最終審査に残った10組のご紹介
「CoRich舞台芸術まつり!2011春」の最終審査に残った10組をご紹介します!(上演順)
エビス駅前バーは音楽プロダクションが経営するライブバーです。
「エンターテインメントは誰でも享受できる権利である」という意識の下、企画に係わった人々(お客様含め)の「演劇だからやらない、劇場だからやれない」という小劇場の意識改革のきっかけになるためにプロデュース公演を行っています。
本公演は小劇場初と言われた「手話通訳」を始め、「託児サービス」「レイトショー」も好評頂き、「託児」を利用したお客様が次回は提供する側を希望するなど小さな波紋は広がり始めています。
また震災の影響により千秋楽含め2日間5ステージ中止を余儀なくされましたが、1週間後には振替公演を敢行するなど、小屋主催ゆえのフットワークの軽さも特徴と呼べるかもしれません。
はじめまして、カムヰヤッセンと申します。
2008年に旗揚げ、現在6名で活動しています。
作品は、ストレート、王道を自負しています。人と人はつながることができるのか、またなぜつながろうとするのか、に毎回焦点を当てたドラマ性の高い作品を提供しています。
どうぞこの機会にお見知りいただけると幸いです。
1998年、主宰・楢原拓を中心として早稲田大学演劇研究会を母体に結成。
阪神大震災・オウム・酒鬼薔薇など、'90年代後半の世紀末的世相を背景に、旗揚げ当初から時事ネタや社会問題を毒々しく笑い飛ばすユニークな作品を数多く発表。
近年は、シュールな構成劇からウェルメイドな群像喜劇へとその作風を変化させつつも、茶化しながら世相をチクリとえぐる風刺と批評の精神は健在で、シリアスな題材を笑いへと転化して描くそのユニークなスタイルは「ふざけた社会派」として異彩を放っている。
今回の最終審査作品『ネズミ狩り』は、2008年の初演時に佐藤佐吉賞「最優秀脚本賞」を受賞している。
テノヒラサイズは
舞台には豪華なセットもなく、
衣装も揃いのツナギを着ているだけという、
演技とストーリーと演出だけしかない舞台で
勝負してきました。
大阪人の集まりという劇団の性格上、
笑いがないと不安になるという消極的理由から
基本的にはコメディですが、
あまりジャンルにとらわれず
テノヒラサイズ的演劇の道を
広く長く模索していきたいと考えています。
結成わずか2年、
東京初進出で、2010年池袋演劇祭優秀賞受賞。
これからも大阪、東京で公演を行なっていきます。
テノヒラサイズの
新感覚パフォーマンスコメディにご期待ください!
ゲキバカは「演劇観賞に縁遠い人にも演劇を楽しんでもらう」を最大のテーマとして、とにかく多くの方に気軽に楽しんでいただけることを目指して、作品を作っています。
「男ばかり」で「暑苦しそう」だといわれますが、自分たちでは「熱い魂のクールな芝居」をやっているつもりです。
公演の際には、是非、劇場に足をお運びください。どうぞ、よろしくお願いします。
代表米山和仁が、愛知県立芸術大学の学生を中心に旗揚げ。
ケレンミがありながら、熱い人間讃歌をぎっしりと詰め込んだ、痛快で壮快な正統派エンターテインメント作品を作り続ける。
主要メンバーは宣伝マン、イラストレーター、声楽家、映像作家など、芸術畑集団。
1996年結成。2001年より桑原裕子が作・演出を担当。
緻密なプロットと台詞、絶妙なキャストのアンサンブルで見せるという、敢えて奇をてらわないウェルメイドな手法にこだわり、日常を生きる人たちの日常的・根源的な感情を描き出す。
また「日常と地続きの別世界」をキーワードにし、物語が現実にすり寄りすぎず、演劇ならではのほどよい非日常感を愉しめる娯楽要素の高い作品作りを目指している。
年間1~2本の劇場公演のほか、リーディング公演「朗読の夜シリーズ」をはじめ、野外公演や企画公演など様々な形態の作品を、プラネタリウムやギャラリー、遊園地など劇場を問わず様々な場所で上演。
1989年、大阪芸術大学映像学科を卒業した脚本・演出を務める青木秀樹を中心に大阪にて結成。
90年代~00年代初期にかけては「トランス・ナンセンス・バイオレンス」をテーマに、ノイジーな音響・照明、鉄やジャンクを使用した美術、過激な衣裳などを駆使し、アート性の高いパフォーマンス色の強い舞台を制作する。
近年は、積み上げて来た独自のスタイルを基盤としつつ、ポップさを前面に押し出した、コメディ色の強い作品を制作。
確かな毒を流しつつもそれをさらけ出さず、あくまで娯楽作品に仕上げる作風で、他のどのエンターテインメントでも得られない毒と笑いの絶妙なバランスには麻薬的魅力がある。
2006年本拠地を東京へ移動。
東京・大阪での2都市公演を中心に活動を続ける。
2000年、脚本・演出の古川貴義を中心に旗揚げ。何気ないコミュニケーションの中に顕れる、人間であるがゆえの、日本人であるがゆえのどうしようもない可笑しみや哀しみを、丹念に描き出している。人々が日常的に味わっている感覚を、一歩引いたところから俯瞰して抽出し、作品化。観劇後の日常が、少しばかり違った見え方をすること、すなわちお客様の日常に侵食すること。これが至福であり絶対。現在の構成員は、脚本・演出:古川貴義、役者:小野哲史、須貝英、爺隠才蔵、片桐はづき、井上裕朗、山内翔(休団中)の計7名。
2011.3.11、日常は一変してしまった。しかしそれを受け止めるべき日本人の本質は、やはり変わっていない。ただでさえディスコミュニケーションに溢れていたのに、それがより強大な力を持って全国を席巻している。そんな中、社会と、日本人と地続きの作品を発信すべく邁進中。
05年旗揚げ。福岡を拠点に年2回ペースの本公演、他都市での演劇祭参加、カフェイベントへの参加・主催などフットワーク軽く活動する。
脚本・演出の川口大樹による"ある一定の状況下でもがく登場人物の葛藤やフラストレーションをあくまでもポップに描き、笑いに昇華させたシチュエーションコメディ"は九州戯曲賞において2年連続で最終選考に選ばれるなど高い評価を得ている。また、11年2月の「ひとんちで騒ぐな」では初の東京公演にも関わらず超満員の450名を動員するなど、九州のみならず全国から注目を集めている。