の生への欲求や期待、絶望や喪失などを描いた作品「タイトル、拒絶」では、サンモールスタジオの2013年最優秀演出賞を受賞し、2014年俳優座劇場にて外部公演の演出を手掛けることも決定。小さくではあるものの、着実に力をつけ始めた劇団です。

応募公演への意気込み

昨今、さまざまな事件がテレビニュースを賑わせています。不謹慎な表現ですが、わたしたちは被害者に深く同情するのと同時に、事件を面白がってしまいます。マスコミは、さらに騒ぎを大きくするように事件をセンセーショナルに扱います。残念ながらそれが人間です。

しかしながら、わたしたちは事件を通して何かを学ぶことができます。そして演劇は人々に「想像」をしてもらうことが可能な、「共感」の事件だとわたしたちは考えます。

□字ックの作品は、無味無臭の安全志向ではありません。
それは生身の人間を描きたいという思いと、他人事ではなく議論しながらも「登場人物の想い」と付き合ってほしいという願いからです。

今作「荒川、神キラーチューン」は【神になりすました女】をモチーフに、現代女性の「他人事ではない」心の危さを描き、約２週間に渡るロングラン公演を実施します。作品を「目撃」してもらうことで、社会のあり方を考えることができる作品として創作します。

将来のビジョン

2013年は、ガールズユニット「HAPPY BIRTHDAY」と東京・大阪1500人キャパのライブハウスでライブコラボレーションを行ったり、音楽界の『夏フェス』ならぬ小劇場界の『鬼フェス』を主宰し、全団体の総合プロデュースを行うなど、幅広い分野で活動して参りました。

2015年、□字ックは５周年を迎えます。

そのため、足がかりになるべく2014年は、上半期は「荒川、神キラーチューン」、下半期は本多グループ新劇場B1に本公演を移し、新境地にて更なる強固な作品づくりを行うとともに、作品・動員・将来性、どれをとっても《信頼の劇団》へと進化して参ります。

具体的な今後のビジョンとしては3年内に400人規模の大劇場への進出を考えており、現在企画を制作中です。また、演劇だけにとどまらず、昨年同様さまざまなエンターテイメント的な企みを東京圏外へも仕掛けていく予定です。