このままでそのままであのままでかみさま

このままでそのままであのままでかみさま

COLLOL(東京都)

公演に携わっているメンバー:6人

団体紹介
海外および国内各地のさまざまな階層の方々に、
「じぶんじしんであること」をとりもどすための演劇を届けてゆきます。
その第一歩として、
3月初め、東京芸術見本市2010のブース・プレゼンテーションに参加します!
(3/2~4 池袋・東京芸術劇場にて)

それにともない、
d'UOMO ex machina + COLLOLの合同公演として、
3月2日(火)〜5日(金)には、TPAMショーケース参加作品として
『«in solitudine secum loqui...» sive de Libro Iob Veteris Testamenti』
を発表。
鋭敏な身体感覚と古典戯曲の執拗な読解を前提として、
「明日まで生きのびるための演劇」をつくること、を共通の課題とする
2団体の合同公演です。
日本語解説するなら、
『旧約書のヨブ記から着想を得た1時間、あるいは、孤独こそ対話』

«in solitudine secum loqui»はCiceroのDe Officiisの
第3巻冒頭段落中にある表現で、「secum」は心の中の公共性とのという意味です。
「『わたし』とはなんなのか、」この大きな問いに立ち向かうべく、
演劇というツールで闘います。
応募公演への意気込み
今回は、旧約聖書の『ヨブ記』、ヨブさんのおはなしです。
あなたと、いっしょに、いても、こどく、
ということについて、
演劇にしようと思います。

信仰も、知恵も、
あたしたちの明日には
いらないとおもうの
Believe who? Know what?
For me and for you to live
things are not so important.

『このままでそのままであのままでかみさま』というタイトルを
英訳してもらったら、
"As I am, as you are and as they are, we already are a god."
ということばに変換されました。
わたしでも、あなたでも、あのひとたちでも、
あたしたちはいつでもかみさま

舞台藝術という方式でしか得られない、
あなたの、生きている、快楽を、
あなたに、しみこむように、つたえたい。
観客席の、あなたに。

「東京」という都市で働く女性たちから吐き出される、
欲望、怒り、愛情、孤独などを戯曲としながら、
「(私が(あなたが))あしたまでいきのびるための演劇」を。
将来のビジョン
2008年にリーディング作品として平均年齢29.9歳の5名の女優により上演し、
好評をおさめた、田口アヤコによる現代口語新訳『メデイア』を、
より困難で複雑になった日本の社会情勢を見据え、2010年版として再上演。
日本語及び日本人の身体の持つ、軽さ、あいまいさ、繊細さの3点を抽出し、
「東京の、オトナ女子のための、王道かつ前衛演劇」を作りつづけてきた経緯から、
女性のみを出演者とし、「カワイイ/コワイ」の間にあるものを精密に演出する。
出演者は25名程度、小劇場としては大規模な編成を予定。

現代の幽玄、日常に潜むかすかなもの、恐怖、穴、
脆弱でもろい、感情、身体、性、生、私的で詩的で死的な時間。

エウリピデスの書いた、膨大な量の台詞を、
シーンの繰り返しや重複、時間軸の逆進行、等を含め再構成。
私たちが「思い出そうとしている話」だととらえ、
現代においても脈々と流れている「結婚」という言葉の持つ、
まったく個人的な、個と個の契約、「約束」という名の呪いについて考察する。

「誰もわたしのことを見てくれなかったらどうしよう」
「あなたにとってあたしはなんなの」

きみはかわいい、きみはうつくしい、きみは弱い、きみは偽善的である、きみは無邪気である、きみは狡猾である、きみは柔和である、きみはきよらかである、きみはよこしまである、きみはみにくくある。
(『いとしい』川上弘美著より)

公演に携わっているメンバー(6)

late4

ほい
吾妻由日

おねがいかみさま?
やっぴー

まよえるこやぎに愛の手を・・・?
かく

研究という観点から演出を共同でやってます。 今回は草刈りはしないですみそうです。コンクリート壁の劇場空間における草刈り的なポジションを模索中。
インベスター俳優・瞬
役者・俳優 その他(投資家)

出演…だと!?
taguchiayako
役者・俳優 演出

劇作、演出、出演、です。 もちろんですが、まだみぬ地平へ

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