宝島

第0楽章（東京都）

公演に携わっているメンバー：7人

団体紹介

第０楽章は、劇作家・俳優であるグランドボノボ、演出家・俳優の柏木俊彦、俳優の今井美佐穂を中心に、映像作家：ホシノエイジ、フォトグラファー：koji ota、制作：有賀まどかを加えた6名で、東京を拠点に作品の製作・上演活動を行う劇団です。

「舞台芸術の探求と技術向上」「新しい才能との出会い、自立した（個の）オンリーワンの人材を目指す」「今の私たちと取り巻く世界との関係」を追求すべく活動。
多作を消費的に発表するのではなく、中長期的創作で作品発表を行い、豊かな毎日と舞台芸術普及を目的としています。
近年はメンバー各々、滞在制作やワークショップなど他地域での活動も積極的に参加しています。

2011年度 横浜SAAC「再演支援プロジェクト」リバイバル・チャレンジ＃5選出 （第０楽章）
日本演出者協会主催「若手演出家コンクール2011」優秀賞受賞 （柏木俊彦）
「京都舞台芸術協会プロデュース公演2012」演出家コンペディション選出 （柏木俊彦）

応募公演への意気込み

角ひろみ（「第４回近松門左衛門賞」受賞）新作書き下ろし。

第０楽章では、『あくびと風の威力』（作：角ひろみ）を2010年に初演、2011年度横浜SAAC「再演支援プロジェクト」リバイバル・チャレンジ＃5にて再演を行い、地域で活躍する作家の戯曲を東京・横浜と首都圏２箇所で上演を果たす。今回は第2弾として企画。

同団体の柏木俊彦が演出、俳優にグランドボノボ、今井美佐穂、ほか10名の出演者を加え、ワークショップから本稽古と総稽古期間8カ月の中長期的制作で臨み、豊かな舞台芸術目指す。

角ひろみ作品の特徴は、いくら突飛な状況においても自分の立ち位置を忘れない。
生きづらさ、そして社会・世界の中の私たち。いかに生きていくのか。
「そこにいること」「即興的感覚」の中、「今の自分と向き合い、現実とつながる」をテーマに強固なドラマを展開したい。少しだけ勇気と得られる力を信じて

将来のビジョン

近年、メンバー個々の活動が少しずつ芽吹き始めました。
他地域での活動も増え、連携も生まれてきました。
直近の目標としては他地域での上演を考えております。

しかし、その土地の文化、舞台芸術や創作においての意識を捉えずに上演を行っても、第０楽章が望む成果は得られないと感じております。
愚直に、相互に「つながり」を実感できる交流を軸に、今後も他地域団体への参加、第０楽章主催・各々のワークショップを通じた地域アーティストやそこに暮らす方々との交流を重ね、上演活動に展開していきたいと考えております。
ゆくゆくは海を越えた国々でも同様な活動を望んでおります。

メンバー各々の勇気と試練を伴った小さな一歩が、第０楽章と関わる方々に少しずつでも還元され、たくさんの幸せが生まれてくる集団を目指したいと考えております。
そして、第０楽章としての目的を忘れず、じっくりと丁寧な創作活動を続けて行きたいと考えております。