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マトリョーシカ、その用法
ハイバネカナタ(東京都)
公演に携わっているメンバー:7人
- 団体紹介
- 2005年、サモ・アリナンズワークショップを卒業した服部紘二と小島ゆきこを中心に旗揚げ。自由度の高い日常会話と、詩的な台詞の両方を駆使して物語を手繰り寄せ、身体性や人間力をもって表現する事で、舞台をよりエネルギーの高い励起 -レイキ- 状態へ引き上げる。様々な事から解放されるその舞台は、「人の、とある真実」を描く事を志向している。
早稲田大学理工学部出身の脚本家・演出家の服部が描く世界はどこかコミカルで、それでいて、カタルシスがあるのが特徴。
現在は服部紘二・小島ゆきこ・神谷亜美の3名が所属。
2005年、「月の裏側、絵空事」にて佐藤佐吉賞「優秀舞台美術賞」「優秀音響賞」受賞
2013年、「獏、降る」にて第十九回新人戯曲賞優秀賞受賞
- 応募公演への意気込み
- ハイバネカナタの公演は、劇場でのライブ感を意識した舞台になっています。常に新しい芸術が生まれ、それぞれに絵画鑑賞・音楽鑑賞などといった鑑賞方法がある中で、「演劇における鑑賞とは目・耳・肌で感じる唯一の芸術である」と捉え、五感を最大限刺激する舞台を創作する事を目指しています。
どういう事かと言うと、演劇とは今目の前で起きているパフォーマンスである事を再認識し、観客・役者共に劇場全体で今起きている事を一緒に楽しむという、演劇の原点回帰への挑戦をするという事です。
その上で今公演では、広げられるだけ広げた風呂敷を回収する重厚な物語を目の前で繰り広げる事によって、物語を“観る”というだけではなく“体感する”事へ昇華し、懐かしくも新しい演劇表現を作り上げていこうと考えています。
ハイバネカナタは前回の第十一回公演「獏、降る」にて日本劇作家協会より新人戯曲賞優秀賞を受賞しました。物語のクオリティの向上をさらに目指し、目標に向け加速していきます。
- 将来のビジョン
- 最近では劇場での演劇公演が特別な意味をもたなくなっており、様々な理由から劇場外での公演が増えてきております。しかし、演劇が劇場で公演を行う意味を忘れてはいけないと思っております。劇場で公演を行う事は当たり前ではなく、劇場でしかできない事はあるはずです。
ハイバネカナタは劇場での公演の他に、キッチャフェスと銘打ちバーや喫茶店での公演も行っています。それぞれの場所で上演される事の意味合いを考え、フィードバックをしています。
ハイバネカナタの公演を見て、「劇場でお芝居を見るのもやっぱり良いよね」「もっと大きな舞台で見たい」とお客様に期待して頂きそれに応えられる舞台を創作し続け、さらに大きな劇場への進出を図っていきたいと思っております。
また東京だけではなく、全国各都市での公演を目指しております。
公演に携わっているメンバー(7)