パンゲア【アンケート即日公開】

劇団バッコスの祭（東京都）

公演に携わっているメンバー：9人

団体紹介

アンネの日記、新撰組、ガリレオ・ガリレイ等、歴史上のネタを独特な切り口で大胆に再構成し、現代の真理を描く。
メッセージ性を重視しつつも割とコミカル。

2012年に観客動員数1000人を突破。

豊島区の主催する池袋演劇祭においては、「大賞」（50団体中1位）を含む5連続受賞を達成している。

物語性重視の王道志向ではあるが、決してマイルドではなく「考えさせる」作風であることをより正確に表現する為、2014年からスローガンを「最高のスタンダード」から「屈折のスタンダード」に変更した。

応募公演への意気込み

座席数100以上の劇場で役者を大勢使う「本公演」に対し、小さな空間と少数の役者で作る「規格外企画公演」第1弾です。
本公演の慣習にとらわれることなく、自由な発想で、舞台芸術の可能性を探ります。

本作のテーマは「地球の歴史」です。
大陸移動説を唱えた学者アルフレッド＝ウェゲナーとその助手の対話を軸に、ユーラシア・アフリカ・北米・南米・オーストラリア・南極の六大陸をそれぞれ一人ずつの役者が演じ、「躍動感あふれる箱庭」を創成します。

観劇環境はワンドリンク付きで二面舞台（の予定）です。
「人間ドラマのある科学博物館」を座ったまま楽しめるような感覚を目指します。

将来のビジョン

映画の登場から100年以上が過ぎ、娯楽は今や飽和状態に達しています。
その中で「物語性」は、90年代頃まで発達してきましたが、近頃は衰退の一途を辿っているように感じられます。
とっつきやすさ・わかりやすさが求められ続けた結果、受け手が「考えること」を徐々に放棄しつつあるのです。
映画やテレビが大衆のニーズに合わせるのに対し、演劇は大衆を啓蒙する役割を担っていると私たちは考えます。

池袋演劇祭では一般審査員の投票によって賞が決まります。
その中で「大賞」を取ったことで、大衆に愛されることは既に証明されています。
今後も、愛されながら、啓蒙の要素をするりと滑り込ませていくつもりです。

今年9月、あうるすぽっとで大賞受賞記念公演を行います。
この機会に知名度を一層高めつつ、広い空間を使いこなす技術を身につけ、より規模の大きな公演を打つ為の足がかりとします。